どうすれば食べていい?犬の食べ物に大豆は要注意!

毎日、納豆を食べる習慣があるという人はどのくらいいるでしょうか?

大豆食品は私達の身近にあり、健康に良いこともよく知られています。最近は大豆を肉の代わりに使ってカロリーを抑えた料理というのもポピュラーになってきました。

日本の食卓で幅広く使われ浸透している大豆ですが、犬の食べ物にも良いものでしょうか?

今回は、犬も大豆を食べていいのかについて解説します。

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大豆が「畑の肉」と言われる理由

大豆はとても高タンパク質、しかも必須アミノ酸のバランスもよく良質であることが有名で「畑の肉」とも呼ばれたりします。

大豆の中のタンパク質の割合はなんと30%もあり、日本では昔から食べられてきた馴染みの深い食べ物ですね。

大豆の良さはタンパク質だけでなく、他の栄養素のバランスもとても良いです。

最近、大豆サポニンという物質が注目を浴びていますが、これは血液中のコレステロールを低下させるという作用があり、動脈硬化を予防しその結果、脳梗塞や心筋梗塞の予防になります。

大豆サポニンには強い抗酸化作用があり、肝機能を守る働きもあります。

また、腸内の善玉菌であるビフィズス菌の餌になるオリゴ糖も含まれ、腸内の環境を改善します。

大豆のイソフラボン、女性にはよく知られている物質ではないでしょうか?

イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするとされていて、更年期や骨粗しょう症、美肌に良いとされる物質です。

大豆に含まれている脂肪の8割は不飽和脂肪酸であり、コレステロールを含んでいません。必須脂肪酸のリノール酸やリノレン酸を豊富に含んでいます。

他にも、食物繊維、ビタミンB、カルシウム、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類・・・・様々な栄養素がバランスよく含まれていて、人間にとってはとても栄養価の高い食べ物なのです。

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でも危険な物質も含んでいる?

危険な物質、それは「生の大豆」に含まれる成分にあります。

生の大豆には、トリプシンインヒビターというちょっと覚えにくい名前の物質が含まれています。これが、体内に取り込まれたタンパク質を分解する酵素トリプシンの作用を阻害します。

トリプシンは膵臓で生産されますが、この物質がトリプシンと結合して働きを阻害することにより、トリプシンの働きが悪くなります。それをカバーする為にトリプシンは分泌過剰となり、結果、生産元の膵臓の肥大を引き起こします。

ちょっとややこしい話になりますが、この物質は消化を阻害し膵臓に負担をかけるという困った作用があるのです。

しかしこのトリプシンインヒビターは熱に弱く、50℃以上の加熱でその働きがなくなります。なので、普段食べるような大豆加工品である、味噌や納豆、豆腐、そして節分の時の炒った大豆など、加熱してある大豆にはこのような心配はないとされます。

食べていいのはあくまでも加熱した大豆ということですので、犬の食べ物に考える時も生の大豆は必ず除外して下さい。

大豆アレルギーの問題

アレルギーとは別に、先天的に大豆不耐性(大豆を消化する酵素を持たない)犬種という存在があることを知っておいて下さい。

シベリアンハスキー、アイリッシュセッター、シャーペイなどがそれに該当するとのこと。(ソースはこちらhttp://hon.ink/isbn4893320452/で要約されている。獣医師が書かれた本であるように思われます)

食物不耐性の症状は、アレルギーと似ている為に見分けがつかないことが多いようですが、その食べ物を消化することは不可能なので食べさせない、という対応方法しかありません。それを知らずに食べていいと思って食べさせていると、そのことによっての不調が出て来る原因となりますので、その犬種の飼い主さんはご注意下さい。

そうでなくとも、犬には大豆のアレルギーが多いということを聞いたことはないでしょうか?

元々、その食べ物に対してアレルギーを持っている場合もありますが、同じ食べ物を長期間、過剰に食べ続けた結果、アレルギーが発症するということがあります。

犬のフードには何が入っているか、包装に書かれてある成分表示をご覧になったことがあると思いますが、市販されているいろいろなフードの原材料に、結構、大豆が食材として使用されていることがわかると思います。

もちろん全てではなく、大豆が入っていないフードもたくさんあります。

ドライフードによってはカロリーの調整の為に大豆の搾りかすなども全て混ぜ込まれて作られていることがあり、長期に渡って食べ続けることでアレルギーを発症する場合もあるようです。

【ドライフードとアレルギーの関係について】

?犬のアレルギー症状とフードの関係・材料と安全性について

?犬のフードとアレルギー 外国産・国産の特徴とおすすめ5点

これも全て大豆食品・ところで犬は大豆を食べていい?

生の大豆の毒性や、アレルギーや食物不耐性の問題について書いて来ました。

結論として犬は大豆を食べていいのか?ですが、それらの問題をクリアするという条件のもとでなら犬も大豆を食べていいと言えるでしょう。

ただ、犬の腸は人間ほどの長さはありません。そのような身体的な構造の違いから、犬は本来、繊維の多い食べ物については消化が苦手です。

人間には何の問題もないと思われる調理法であっても犬の食べ物としては難しいのです。消化しきれずにそのまま出て来るのであればまだ問題ないですが、出すこともできずに消化管、あるいは喉に詰まらせることもあります。

そういう理由から、食べていいのは量と消化のしやすさが条件になってきます。

豆腐

豆腐は大豆をすりつぶして加熱し搾ってできた豆乳を固めたものです。搾りかすである、食物繊維のおからの部分を取り除いているので、犬の消化の問題をクリアしていて、大豆製品としては犬の食べ物に適しています。

元々、豆腐用に使用する大豆は普通の大豆よりもタンパク質の割合が高く、脂肪の少ないものですので、より良質なものなのです。

このように消化吸収の点では優れているのですが、豆腐を作る過程でにがりを加えることでマグネシウムの含有量が高くなります。初めからマグネシウムもリンも豊富な大豆ですが、それらの物質は尿管結石の元になりやすい物質です。

もし腎臓結石がある、またはその傾向があると言われている犬の食べ物としては、避けておいた方がよいかもしれません。

おから

おからはほとんど食物繊維です。

豆腐を作る過程で豆乳の搾りかすとしてできたものですが、決して「カス」ではなくもちろん脂質やタンパク質もちゃんと含まれています。

人間には、その豊富な食物繊維が便通を整える効果もあり、ダイエットにもよく使用される良い食品ですが、線維質の消化が苦手な犬の腸には注意が必要で無条件に食べていい食べ物ではありません。

犬のダイエットのために、と、食事のかさを増すのに人間の感覚で多く使いすぎると、消化不良を起こしたり、腸内で水分を吸収してしまい、お腹が誇張して便が出ない原因にもなります。

犬が食べてはいけないわけではなく、「ダイエットにいい」として使う飼い主さんも多いので、その使い方、量に十分配慮して下さい。

おからの成分を犬の食べ物に使う時は、そのままでなく補助食品のような形で使用する方が安全かもしれないですね。おからは傷みやすい食品でもあるので、犬用に加工、市販されたものの方が使いやすいかもしれません。

納豆

納豆は、大豆を発酵させた食品であり、その健康効果が優れていることは誰もが知っているというような食品ではないでしょうか?

ナットウキナーゼという成分は誰でも聞いたことがあると思います。

犬のおやつやサプリメントにも納豆を使ったものは多いです。

納豆のあの粘りが有効成分ですが、ちょっと犬の食べ物には使いにくい、食べさせにくい時は、こういった加工されたものも利用できます。

ただ、何度も言いますが、やはり消化の問題を考えると、納豆という形で犬の食べ物にする場合は、少量で、形状も丸ごとの大きさでなく、ひきわりのように刻んであげた方が消化しやすいです。

ドッグフード

アレルギーのところで触れましたが、フードには大豆成分が一番多いというものもあります。

原材料の記載は割合の多いものから順に書かれているので、もし大豆、または大豆ミールなど書かれている場合はそれがそのフードの主成分ということです。

「ミール」の表現がある場合は、その食材の廃棄するような部分も入れた全てを表現します。

食べていいとされる食材だとしても、大豆が犬のアレルギーを引き起こしやすくなっているのは、このようなものが主成分となっているフードの存在もあると言われています。

そのような主成分のフードに、さらにおからを足したりしていると、大豆の過剰摂取になってしまうのです。

ちょっと話が逸れましたが、フードの質の見直しは、アレルギーの原因を探るのにとても大事だと思います。

大豆を使った犬の補助食品

犬の食べ物には質のいいフードを基本に、食べていい食材を手作りで足してもよいと思います。

大豆の有効成分で作った補助食品を利用するのも手軽で便利ですよ。

また、大豆のイソフラボンが尿のトラブルに有効とされていてそのようなサプリメントもあります。

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まとめ

人も犬も、生の大豆は危険ですので間違って食べないように気を付けて下さい。人間にはとても有益で素晴らしい食品である大豆、私も豆乳や豆腐、納豆、大好きでよく食べますが、犬の消化機能はやはり人間とは違うことを認識しておきましょう。

犬には消化の負担がかかりやすいことを頭において、大豆をやわらかく調理したものを丸ごとではなく、小さく刻む、またはペースト状などにするようしたら、消化がよくなります。納豆なども丸ごとだとそのまま出て来ることがあり、せっかくの栄養が台無しですので刻んであげる方が良いです。

豆腐がよいとされるのはそういった点なのですが、ミネラル分が多いことが欠点にもなるので、結石のある犬の食べ物には気を付けて下さい。

そして調理の際はもちろん味付けはしないようにして下さいね。大豆は犬が食べていいものですが、少量のトッピングくらいにするのがちょうど良さそうです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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