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甘噛みはしつけのチャンス!子犬が噛むのをやめさせる方法

♦子犬のしつけ
この記事は約8分で読めます。

子犬の甘噛みは、尖った乳歯が想像以上に痛いですよね。

それでも噛むしぐさが可愛くて、わざと甘噛みさせている飼い主さん、その気持ちは私もよくわかりますよ。

でも、いずれ成長した時の為に、噛む行為は甘噛みの時点でしっかりやめさせましょう。

今回は、子犬が噛むのをやめさせるしつけについて、お伝えしたいと思います。

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子犬の甘噛みには理由がある

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子犬の甘噛みにはちゃんと理由があります。

まずはその理由をあげてみますね。

《子犬の甘噛みの理由》

  1. 動くものを見ると狩りをしたくなる犬の習性のため
  2. それが何であるのかを噛むことで確認している
  3. 歯の生え変わりの時期の痒さを解消するため
  4. 人にかまってもらうための遊び

子犬の甘噛みは、だいたい生後3~4ヶ月くらいから始まります。

 

犬は、目の前で素早く動く小動物のようなものを見つけると、本能的にそれに噛みつこうとします。

そして、食べ物なのか危険なものかなど、人間が手で触れて確かめるのと同じように噛むという方法で確認します。

生え変わる歯が痒いというのは人間にも当てはまりますよね。

乳歯から永久歯に生え変わる生後4ヶ月~8か月くらいにかけては痒さを解消するために何か噛みごたえのあるものを噛みたがります。

子犬は、飼い主さんが見せる反応が嬉しくて、甘噛みがかまってもらえる行為と思っている可能性もあります。

 

子犬は、人間の手を意識して噛むわけではありません。

噛むのはごく本能的な自然な行為なのです。

ただ、噛む力が強くなるといずれ飼い主さんも怪我をしてしまうかもしれません。

 

本来の犬の群れの中では、噛む加減ができるようにならなければ、犬同士がお互いを傷つけることになってしまいます。

母犬やきょうだいと暮らす子犬は、相手に対する力加減の方法も群れの中でしつけられ、自然に身に着けていくのです。

でも、犬同士の暮らしの経験が十分でない時期に母犬やきょうだいから離された幼い子犬は、誰からもコミュニケーション方法を教えられていません。

だから、飼い主さんが母犬やきょうだいの代わりになってしつけをしてやらなければならないのです。

しつけをしなければ、噛む加減もわからないまま子犬は成長してしまいます。

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今は甘噛みでも大きな問題に発展する危険がある

幼い子犬であれば、噛む力もそれほど強くはありません。

飼い主さんの方も、軽い気持ちで自分の手などを甘噛みさせる余裕はあるでしょう。

乳歯が痛くても、怪我をするようなことは起こらないからです。

 

深刻な問題になるのは、子犬が成長してからです。

子犬の時に甘噛みのしつけを何もされず加減を知らない子犬が、成長して同じように人を噛むと、人に大怪我を負わせる危険があります。

子犬も成長すれば噛む力は強くなるのです。

 

甘噛みは、一般的には成長と共に自然と減少していくことが多いようですが、そうでないこともあるようです。

しつけを全くされてない場合、将来的に重大な事故に繋がる危険性は否めないのです。

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噛む対象を関連付けのしつけで教える

しつけのポイントは、噛むことがOKなのは何か、NGなのは何かをはっきりさせることです。

そして、人の手はたとえ甘噛みであっても噛むことは絶対許されないものとしつけることが大事です。

そのためには、人の手を甘噛みすることが、子犬には嬉しい結果に結びつかないことを教えていきます。

 

犬のしつけは、その行為の結果が何に繋がるかという関連付けで覚えさせていきます。

人を甘噛みすれば、子犬は何が得られるのか?

その結果を教えていくのです。

子犬は飼い主さんにかまってもらうことが何よりのご褒美。

だから、甘噛みすると相手にされないという、子犬には嬉しくない結果に結びつくことを教えるしつけをしましょう。

 

もう1つの手段として、人を噛むと人から反撃されることを教えるしつけ方法もあります。

でもそれを子犬に理解させるには、かなり強烈な方法を徹底させなければならず、難しいしつけ方法になります。

方法を間違うと、子犬の心や体を傷つけてしまい、後々の信頼関係も壊れて逆効果を招いてしまいかねません。

気性が激しく飼育が難しい犬種や、噛むことが習慣化してしまった成犬では、ケースバイケースでプロによるシビアなしつけ方法が必要なこともあります。

でも子犬の甘噛みのしつけは、まず子犬との信頼関係をしっかり築くところから始め、根気よく教えていってあげるのが望ましいです。

 

基本的に、甘噛みそのものが悪いわけではないし、やめられません。

ですので、子犬の噛みたい欲求を人の手ではなく、代わりの別な対象で満足させることが大事なのです。

 

《重要》体罰を使うべからず!

✖→子犬の首を抑え込んだり無理やり仰向けにする

✖→力任せで押さえつけたり痛みを与えるなど

 

子犬のしつけで体罰はやめて下さい。

体罰は、子犬に恐怖感を植え付けてしまいます。

そして、反対に自己防衛で噛むという反応を引き起こしやすくなります。

 

飼い主さんに罰を受けたくないために一時的には学習しても、人間の手は自分を攻撃してくる怖いものというマイナスのイメージをすりこんでしまいます。

この現象を「ハンドシャイ」と呼びます。

このようなすりこみは、飼い主さん以外の人が手を近づけるなどの場面で、反射的にその手を噛むというような状況を招いてしまいます。

 

人の手は、子犬を撫でて抱いてくれる温かいものであり、ご褒美をくれる安全で優しいものというイメージを持たせてあげなければなりません。

決してその手で子犬を傷つけたりしてはいけません。

子犬に差し伸べられた手は、いつでも信頼できるものであり攻撃の対象ではないことを覚えさせてあげて下さい。

 

甘噛みのしつけの実際

子犬には、人の手を甘噛みすると楽しいことが遠のいてしまうことを教えるしつけをします。

 

  • 遊びは中断し子犬にはかまわない
  • 代わりに噛んでいいおもちゃを与える
  • 嫌いな音を鳴らす(サプライズ)

 

飼い主さんの手を甘噛みしたら、「痛い」「ダメ」と落ち着いたトーンの声で短くピシャリと言います。

子犬の前からさっと手を隠し、その場から去るのもよいでしょう。

それまでの遊びもそこで一旦中止です。

子犬にはしばらく知らん顔してて下さい。

5~10分くらいを目安に、かまわないでいて下さい。

短すぎても意味がなく、時間が長すぎたら放置に慣れてしまい、甘噛みとの関係性も薄れてしまいます。

 

子犬の様子をしばらく観察し、落ち着いている時に再び子犬の前に手を出して、甘噛みして来なければ褒めてあげましょう。

そしておもちゃで遊んであげて下さい。

 

ただ、かまわれないことを寂しくてつまらないと子犬が感じるためには、飼い主さんが遊んでくれることがどんなに楽しいかを普段から教えておかないと比較になりません。

そのギャップがしつけの効力になります。

まずは普段から愛情をたっぷり注ぎ、信頼関係を築いて飼い主さんのことを大好きになってもらうことが必要なのです。

 

サプライズとは、たとえば空き缶に小石や小銭などを入れて、振って音を鳴らします。

このような音に犬は驚く傾向があり、驚かせることをしつけに使うのです。

前もってこれを作っておき、甘噛みしたら子犬の目につかないように鳴らします。

飼い主さんが鳴らしているのではなく、嫌いな音がどこかから聞こえるような演出をします。

だめなことをすれば嫌いなことを招いてしまうという演出です。

嫌いな音とわかっているのに嫌がらせのようで、私は個人的には好きではないですが、嫌な思いをさせることが目的ではなく「ハッとさせる」ように使えたらこの方法も成功と言えるのでしょう。

 

ストレス発散に噛むのがOKなものを与える

人に対する甘噛みをやめさせる代わりに、思いきり噛むことができるおもちゃを与えて下さい。

噛むことは異常ではなく本能ですので、ストレス発散できるようにしてあげましょう。

壊れにくいゴム製のおもちゃなどが望ましく、誤って飲み込むことのない形状の安全なものを選んで下さい。

持ち手にロープなどが付いたおもちゃで、人の手と子犬の歯が接触しない形状のものなどは、噛む行為を避けながら飼い主さんとも一緒に遊べて楽しいかもしれません。

 

 

よく古いスリッパなどを噛ませている動画なども観ますが、あれはやめた方が良いですよ。

生活用品で遊ぶ習慣がつくと、同じようなものが室内にあれば、それが古いか新しいか、おもちゃかそうでないかの区別が子犬にはつきません。

ですので飼い主さんが困るかもしれませんよ。

 

悪習慣をつけないようにするには、飼い主さんの方も注意が必要です。

衣服などをヒラヒラさせたりすると、獲物に飛びつくような行動を誘発することになるかもしれません。

子犬の顏や口周りを激しく撫でて興奮させて遊ぶのも、刺激を与えることになります。

甘噛みを誘発するような行動は極力避けてあげて下さい。

悪習慣を体験させないことがもっとも大事なことです。

 

まとめ

子犬の甘噛みは本来は自然なことで、それ自体は問題行動ではないです。

でも、成長後のことを考えておかなければなりません。

甘噛みが重大な事故に繋がらないうちに、噛んでもよいものとだめなものがあることをしっかりしつけるのです。

人の手の代わりにおもちゃを与えて子犬の甘噛み欲求を満たし、ストレスが溜まらないようにしてあげましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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