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性格の問題?落ち着かない子犬を落ち着かせるしつけ方法

♦子犬のしつけ
この記事は約8分で読めます。

子犬の頃はとにかくやんちゃで、うちの子はどうしてこんなに落ち着かないのだろうと困ってしまうこともありますよね。

元気なのはいいけれど、しょっちゅう走り回るし、すばしっこくて遊び方も激しくて、追いかけるのも一苦労です。

そんな時はもう少し落ち着かせるしつけをしてあげるとよいですよ。

今回は、落ち着かない子犬を落ち着かせるしつけについて情報共有したいと思います。

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子犬であるがゆえに落ち着かない

「落ち着かない」にもいくつかのパターンがあり、それぞれに理由があります。

 

~「落ち着かない」パターン~

  • いつまでも走り回って遊んでいて落ち着かない
  • 普段からの動作のひとつひとつが落ち着かない
  • うろうろしていて落ち着かない

 

飼い主さんが「落ち着かない」と感じるパターンはいろいろです。

一番考えられる理由としては、子犬の時期というのはエネルギーをもっとも発散させる時期であるということです。

今はただエネルギーが有り余っていて、子犬は何かしたくてたまらないのです。

それで落ち着かないというのなら、それは子犬のごく自然な姿です。

子犬の頃には好奇心も旺盛なので何でも興味を示し、部屋中を探検したり、何か動くものを見つけたら追いかけてみたり、全力で部屋中を走ったり。

起きている時はとにかくじっとしていないでしょう。

この時期の子犬には、余ったエネルギーを十分発散させてやる必要があります。

でも、対応を間違ってしまえば、飼い主さんの目にはますます落ち着かないように映るかもしれませんね。

例えば、飼い主さんは落ち着かせるつもりで、ちょっと大声で叱ったりするとします。

でもそれは子犬から見ると、飼い主さんも遊びに参加してくれているという勘違いを招きます。

なので嬉しくて、もっとテンションが高くなるかもしれません。

また、捕まえようと思って走り回っている子犬を追いかけたりすると、それは追いかけっこして遊んでいることになってしまうでしょう。

その子犬は、日々の運動量が少し不足気味でエネルギーの発散が十分ではないのかもしれません。

 

反対に、飼い主さんが子犬を構いすぎて、興奮させてしまっているのかもしれません。

子犬には十分な休息と睡眠時間も必要なのです。

四六時中誰かに構われていて落ち着いた睡眠がゆっくり取れない環境だと、成長にも影響するので改善してあげないといけません。

睡眠と遊びのメリハリがない環境だと、精神的に落ち着いた犬に育ちにくいとも言われます。

飼い主さんの対応が、子犬の成長に影響するところは大きいのです。

 

  • 構いすぎる、構わなすぎるという偏った対応
  • いつも大声で追いかけまわす
  • しょっちゅう怒鳴ったりする

 

飼い主さんが不安定で落ち着かない対応をしていると、子犬も敏感にその雰囲気を感じ取ります。

飼い主さんの影響を受けて、神経質になってしまうのです。

適切なしつけがされないと、子犬は人との暮らしの中でどのようにふるまうことが良いのか、覚えることができません。

何も教えられなければ、本能に従って行動するのは、犬としては当たり前のことです。

その結果、人間から見て望ましくないことをしてしまいます。

そして意味もわからず叱られるという悪循環に陥って、子犬は不安で落ち着かなくなってしまいます。

人間との生活の中で、どのように行動すればよいかを教える=しつけをするというのは、子犬を落ち着かせる為にも必要なことなのです。

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落ち着かないのは要注意のサインかもしれない

子犬の落ち着かないその行動には、大きな不安やストレス、または病気が隠れていることも考えられます。

犬が緊張した状態や不安な状態の時、自分を落ち着かせるため、あるいは相手を落ち着かせるために見せるカーミングシグナルというしぐさがあります。

 

《カーミングシグナルの例》

  • あくびを何回もする
  • 背中を向ける
  • 横を向く
  • 目線をそらしたり目を細める
  • 顔をそむける
  • 舌をペロペロ出す
  • しきりに体を舐める
  • 瞬きを何度もする

あくびなどは、普通は単純に眠いのだろうと解釈されがちですが、意味を持つサインかもしれません。

カーミングシグナルを出しているような時は、ストレスや不安が生じていて、それを自分で和らげようとしている状態であると考えられます。

 

 

カーミングシグナルを出す時は、自分にも相手にも、一生懸命「落ち着こうよ」と言い聞かせながら、その場のバランスを図ろうとしている時です。

そのようなしぐさがあり落ち着かない様子ならば、何かストレスがかかっているかもしれません。

ストレスを見つけ出し、解決して子犬の環境を整えてあげるようにして下さい。

 

落ち着かないのは体の具合が悪い時ということもあります。

目的もなくうろうろと歩き回る、尻尾が下がっていて様子がおかしいなどの場合は、体調が悪いのかもしれません。

てんかん発作の前兆などもそのような形で表れることもありますので、注意して観察して下さい。

 

子犬を落ち着かせるしつけの方法

ストレスや病気などによるものではなく、心身は健康で単にやんちゃなだけ、そんな落ち着かない子犬は、遊びで十分にエネルギーを発散させると同時に、落ち着かせるしつけもしていきましょう。

フォーマットトレーニングで、子犬に、行動を初期化できる基本の動作のしつけをしてあげて下さい。

「アイコンタクト」「おすわり」「待て」などが基本動作で重要なものです。

このようなしつけができていると、指示によって行動をリセットし、コントロールができるようになります。

落ち着かない子犬をクールダウンさせ、とっさの危険から守れるようになります。

 

 

「ハウス」のしつけでは、自分のくつろげる場所を子犬が認識できるようになります。

落ち着かない時は、そこで過ごすように指示して落ち着かせることができます。

 

 

しつけは、その動作を覚えたら終わりではありません。

日常の中に繰り返しその動作を組み込んで、継続して復習することが大事です。

どう振舞うべきかを教え、不安をなくしてあげて下さい。

それによって落ち着かせることができるようになります。

しつけ教室などでは、アドバイスがその場で得られますので、このようなものを利用するのも便利ですよ。

 

 

 

元気が有り余っている体力のある子犬だったら、それを十分に発散させる目的で、基本動作のしつけと共にアジリティなどにも取り組んでみるのもよいですね。

アジリティは、障害物競争のような犬のスポーツで競技会などもあります。

でも特別に競技会を目指さなくても、飼い主さんもアクティブな人でしたら子犬と一緒に楽しめる趣味として取り組んでも面白いのではないでしょうか。

このような取り組みは、遊びと普段の生活のメリハリを作るのに効果的で、子犬の性格を落ち着かせるのにも良いようです。

 

子犬がすぐ人に飛びついて来て落ち着かない場合などは、飛びついて来た時に人の方がそれとなく体の向きを変えてかわすという習慣を付けていきましょう。

飛びつく癖がおさまるまで、人の方が反応せずに静かに無視するという形で対応していくのです。

また、外に出ると刺激が多く、人や犬などの対象に対して興奮しがちになります。

それで落ち着かなくなった時は、そっと視界を塞ぐように抱いてあげると落ち着かせる効果があるようです。

いきなり抱きかかえたり、押さえつけるように覆いかぶさると、かえって驚かせて不安にさせてしまいます。

正面からゆっくりと抱くようにして、落ち着かなくなる対象が見えないように視界を隠してあげましょう。

不安で落ち着かない犬に対して、前述の「カーミングシグナル」を人間がしてみせるのも効果があるという面白い話もあります。

あくびをしてみせる、顔を少しそむけてみせるなどのようなことです。

一度、お試ししてみても良いかもしれませんね。

 

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 まとめ

落ち着かない子犬を落ち着かせる為には、まず飼い主さんが落ち着いて、一貫した態度で接することが結構重要です。

犬は飼い主に似る、とよく言われますが、子犬はいつも飼い主さんのことを見ていて家の中の雰囲気を感じているものなのです。

子犬が不安なく落ち着いた犬に成長する為には、その環境も落ち着いたものである必要があります。

そして、場面によって落ち着きがないのか、いつも落ち着きがないのか、その中身をきちんと見極めてあげることが大事です。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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