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子犬の噛み癖は早くなおすのが大事!噛み癖のしつけ方法

♦子犬のしつけ
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子犬には甘噛みも頻繁に見られますが、それは自然な行為と言えます。

でも、それが習慣になったまま成長し、噛み癖として残ってしまったら、可愛いと笑って見ているわけにはいかなくなります。

噛み癖は、早い時期のしつけが必要です。

今回は、子犬の噛み癖のしつけについての話をします。

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噛むことではなく「噛み癖」が問題

子犬の「噛む」という行為は本能的で自然なものです。

噛むことそのものは少しも問題行動などではありません。

でも、噛んではいけないものをいつも噛んでしまうのだとしたら、それは噛み癖です。

噛み癖は、人との暮らしの中で問題になりがちなので、なおしてやる必要があります。

噛み癖の理由は様々あり、一つではありません。

噛み癖が表れやすい場面や理由

噛んではいけないものを噛んで重大な問題になる、それは人の手です。

 

  • おもちゃなどで遊んでいる時に人の手も同じように噛む
  • 子犬の前に出された手を噛む
  • 子犬の食事中に食器に触ろうとした手を噛む。

 

噛み癖は、子犬にとっては単なる遊びの場合もあります。

そうではなく、興奮状態になると噛み癖が出るパターンもあり、どちらかと言えば後者が修正困難になりやすいです。

興奮すると噛む背景には、攻撃性、衝動性、恐怖のための自己防衛などの理由が考えられます。

例外的なものには、脳の病気の症状として、前触れもなく発作的に噛む行為が起こるパターンもあります。

子犬の噛み癖に多い理由

子犬は、その成長段階で、歯の生え変わりの時期(歯牙脱換期)があります。

その期間は生後4ヶ月から生後8ヶ月くらいまでです。

歯牙脱換期には、永久歯が生えてくる痒さなどの違和感があり、何でも噛みたがるのもやむを得ないかもしれません。

その時期に対応を間違うと、それをきっかけに噛み癖へと発展していくことも多いようです。

遊び半分で噛む行為も、放置すれば噛み癖に繋がります。

また、子犬の社会化時期で、相手との適切なコミュニケーションを学べなかったなども理由の1つになります。

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噛み癖をなおす必要性・放置するリスク

噛み癖は、甘噛みのようなものであったとしても早期のしつけが必要です。

子犬の時に適切なしつけをしなければ、噛み癖は癖になっているので、成長してからも続くことになるからです。

成犬になるにつれて、噛む力も増し、噛み癖は重大な咬傷事故に繋がる危険性が高くなります。

噛み癖を長い間放置すると、それだけしつけも難しくなるでしょう。

噛み癖の期間が長くならないうちに、適切に対処することでしつけの効果があがると言われます。

重大な咬傷事故を防止する為に、子犬のうちにできるだけ早く噛み癖をなおさなくてはならないのです。

 

 

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犬の噛み癖のしつけ方法

 

噛み癖は、噛む行為のきっかけになるものがあるはずです。

どんな時に何がきっかけで起きているのかをよく観察してみて下さい。

噛む行為に対するしつけは、噛んではいけないものを噛ませる機会をなくし、悪習慣を作らないのが基本です。

そしてすでに噛み癖がついてしまった=習慣になってしまったものは、その行動を他のことに向けさせるしつけをします。

サプライズ

犬のしつけは、犬を望ましい行動に導いて報酬(犬にとってのメリット)を結びつけ、行動を積極的に引き出していく方法がもっとも効果的です。

望ましくない行動にはあえて反応をせず、その行動が犬にはメリットがないと認識させることで、次第にその行動は少なくなります。

でも、すでに噛み癖という習慣化したものについては、それをやめさせなければなりません。

そこで、このサプライズと言われる方法を同時に活用します。

サプライズとは、許容される範囲の罰の一種です。

決して犬に苦痛を与えることを目的とはしません。

 

サプライズに似たもので、天罰方式というしつけの方法があります。

こちらは、飼い主さんが発生させたと気づかれないようにして間接的に罰を与える方法です。

「天罰」は、犬に対し「この行動をしたら天罰(嫌なこと)が起こる」と教え込むのです。

実は飼い主さんが天罰を起こしているのに、それを隠しながら、強い不快感を罰として与えることを目的とします。

 

一方、サプライズの方は、間接的に何らかの刺激を与える点だけは同じですが、罰のような不快感とか苦痛を与えることはしません。

サプライズの目的は、犬を一瞬驚かせるということになります。

犬を驚かせて一瞬ハッとさせることで、その行動を中断させるのです。

そして、中断したことをすぐに褒め、ご褒美をあげるというものです。

つまり、悪習慣になっている行動を中断させ、褒めるタイミングを作り出すことがサプライズの目的になります。

不適切な行動は即座に中断させたいので、驚かせることによって一瞬犬が行動を中断する瞬間を狙うのです。

 

サプライズには、視覚的・聴覚的・味覚的・嗅覚的という種類があります。

  • 布を顔の上にかぶせる、電気を消す、などよって視界を遮る(視覚)
  • 空き缶に小石かコインを入れて蓋をしたものを床に落とし音を立てる(聴覚)
  • 酢をごく薄くしたものを周辺にスプレーする(直接子犬にスプレーしない)など、においが嫌いなのを活用する。(嗅覚)
  • 噛むと苦い味のする噛みつき防止剤(市販のビターアップルなど)をスプレーしておく。(味覚)

 

間違ってはいけないのは、これらは決して子犬の心身を傷つける為に使うわけではないので、乱用すべきではないです。

ご褒美と同様に、どこで使うかというタイミングが大事です。

子犬の性格によっては、サプライズに簡単に慣れてしまうこともあり、反対に過敏に反応することもあります。

この方法が合っていて、有効に使えるのかどうかを十分に観察し慎重に行って下さい。

 

例えば、噛んでは困る物などにビターアップルなどをスプレーしておきます。

あるいは噛み癖が出た時に、空中に(犬に向けてではなく)酢水のスプレーを噴霧するなどします。

サプライズによって噛む行為をやめた瞬間、子犬にご褒美をあげて噛むのをやめたことを褒め、代わりに噛んでもよいおもちゃを与えてあげましょう。

あくまでも、子犬が物を噛みたがるのは正常な行動なので、噛む対象を全て取り上げてしまうと、子犬にはストレスになります。

必ず、代わりに噛んでもよい物を準備してあげましょう。

噛んで良いもの、噛んだらいけないもの、これをしつけで教えていくことが大事なのです。

 

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人間の手への噛み癖

たとえ甘噛みであろうが、遊びでも人の手は噛ませないというのが重要です。

噛む状況をできるだけ作らないようにし、甘噛みの習慣を減らしていきましょう。

子犬のエネルギーを発散させる為には、飼い主さんが十分に遊んであげることが必要です。

その場合も、手をおもちゃ代わりにさせてはいけません。

例えばおもちゃの先にロープがついているものなどを使って、人間の手に子犬の歯が当たらない遊び方を工夫して下さい。

子犬が手を噛んだら遊びを一瞬中断し、せっかく楽しく遊んでいても手を噛めば楽しい時間は終わりと子犬にしつけていきます。

食事中の噛み癖

子犬の食事中に、食器に手を触れるとその手を噛む場合、手でおやつを持って食器の近くに置いてみて下さい。

子犬が好きなおやつでないと効果がありません。

食事中に近づいてくる手は、好きなおやつを持ってくる手であり、子犬にとって良いイメージのものになるように認識させます。

食器と距離を近づけることができたら、そのおやつをあげることと食器との交換を試みてみましょう。

もし食器に触れても噛まなければ、さらにおやつをあげて褒めてあげましょう。

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しつけの上で注意すべきこと

しつけには体罰を使わないで下さい。

体罰は、人間の手に対する恐怖心を植え付け、自己防衛の為の攻撃性を育ててしまいます。

その場面だけは、体罰の相手に対しておとなしくいうことをきくようになるかもしれません。

しかし、人間の手に対して不信感を抱かせると、場面や相手が変われば突然攻撃するような行動に繋がってしまうのです。

体罰を使うしつけ方法は、メリットよりデメリットが上回ることが現在はわかっています。

それよりも信頼関係をしっかりと築いて、丁寧にしつけをすることが、将来、飼い主さんとの関係のためにも大事です。

体罰は、子犬と飼い主さんとの関係を壊し、子犬の心身を壊し、決して効果的なしつけ方法ではないと是非覚えておいて下さい。

 

子犬の噛み癖は、何を噛んだらいけないのかわかっていない上に、歯牙脱換期で生理的に噛みたい理由が重なって、噛み癖に発展していくケースが多いと考えられます。

子犬の為に、噛んでよいものといけないものを教えてあげて下さい。

特に人を噛まないしつけをきちんとするのは、犬を加害者にしない為でもあり、飼い主の義務です。

噛み癖に対して不安がある場合は、こじれる前に行動診療のできる獣医師やしつけの専門家のアドバイスを早期に受け、咬傷事故を全力で防いで下さい。

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まとめ

噛み癖は子犬のうちにしつけで修正することが大事です。

歯牙脱換期が終わっても、一度ついてしまった噛み癖が自然になくなることは期待できません。

子犬の頃には、それほど重大に感じない飼い主さんも多いと思いますが、咬傷事故は犬もその関係者も全てが不幸になります。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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