『犬の十戒』~犬との約束~にGo!

子犬にハウスのしつけが必要な理由と方法について

♦子犬のしつけ
この記事は約6分で読めます。

子犬のしつけで「ハウス」をご存じですか?

自由にさせるつもりだからうちはハウスを覚えさせなくていい、という飼い主さんもたしかに多いです。

でも実は、ハウス=クレートトレーニングは重要なしつけです。

今回は子犬にハウスのしつけをする意味と方法について、ご説明したいと思います。

スポンサーリンク

ハウスは子犬に居場所を教えるだけではない

 

ハウスのしつけと言うと、子犬にケージやクレートなどの場所を教えて、そこに入るようにしつけることと思われがちです。

もちろん間違いはないのですが、もっと大きな意味があります。

 

ハウスのしつけは、子犬を決められた場所(ハウス)に移動するように指示ができる、指示するまではそこから動かないようにできるしつけです。

 

ハウスのしつけは、子犬の行動をコントロールすることに繋がります。

子犬を指定した場所で落ち着かせることができるようになるのが目的です。

スポンサーリンク

子犬も安心感を得られる

犬は本来、土を掘って作った「巣穴」という、周囲を囲まれた狭い空間の中で暮らしていた歴史があります。

すっぽりと中に入って外敵から身を隠し、雨風をしのぎながら過ごすその場所は、犬にとって安全と安心感この上ない場所です。

子犬も本能的に周囲を囲われた空間を好みます。

居場所を与えられ、そこで過ごすようにしつけされた子犬は、そこが自分のテリトリーという認識を持ち落ち着くことができます。

 

ところが、特に決められた場所もなくフリーで過ごしている子犬にとっては、家全体がテリトリーになります。

一見、自由なのですが、子犬にとって家全体はあまりにも広すぎるテリトリーです。

それでも子犬は自分のテリトリーを必死で守ろうとするようになります。

テリトリーに入ってくる侵入者を防ごうとして、懸命に番犬もします。

外に向けて吠えることや威嚇行動が見られることもあります。

犬の本能として、隅々まで守らなければならないので、いつも神経を研ぎ澄ませ、常にストレスがかかりがちです。

そのように落ち着かない環境は、子犬の性格形成にも影響します。

 

たとえ室内で自由にさせるのだとしても、固定された居場所=ハウスを決めてやることが子犬の為には必要なのです。

災害時など特に、同伴して避難する上では、犬の行動を落ち着かせることにお互いが慣れているだけでも、飼い主さんも犬もストレスが少なくてすむはずです。

災害の多い我が国では、これはとても大事なことです。

 

ハウスとは、子犬が落ち着ける居場所を覚えさせるしつけです。

ハウスのしつけは留守番の時にも犬を安心させることができます。

スポンサーリンク

ハウスのしつけの方法

しつけのポイント

子犬のハウスは、犬小屋、犬用ケージ、サークルで囲って作った部屋など、その家ごとに決めた、落ち着ける犬専用スペースでOKです。

子犬が自分のハウスと認識できる居場所を作れば良いです。

子犬を中に入れてそのまま運ぶこともできるクレートにも慣れさせておけば、動物病院への通院時や避難する時など、スムーズな移動ができて便利です。

 

【クレートの選び方】

  • 中でスムーズに方向転換できる
  • ふせの姿勢をした時に前足が外に出ずすっぽり収まる奥行がある
  • 子犬が立っている時に無理のない高さがある

 

↓クレートはこのように外側がプラスチックでできた頑丈なハードタイプのキャリーのことで、バリケンネルという呼び方もします。

 

広めのケージやサークルの中に、子犬がすっぽりと隠れることのできるクレートやドームベッドなどを個室として置いてやれば、より落ち着くことができると思います。

 

ハウスのしつけは、適度な運動をさせてエネルギーを発散させ、食事や排泄もすませて子犬が落ち着いてからおこなう方が効率が良いようです。

 

ハウスのしつけに使う指示の言葉は家族間で統一しておいて下さい。

「ハウス!」でかまわないですが、言葉が統一されていないと子犬が混乱してしまいます。

ハウスの中に誘導する

ハウスの中にフードやおやつを入れて、子犬を中に誘導します。

ハウスを出たり入ったりさせる誘導を3回くらい繰り返します。

 

次に、飼い主さんがフードやおやつを手に持ち、その手を子犬に見せながら追って来させてハウスに誘導します。

子犬の体が足の先まで全部ハウスに入った時点でフードやおやつを中であげて下さい。

すっぽりと中に入ることをためらわないようになるまで、やり直してみましょう。

子犬の警戒心がなくなるまで、無理をせずに最初の段階に戻って、中におやつを入れておく誘導方法からやり直し、慣らします。

ハウスの中で過ごせるようになる

警戒心がなくなり、体全部がハウスの中に入る事ができるようになったら、ハウス内でしばらくすごす段階へと進みます。

 

子犬がハウスに入っている時に、外からおやつやフードをどんどんあげて下さい。

ハウスの中にいると、食べ物がどんどん入って来る、ここはなんて良い場所なんだろう!とハウスの中を子犬のお気に入りにして下さい。

 

何度も繰り返し、中で過ごすことに慣れてきたらゆっくりハウスの扉を閉めてみます。

そして、扉の隙間などからおやつやフードをどんどん入れてあげましょう。

子犬が食べ終わるのを見計らい、食べ終わったらすぐに扉をあけてあげましょう。

繰り返すことで、ハウスの中に入り扉が閉まるとおやつがどんどんもらえるのだと期待するようになります。

 

扉を閉められることにも慣れて来たら、今度はその時間を少しずつ長くしてみます。

ごほうびをあげる間隔も少しずつ延ばし、ゆっくりにしてみます。

ごほうびを与える間隔が延びる=ハウスの中で扉がしまったまま過ごす時間を長くするのです。

 

子犬は、扉が閉まっても食べ終われば必ず出られるということを学習していくのですが、閉じ込められた状況に抵抗を示すこともあります。

鳴いたり、扉を爪で引っかくなど、扉が閉まることに抵抗する行動が見られたら、それ以上しつけを進めずに前の段階のしつけに戻って下さい。

 

【重要】

  • 子犬がハウスに警戒心を持たないようにする
  • 恐怖を与えない
  • そこが良い場所というプラスのイメージをインプットできる

 

スポンサーリンク

ハウスのしつけで不安にしない

ハウスに警戒心を持ち、中に入るのを怖がるようになると、ハウスのしつけはそれ以上進められません。

子犬が入りたがらないのに手で押し込むとか、引きずって入れるなどはしないようにして下さい。

無理強いは警戒心が増強するだけで、ハウスが子犬にとって楽しい場所ではなくなってしまいます。

 

悪いことをした罰でハウスに閉じ込めるというような使い方も絶対にいけません。

 

ハウスは、子犬にとって安全で安心できる居場所でなければならないのです。

 

子犬が安心して休める場所を作るためにも、ハウスのしつけ(クレートトレーニング)は子犬に必要なしつけです。

このしつけにより、子犬はクレートの中で落ち着いて待つことができるようになります。

ハウスの中で過ごしている時には、リラックスタイムにしてあげて下さい。

スポンサーリンク

 

まとめ

子犬のケージを撤去し、居場所を決めずに自由にさせている家もあるようです。

ハウスのしつけ(クレートトレーニング)は不要と考える飼い主さんも多いようですが、自分専用の場所は犬が落ち着いて暮らす為に必要なのです。

是非、子犬にハウスのしつけをしてあげて下さい。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

コメント

テキストのコピーはできません。