犬の食べ物に甘酸っぱいイチゴ!何個まで食べていいの?

甘さと酸味のバランスが絶妙で多くの人に愛されるイチゴ、ケーキにも欠かせません。

そのまま食べてもお菓子にしてもおいしい果物です。

犬は酸味が好きではないようですが、イチゴを好きな犬もいるようで、最近のイチゴはそれほど酸っぱくないので犬の食べ物にも大丈夫なのでしょうか?

今回は犬もイチゴ食べていいのかについて解説したいと思います。

イチゴの栄養素の中にはこんな成分が!

イチゴに含まれている栄養素には、ビタミンC、ビタミンB群、葉酸、カリウム、食物繊維(ペクチン)、鉄分などがあります。

イチゴに特徴的な栄養素では、ビタミンCが豊富なことで、100gあたり62g含まれています。

イチゴを5、6粒食べると、人間はそれで一日分のビタミンCが十分補える量です。

ビタミンCは抗酸化作用があり、免疫を高め、ストレスへの抵抗性を作ります。

また、美肌の為のビタミンとしても有名ですね。

イチゴには、他にも、抗酸化成分ポリフェノール(アントシアニン、エラグ酸)が含まれていて、視力の改善やがんの予防に効果があるとされています。

ペクチンは、水溶性食物繊維で、イチゴジャムにとろみがついてゼリーのように固まるあのとろみ成分のことです。

ペクチンは、腸内の善玉菌を増やすことでおなかの調子を整える効果や、血糖値の急激な上昇を防ぐなどの効果があります。

カリウムは、体内のナトリウムの代謝に関与して余分なナトリウムを体外に排出させ、むくみを予防します。

そして、イチゴには葉酸が100g中に90mgと豊富に含まれていて、この栄養素は、赤血球を作る時に欠かすことのできない栄養素です。

おいしくて、たくさんの栄養素が含まれているイチゴですが、犬の食べ物には一つだけ気になる成分があります。

イチゴには、甘味成分であるキシリトールという物質が、イチゴの乾燥重量100gの状態で362mgという量が含まれているのです。

キシリトールは、人間にとっては歯の健康を保つのに良い成分とされていて、ガムなどに多く使われています。

でも、犬にとっては食べていいのかについて問題があるようですので、次項でこの話をします。

イチゴは犬の食べ物には危険?

アメリカで、キシリトールは犬には危険な物質であるという記事が出されたことから、キシリトールの危険性が広く浸透するようになりました。

実際にキシリトール入りのガムを食べた犬が死亡するという事故があったようです。

犬がキシリトールを食べると、どのようなことが起こるのでしょうか?

犬がキシリトールを大量に食べると、血糖値を下げる働きをするインスリンというホルモンが大量に分泌されて急激な低血糖状態を引き起こします。

また肝機能異常から肝不全の状態に陥って、嘔吐、痙攣などを起こしながら最悪の場合はそのまま死に至ります。

キシリトールによるインスリンの分泌異常は人間には影響しないことがわかっていますが、犬の体内ではこのような中毒症状が起こります。

ただし、この中毒はキシリトールの量と関係していて、実際に誤食で亡くなった犬も原因となったものはキシリトールのガムだったようです。

犬にとって、中毒となりうるキシリトールの量は、体重1kあたり0,1g以上とされています。

もし5kgの体重の犬であれば0,5gのキシリトール、10kgの体重の犬であれば、1gのキシリトールを食べると危険ということですね。

ちなみに、キシリトールガムなどでは、一粒あたりに0,2g~1,37gという、ばらつきはあるものの結構な量のキシリトールが使われていて、犬の体重によっては誤食による中毒死の危険は十分にあると言えるのです。

ではイチゴの場合はどうかというと、これも362mgというと大量に感じますが、あくまでも乾燥重量での場合で、生のイチゴではもっと少なくなります。

生のイチゴはとてもみずみずしく、その果実の90%が水分です。

生のイチゴで換算した場合では100gあたりに40mgのキシリトールです。

体重1kgの犬にとっての中毒量(キシリトール0,1g=100mg)のイチゴとは、約250gのイチゴを食べた場合ということになります。

250gと言えばイチゴ1P弱くらいでしょうか?量はもちろん体重に比例します。

いくら犬がイチゴを好きだったとしても、現実的にはそれほどの量のイチゴを食べることは困難と考えられます。

つまり、常識の範囲内で、適量でさえあれば犬はイチゴを食べていいのです。

ただ、キシリトールの危険については飼い主さんが意識しておいて、そのような食べ物を犬が誤食することを防止しないといけないですね。

犬がイチゴを食べていい量は?

イチゴには、キシリトールの問題だけではなく、シュウ酸が含まれています。

これは、体内のカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムとなり、尿路系の結石の原因となる成分です。

ホウレン草やブロッコリー、キャベツなどにも含まれていて、茹でこぼすなどの調理の工夫で減らすことはできます。

しかしイチゴなどは基本的には生でそのまま食べさせるものなので、尿路系の結石治療中や、結石のできやすい体質の犬の場合は避けておいた方が無難でしょう。

【参考記事】

キャベツの栄養は覚えやすい!犬の食べ物にも使いやすい!

ブロッコリーは犬の食べ物で超人気!でもこんな注意点が!

また、イチゴはバラ科の植物ですが、バラ科のものはアレルギーも出やすいようです。

同じバラ科の果物に対してすでにアレルギーが分かっている場合は、イチゴもアレルギーが出る可能性がありますので、食べさせないようにして下さい。

桃やりんご、梨などが同じ仲間になります。

初めて食べさせる時には、アレルギー症状に注意して少量食べさせてから様子を見て、食べていいのかどうかを判断して下さい。

【参考記事】

りんごを犬の食べ物にする時に1日の量と効果的な食べさせ方

イチゴは、犬が食べていいのですが、このようなことからも、犬が好きであればおやつにたまに食べていいのであって、そんなに積極的に食べさせなくてもいい果物と言えそうです。

犬の食べ物として食べていいのは、目安量として体重3kgくらいの犬の場合で1日1個(10~15g)くらいが適量のようです。

カロリーは100gで33Kcalと、食べていい量から見るとあまり問題にはならないようです。

それから、ヘタの部分は消化の悪い部分ですので、犬の食べ物にする時は必ず取ってあげて下さい。

犬の可愛いイチゴのデザート

おいしそうなデザートを見つけましたのでご紹介してみます?

イチゴは、その甘いほんのりしたフレーバーをお菓子で味わうという楽しみ方もできる果物です。

こちらもミルクと2層になって可愛いイチゴのプリンのようで、お手頃価格です。

まとめ

イチゴは、豊富なビタミンCなどその栄養素はとても魅力的です。

犬は体内でビタミンCを生成できる為、食べ物として摂取する必要はないとされていましたが、ストレスや病気、高齢などが原因でビタミンCは多量に消費され、外から補給するということも無駄ではないと言われています。

犬の医療においても治療でビタミンCを使用することがあるそうです。

しかし、イチゴには同時に、犬の中毒物質となるキシリトールも含まれています。

キシリトールは加熱しても変わらないので、飼い主さんはこの物質のことはくれぐれも意識しておいて、キシリトールのお菓子などに気を付けて下さい。

現実的には、その中毒量をイチゴで食べるには無理な量で、イチゴも適量さえ守っていれば危険なことはなく、犬の食べ物にイチゴを食べていいのです。

犬の食べ物にする時はヘタを取り除いてと前述しましたが、洗う時はまだヘタを付けたままにしておいて下さい。ヘタを取ってから洗うと、そこから大事なビタミンCも流出してしまいますので、洗って食べさせる前に取るようにしましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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