子犬が長時間トイレを我慢する時に問題となる3つのこと

まだ幼齢の子犬のトイレのしつけについては、我慢することよりも粗相する方が、飼い主さんの悩みとして多いのではないかと思います。

しかし、中には、子犬がトイレを我慢することが心配の種になるというパターンもあるようです。

今回は、子犬がトイレを長時間我慢する理由とそれによって起こる問題や対策などについて解説したいと思います。

子犬のトイレの間隔の目安・我慢できる時間

まだ本当に幼い、生後1~2か月くらいの子犬は、一回のトイレも少しずつで何回もあるのが普通です。

《子犬のトイレの回数の標準・目安》

  • おしっこ:間隔=1~3時間おき・回数=7~20回/1日
  • うんち:回数=5回前後/1日

成長するにつれて、一回の量も多くなり、次第にまとめて排泄するようになってくるので、トイレの間隔も開くようになり回数も減ってきます。

室内トイレを使う小型犬などは、大人になってもやや多い傾向にはありますが、1日のおしっこの回数が3~4回くらいになり、習慣によっては朝夕の散歩時の2回だけという犬もいるようです。

子犬がトイレを我慢する限界の時間は、「子犬の月齢+1時間」という計算方法を目安にすることができます。

例えば、生後5ヶ月齢の子犬をこの計算方法に当てはめてみると、「+1時間」で6時間が我慢の限界時間の目安ということになります。

ただ、これはあくまでも目安で、我慢できる時間は犬種や体格などでの個体差もあります。

子犬がトイレを我慢する理由はテリトリー意識と関係がある

生後5ヶ月齢頃の子犬には、少しずつテリトリー意識というものが芽生え始めて、自分のテリトリーが決まるようになります。

テリトリーを意識し始めると、寝床などの自分の生活エリアと、トイレを区別するようになってきます。

元々、犬は綺麗好きで、本能的に自分の寝床を汚すことを好みません。

寝床にクレートなどを使っていて、トイレとはきっちりと分けられている環境であれば、クレート=寝床に入っている時間は、そこで排泄することはなく、我慢して過ごします。

普段サークルの中で過ごしている子犬が、サークル内にいる時間は排泄することなく、我慢しているのであれば、その場所は子犬にとってトイレではなく、生活する場所と認識しているので、やはり汚したくないという理由が考えられます。

また、動かずにじっとしているだけの時間は、あまり内臓も刺激を受けないので、排泄をしなくてもある程度は我慢できるものです。

反対に、動いたり運動したりすれば内臓を刺激するので、遊んだ後や散歩などはトイレに繋がりやすくなります。

さらに、犬には野生の時代からの情報が、そのDNAに組み込まれていると言われます。

自分に害を及ぼすような、危険な敵には見つからないようにしなければならず、隠れている間は長い時間でもトイレを我慢するということは、野生の習性でもあるのです。

野生の習性が強い野犬などは、人間に捕獲されると、警戒して水も飲まなければ、排泄も丸一日というかなり長い時間、我慢するということは珍しいことではないようです。

しかし、それも犬にとっての危機的な状況下に見られることです。

人間と暮らしている犬が、日常的にそんなにトイレを我慢していたとしたら、それはかなり不自然なことになります。

人に例えるとすれば、人もその状況によって、トイレに行く回数が変わったりすることは普通にあると思います。

仕事中で集中している時や、トイレに行くことができない緊張感のある状況下では、比較的、長時間トイレに行かなくても過ごせたりします。

そして、緊張から解放され、リラックスすることが許される時間には安心して、トイレに行きたくなったりするのではないかと思います。

子犬にも同じことが当てはまり、トイレを我慢している時間は、子犬にとって何かしらの緊張感がある時間と言うこともできます。

長時間トイレを我慢することによる子犬の健康の問題

トイレを長時間我慢することを重ねていると、膀胱炎や尿路結石などの泌尿器系の病気を起こしやすくなってしまうという問題があります。

おしっこを我慢して出さない時間が長いと、尿路を循環させていた流れも滞った状態になり、尿に含まれている成分が石を作りやすくなります。

【尿路結石とは?】

>>頻尿や血尿で急変の危険?尿路結石はあなどれない犬の病気

そして、膀胱の中におしっこが長時間溜まったままだと、細菌感染が起こりやすく、炎症を起こしてしまう原因になるのです。

このような病気には痛みもあるため、苦痛でよけいにおしっこが出せなくなるという悪循環になることもあります。

また、トイレを我慢していることが多いと、それがストレスで他の病気を引き起こすきっかけになる可能性もあります。

子犬が長時間トイレを我慢したままで過ごすことは、子犬の健康に少なからず悪影響を与えると言えるでしょう。

子犬のトイレの回数が、極端に減ったり増えたりした場合には、おしっこを出せないような病気がないかも疑ってみた方がよいかもしれません。

長時間トイレを我慢することによる留守番の問題

子犬に留守番の必要がある家庭の場合、飼い主さんが帰宅するまでの時間、ずっとトイレを我慢しているようでは、飼い主さんも心配ではないかと思います。

留守番の間でも、必要ならばトイレを使えるようになっていないと、もしも飼い主さんの帰りが予定より遅くなる場合など、我慢し続けて健康状態が悪くなってしまうかもしれません。

子犬のトイレの問題をクリアしなければ、留守番させることも難しくなります。

もちろん、子犬に長時間の留守番をさせることは決して好ましいことではありません。

ただ、それは別の問題として、飼い主さんの生活パターンに子犬がある程度歩み寄れるような習慣をつけておかなければ、共に暮らすことがお互いにつらくなってしまうでしょう。

長時間トイレを我慢することによる散歩の問題

子犬が散歩のデビューを果たした後に、完全にトイレは外派にシフトしてしまい、室内のトイレでは一切しなくなったというのもよく聞く話です。

これは自然なことと思われがちですが、単に習慣であり、しつけ次第で変えられます。

今後、飼い主さんの体調が悪いとか、天候があまりにも悪くて外に出ると危険な時など、やむを得ず散歩を中止しなければならないことがあるかもしれません。

子犬自身の病気や怪我で散歩に出られないことがないとも限りません。

普段と違うようなアクシデントがあった時、トイレシートでは排泄できず何時間もトイレを我慢し、やはりどうしても外でなければということになると、散歩できない時に不自由ではないかと思います。

この状況になり本当に困った飼い主さんもいるようです。

トイレと散歩は、実は切り離しておいた方がよいとされています。

たとえトイレは外派であっても、外に連れ出せない不都合が起こった時には臨機応変にトイレシートも使えるようしつけておいた方が、結果的に子犬も飼い主さんも楽なのです。

【散歩とトイレについての参考記事】

>>犬の散歩は気持ちよく!トイレやリードのマナーは大事!

臨機応変なトイレのしつけ

おそらく、室内では排泄しない習慣が、トイレを我慢する原因になっていることが多いのではないかと思われます。

トイレは外派にシフトしてしまっている子犬には、もう一度トイレのしつけをやり直して、室内のトイレシートを使えるようにしてあげましょう。

【トイレのしつけ参考記事】

>>生後2ヶ月で上手にしつける!子犬のトイレトレーニング

トイレのしつけの基本は、排泄の誘導をし、できたら褒める、ということを根気よく繰り返して、シート=トイレと認識させることです。

【トイレを覚えない時の工夫】

>>子犬がトイレを覚えない時のしつけ 5つの工夫!

トイレは寝床と区別できる場所に整えて、タイミングを見計らって誘導します。

子犬の我慢の限界時間を越えることのないよう、必ずその時間内で誘導して下さい。

サークル内にトイレを設置する場合は、できるだけサークルを広くして、寝床とトイレのエリアをきれいに分けて下さい。

【トイレの場所について参考記事】

>>子犬のトイレはどこが理想?場所を決める3つのパターン

最初からエリアが分けられたサークルなどもあるようですが、要するに子犬がトイレエリアを理解できればよいと思います。

ただ、留守番がある子犬の場合は、留守番中にも使える場所にする必要があります。

トイレのしつけで、おしっこを誘導する合図の言葉(コマンド)を子犬に覚えさせておくと後々便利です。

排泄の最中に、同じ言葉をかけ続けると、それが排泄と関連付けられ、コマンドとして教えることができます。

コマンドが使えると、その声かけで排泄を誘導することも可能になります。

 

まとめ

子犬が散歩の時間に決まってトイレをするようになったとしたら、それも習慣です。

子犬がトイレの我慢の限界時間を越えず、自主的にシートでできるように習慣づけるとよいのです。

子犬が我慢せずに自立してトイレを使えるようになれば、子犬も飼い主さんも楽になるでしょう。

その為にも、室内でトイレを使えるようにしつけをやり直しましょう。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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