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犬の食べ物に甘酸っぱいイチゴ!何個まで食べていいの?

♦犬の食べ物
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ケーキの飾りにも欠かせないイチゴは、そのまま食べてもお菓子になってもおいしいですが、犬は酸味が好きではないと言われ、現にうちの犬は見向きもしません。

でもイチゴを好きな犬もいるようです。

犬はイチゴを何個くらいだったら食べてもいいのでしょう?

今回は、イチゴを犬の食べ物にする時の注意点などを共有したいと思います。

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イチゴに含まれている気になる成分

イチゴは、ビタミンCが豊富なことでよく知られている果物ですね。

イチゴのビタミンCは、100gあたり62g含まれているそうです。

具体的に説明すると、イチゴを5~6粒食べると、人間はそれで一日分のビタミンCが十分補える量になり、本当に手軽にビタミンCが摂れるのです。

ビタミンCは、抗酸化作用があるので、免疫を高めストレスへの抵抗性を作る働きをします。

何よりも、美肌の為のビタミンとして好ましいですね。

イチゴには、ポリフェノール(アントシアニン、エラグ酸)も含まれていて、これも抗酸化成分であり視力の改善やがん予防などの効果が期待できます。

また、ペクチンという水溶性食物繊維の成分は、イチゴジャムがゼリーのように固まる、あのとろみ成分のことです。

ペクチンは、腸内の善玉菌を増やしておなかの調子を整え、血糖値の急激な上昇を防ぐなどの効果が期待できます。

カリウムは、体内の余分なナトリウムを体外に排出させ、むくみを予防する栄養素です。

そして、妊婦さんには重要と言われる、赤血球を作る時に欠かすことのできない葉酸も、イチゴには100g中に90㎎と豊富に含まれています。

イチゴは、おいしくて手軽に食べられるうえに、たくさんの大事な栄養素が含まれている果物です

ただ、犬の食べ物にする時に、1つだけ気になる成分が、キシリトールなのです。

キシリトールは、イチゴの甘味成分です。

イチゴの乾燥重量100gあたりで362㎎含まれていて、これはかなり多い量にあたります。

キシリトールは、私達が食べるガムなどにも入っているので馴染み深い成分ですよね?

人間にとっては、歯の健康を保つのに良い成分として重宝されます。

でも、犬が食べていいのかには問題があります。

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イチゴのキシリトールは犬に危険な中毒物質

キシリトールは犬に危険な物質であるという記事がアメリカで出され、キシリトールの危険性が広く浸透するきっかけになりました。

キシリトール入りのガムを食べた犬が死亡するという事故があったそうです。

犬がキシリトールを食べるとどうなるのか?

  • 犬がキシリトールを大量に食べると、血糖値を下げる働きをする「インスリン」というホルモンが大量に分泌され、急激な低血糖状態を引き起こします。
  • 肝機能異常を起こし、肝不全の状態に陥って、痙攣などを起こしながら、最悪の場合はそのまま死に至ります。

【参考記事】

犬の糖尿病の初期症状チェック 合併症はどんなもの?

肝機能検査の数値の異常 肝臓・胆のうに多い犬の病気

キシリトールによるインスリンの分泌異常は、人間には影響しないことがわかっています。

でも、犬の体内ではこのようなキシリトール中毒が起こるのです。

ただし、この中毒も、キシリトールの量と関係します。

アメリカのキシリトール中毒で亡くなった犬は、キシリトールのガムを食べたそうです。

犬にとって、中毒を起こすキシリトールの量は、体重1kgあたり0.1g以上とされます。

例えば、体重が5㎏の犬なら0.5gのキシリトール、体重10kgの犬ならば、1gのキシリトールを食べると危険ということになりますね。

キシリトールガムの場合、1粒あたり0.2g~1.37gと、ばらつきはあるものの結構な量のキシリトールが使われています。

犬の体重によっては、誤食による中毒死の危険は十分にあると言えるのです。

では、イチゴの場合はどうなのでしょう?

イチゴは、362㎎と言えば大量のように感じますが、これはあくまでも乾燥重量ですので、生のイチゴはもっと水分があり少ないです。

生のイチゴがみずみずしいのは、その90%が水分だからです。

生のイチゴに換算すると、100gに約40mgのキシリトールと考えられます。

体重1kgの犬が中毒量(キシリトール0.1g=100㎎)に達するには、約250gのイチゴを食べた場合ということになります。

250gと言えば、イチゴ1P弱くらいでしょうか?

もちろん体重に比例して計算しなければなりませんが、体重1kgの犬がそれほどの量のイチゴを食べることはあまり現実的ではないと考えられます。

イチゴを犬が食べていいのは常識の範囲内で適量を守るという条件付きになります。

ただ、キシリトールの危険については認識しておいて下さい。

キシリトールの入った食べ物は、私達のまわりにたくさんあります。

私達の歯磨き粉にも含まれていますよね。

そのような物を犬が誤食しないように、くれぐれもご注意下さい。

参考:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpan/16/1/16_30/_pdf

犬はイチゴを何個食べていいの?

キシリトールのように中毒物質ではないですが、イチゴはシュウ酸を含みます。

シュウ酸は、体内のカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムになるのですが、尿路結石の原因になります。

ホウレン草・ブロッコリー・キャベツなどにも含まれている成分で、茹でこぼすなど、調理の工夫で減らすことはできます。

でも、イチゴは基本的に火を通さず生のまま食べさせるものなので、結石の治療をしていたり、結石ができやすい体質の犬は避けておいた方が無難だと思います。

【参考記事】

キャベツは犬の食べ物に使いやすい!栄養がわかりやすい野菜

犬の食べ物にブロッコリーは人気!注意すべきことは何?

頻尿や血尿で急変の危険?尿路結石はあなどれない犬の病気

また、何となく意外な感じもしますが、イチゴはバラ科の植物で、桃やりんご、梨なども同じ仲間です。

バラ科の植物はアレルギーも出やすいようです。

初めて食べさせる時には、アレルギー症状にも注意して、食べていいのかどうかを判断して下さい。

アレルギー体質のある犬は、ちょっと避けた方がよい食べ物かもしれません。

【参考記事】

りんごを犬の食べ物にする時の1日の量と効果的な食べさせ方

イチゴは、犬が食べていいのですが、そんなに積極的に食べさせたい食べ物でもなさそうです。

犬の食べ物に食べていいのは、体重3㎏の犬で1日1個(10~15g)程度が目安量と考えると良いようですが、本当に少量です。

カロリーは100gで33Kcalですが、こちらは食べていい量から見てもあまり問題にはならないと考えて良いでしょう。

ヘタの部分は消化が悪いので、犬の食べ物にする時は必ず取ってあげましょう。

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犬の可愛いイチゴのデザート

おいしそうなデザートを見つけましたので、ご紹介してみますね。

イチゴは、そのフレーバーをお菓子で味わう楽しみ方もできるので、犬のアイスクリームなどのおやつに使われていることも多いです。

こちらはイチゴづくしのケーキセットですが、まるで私達のおやつのようです。

こちらは、飼い主さんと一緒に食べられるようになっていますよ(^-^)

まとめ

イチゴには、犬の中毒物質となるキシリトールが含まれています。

キシリトールは加熱しても変わりません。

飼い主さんはこの物質のことを意識しておいて、人間のキシリトール入りのお菓子などには気を付けて下さい。

適量さえ守っていれば、犬はイチゴを食べていいのですが、犬の食べ物にする時は本当に少量です。

犬がイチゴを好きだったとしても、量は飼い主さんが制限してあげて下さい。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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