興奮して吠える子犬のしつけ 有効な5つの対処法

子犬は何かと落ち着きがないもので、興奮してしまうと静かにさせるのも困難だったり、興奮して無駄吠えするのをなかなかやめさせられなかったりします。

興奮した子犬を落ち着かせるいい方法はあるでしょうか?

今回は、興奮して吠える子犬にどのようなしつけをするとよいかご説明します。

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本当は無駄ではない?興奮した子犬の無駄吠え

子犬の行為は問題行動などなく全て自然なものです。問題とされるのは人間側の都合による、と言い換えても良いのです。

【しつけの開始時期について】

子犬が来たら教えたい!しつけはいつから始められる?

子犬が興奮して吠えることについても例外ではなく、子犬には吠える理由があるから吠えています。決して無駄なことはなく、「無駄吠え」という表現はあくまでも人間にとっての無駄という意味だと言えるでしょう。

しかし、たとえそうであっても、人間とうまく共存して行く為にはやはり人間がコントロールできる状態でなければならないので、その為のしつけが必要となってきます。

興奮状態を放置すると、興奮して吠えることが騒音として近隣トラブルに繋がるかもしれませんし、興奮がエスカレートして噛むという事故が起こる可能性もあります。

興奮して吠えることが深刻な問題行動となってしまい声帯切除術を施されている犬もいます。

人間の社会で共存して行く為のひとつの手段としてそういうこともあるのかもしれませんが、健康な声帯を犬から取りあげてしまうことはやはり悲しいことであり、安易に選択できる方法ととらえないで欲しいと思います。

一方、その手術を病院に断られてもう手に追えないと思いつめた飼い主さんが、興奮して吠える犬を保健所に持ち込んだ話もあります。

そのような問題に発展させない為にも、まずは子犬が興奮する理由を知らなくてはいけません。

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子犬が興奮する理由となるもの

子犬の中にも比較的落ち着きのあるおとなしい子もいれば、大人になってもテンションが高めで興奮しやすい子もいて、元々持って生まれた素質とか性格とかいうこともあります。

また、興奮するような場面が普段から多ければそのような面が強化された犬に育ちやすく、そういうことが少ない環境にいれば比較的静かな犬に育つという、環境に影響される部分も多いのです。

子犬が興奮する理由にはどのようなものがあるかというと、

  • 何かを要求する、アピールしたい思い
  • 訪問者や飼い主への期待や喜び
  • 欲求不満から起こるストレス
  • 見知らぬものやトラウマに対する警戒や恐怖(音に対する反応など)
  • テリトリーを守ろうとする本能

このようなことが考えられます。そして、一旦興奮して吠えが始まったりするとなかなか止まらないことも多いのです。

子犬が興奮している時の対処法

例えば訪問者のドアチャイムが鳴ると、興奮して吠える場面などを想像すればわかりやすいかもしれません。

あるいは、飼い主さんが帰って来た時などは、嬉しさのあまりはしゃいでテンションがあがり、走り回って止められなくなっているような場面です。

後者などは一見可愛い行動でこちらも嬉しくなるのですが、突発的な行動が多いと特に屋外などでは事故に繋がることもあるので、安全の為にも飼い主さんが止められるようにしつけをしていた方が望ましいです。

子犬の興奮を止めるしつけとはどのようなものかを次に挙げてみます。

原因の除去

まず、子犬が何によって興奮しやすいのかその原因を探ってみて下さい。

たとえば、子犬にとって何か恐怖に繋がる音や景色、目に見える対象があるために、その恐怖が興奮を煽り、激しく吠えるなどの行為に結びついているのかもしれません。

もしその原因が目の前から取り除けるようなものであれば、子犬の前から遮断したり、または距離を置いて遠ざけるなどしてその環境を変えるだけでも興奮を鎮めることができます。

安心させる

テリトリー意識は生後5ヶ月くらいから芽生え始めますが、その頃から侵入者に対する警戒心を持つようになり、外からの侵入者に気づくと興奮し、警戒吠えという行動をしている、まさに番犬と言われるような、人や外の気配に反応して興奮しているということも考えられます。

【テリトリーについて】

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もしも子犬にとって、ハウスなどの落ち着ける隠れ家のような場所がない場合などは、家という広範囲のテリトリーを全て守ろうとして、家のあちこちに外部から入る刺激の気配にパニックになっていることもあります。

このような状況が考えられる時は、子犬が安心できる場所を確保して、そこに誘導できるようなしつけが必要です。

そして、飼い主さんはいつでも落ち着いて対応するということもとても大事です。

訪問者のチャイムなどには飼い主さんも慌ただしく反応しがちですが、その雰囲気は子犬も感じ取ることができ、それによって興奮を煽られている場合があります。

また、飼い主さんが子犬を落ち着かせるために慌てて捕まえようと追いかけたり、大声で何か合図したりすると、それもその場を盛り上げてしまう要素になってしまい、かえって逆効果になります。

飼い主さんは静かなトーンでいつもと変わりない態度を示し、毅然として安心させるように接してあげて下さい。

無視

子犬がどんなに興奮していても飼い主さんは態度を変えず、動じることなく無視をする、というしつけの方法で、これは安心させるためと同じ対応ということになります。

子犬が興奮して吠えるのが度重なり、要求吠えなどと思われる好ましくない行動の場合は、飼い主さんは無関心を装って一切かまわないようにすることが効果的です。

飼い主さんから無視されることは、好ましくない行動をすると飼い主さんは関心を向けてくれないということを表し、子犬にとって嬉しいことではないのだということを学習させるしつけです。

興奮している子犬に向かって飼い主さんがかぶせるように何か言うことは、もっと興奮させてしまう可能性があります。

わざと無視して興奮がおさまるのを待ち静かになったらすかさず褒める、望ましくない興奮状態は無視するけど静かにしていられる時には褒める、というように対応することで、何がいけないことなのかをしつけます。

制止の指示

子犬を制止できるしつけができていると、興奮状態の時にとても役立ちます。

行動を制止(抑制)するしつけには「おすわり」「待て」「ふせ」そして「ハウス」などが含まれます。

この指示で決まった姿勢をとることができるようになれば、それまでの行動をリセットして落ち着かせる効果があり、このしつけが有効になっていれば、興奮状態から一旦クールダウンすることができます。

【「待て」のしつけについて】

上手に待てるかな?子犬にわかりやすい「待て」のしつけ

興奮の原因に報酬を関連付ける

未知の音や物に対して不安を感じて興奮したり吠えたりする子犬は、まだいろいろな経験がないことを表しているのです。

普段から少しずつたくさんの経験を積ませて慣らし、社会化させることが必要です。

そして、興奮の原因になっているものに対し興奮することなく過ごすことができたら、子犬にとって何か嬉しい物(報酬)に繋がるというようなしつけをします。

報酬の形のひとつは、飼い主さんからの無視と対極にあり子犬がもっとも得たいと思っている「飼い主の関心」です。

子犬が好ましくない興奮状態の時は無視をしますが、静かになったら褒めます。

興奮して吠えていて、吠え疲れたからでも何でもいいので吠えなくなった瞬間を見つけたらその時に「褒める」ということを繰り返すしつけをします。

報酬の形のもうひとつは、おやつという具体的なご褒美が理解させやすいと思います。

チャイムの音などの興奮を誘発する音や実際に外部からの訪問者を設定して練習をしてみましょう。

iPhoneなどで問題となる音を録音再生して、ごく小さくして聞かせその音に慣れさせます。

小さな音に反応することなくおとなしくしているだけでおやつをあげて下さい。

慣れるにつれてだんだん音を大きくしていき、反応しなければおやつをあげて音に慣らすしつけをします。

訪問者を設定する場合は、訪問者がドアを開けるという刺激に慣らしていきましょう。

設定はドアを開けると家族でも知らない人でも興奮するのなら、家族が練習台でかまいませんので、子犬が興奮するシチュエーションを作って練習してみるといいです。

最初はドアから距離を離しドアの向こうから声をかけるところから始め、少しずつ近づけていきます。

このような練習を繰り返し、興奮せず静かにしていればご褒美をあげて、子犬にとっていいことと関連付けてしつけてみましょう。しつけなのですが飼い主さんも楽しんで取り組んでみて下さい。

【音のしつけについて】

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まとめ

吠えることは一つのコミュニケーションでもあり、喋ることができない犬にとってはそれが自分の気持ちを飼い主さんに一生懸命伝える手段でもあります。

たとえ興奮してひどく吠えていたとしても、単純に無駄吠えと片付けずに、どうしてそんなに興奮するのかをまず考えてみてあげて下さい。

興奮しやすさは、ストレスが蓄積していて欲求不満であることもおおいに考えられますので、普段から子犬のストレスを解消し十分にコミュニケーションをとってあげることも忘れないようにしましょう。

しつけは犬も人間もストレスなく生きていくためには必要なことであり、それは全てその犬を受け入れた飼い主さんにかかっていると言えるでしょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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