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犬のお漏らしは病気のサイン?知っておこう!原因と対策

♦尿路/生殖器
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犬が寝ていた場所が濡れている・・・もしかしたらお漏らし?

飼い主さんには少しショックですね。

寝ながらのお漏らしの原因は病気かもしれませんね。

今回は、犬のお漏らしの原因と対策についてみなさんと情報を共有します。

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お漏らしは無意識に起こる

お漏らしは、本人の意識とは関係なく排尿が起こる尿失禁のことを指します。

寝ている時に起こる「おねしょ」と同じ現象ですね。

おねしょのようにいつの間にかおしっこをしてしまう、または常に少しずつ漏れていて自分で止めることができないおしっこをお漏らしといいます。

 

~飼い主さんが犬のお漏らしに気づいたのはいつ?~

  • 犬が歩いた後の床にいつも水滴が落ちていて、おかしいなと思ったらおしっこだった。
  • 犬が寝ていた場所やベッドが何故かいつも濡れていた。実はいつも寝ながらおしっこしていた(おねしょ)。
  • いつも足や腹部の毛が湿っている。どうやらおしっこが少しずつ漏れているらしい。
  • 陰部が赤くなり炎症を起こしていたので何だろうと思っていた。原因は日常的なお漏らしだった。

まず考えるのは体の病気

お漏らしという症状から考えられる病気は、とても多いです。

泌尿器系の病気の全てにお漏らしの症状はつきものと考えてよいと思います。

膀胱炎をはじめとする感染症や尿路結石などです。

 

また、泌尿器と生殖器は臓器が密接した位置にあります。

なので、子宮蓄膿症などの生殖器の病気もお漏らしの原因になることがあります。

 

内分泌系(ホルモン)の異常が原因で起こるお漏らしもあります。

例えば、尿崩症という病気の典型的な症状の異常な多飲多尿は、おしっこが多くなるのでお漏らしを招きやすく、この病気であることに気づきにくいので注意が必要です。

 

原因となる病気の種類は、オス犬・メス犬でも多少違うものがあります。

原因になるメス犬の病気

♠先天的異常

生まれつき泌尿器系の器官(尿道、尿管、膀胱など)の奇形や異常があり、それが原因になっている可能性があります。

子犬の時期から他に症状もないのに、常にお漏らしだけがある場合はこの可能性も高いのです。

 

中でも、異所性尿管という疾患は、お漏らしの原因になる代表的な奇形です。

異所性尿管は、本来、腎臓から膀胱に繋がっている尿管という器官が、膀胱ではなく尿道や膣に直接繋がっている奇形です。

そのために腎臓で作られたおしっこを膀胱まで送ることができません。

膀胱はおしっこを一旦溜めておく臓器ですが、この病気では膀胱に溜めておくことができません。

尿管から流れてくるおしっこがそのまま外に漏れ出てしまうのです。

 

異所性尿管をはじめとした奇形への対策は、可能な限り手術をして根治治療するのが望ましいとされます。

ただ、他に合併症があり手術するのが難しい場合、対症療法的な治療しかありません。

♠尿道括約筋機能不全

尿道括約筋機能不全という病気には、先天性と後天性があります。

尿道括約筋は、普段はおしっこが漏れないように閉めておき、おしっこをする時に緩める筋肉です。

この病気では、その筋肉の収縮機能が低下し尿道が緩むので、おしっこが漏れ出てしまいます。

低下の原因はホルモンバランスで、中型犬や大型犬に多いと言われます。

 

後天性で発症した場合、避妊手術で卵巣を摘出するなどでホルモンがアンバランスになることと関係が深いとされていました。

しかし術後すでに数年経過していても発症が見られ、避妊手術を受けていない犬にもあることから、必ずしも関連性はないようです。

それよりも、肥満や運動不足、その犬の素因が重なることが原因で、特に肥満はハイリスクです。

 

尿道括約筋機能不全の治療には、女性ホルモンの投与が有効エストロジェンが使用されます。

括約筋を強化するサプリメントを併用することもあるようです。

原因になるオス犬の病気

♦前立腺肥大

前立腺肥大は、人間の高齢男性の病気としてもよく知られています。

高齢男性で排尿困難という症状は、まずこの病気を考えるほど多いのです。

犬の場合は、同じ病気でも排尿よりも排便困難の症状が表れることの方が多いそうです。

この病気は、加齢によってホルモンのバランスが崩れることが原因です。

前立腺肥大に関わるホルモンは、精巣から分泌されるアンドロジェン(雄性ホルモン)エストロジェン(雌性ホルモン)です。

 

前立腺というのは、尿道を囲む、精液の成分を作る副生殖器です。

前立腺が肥大すると、その周囲の神経などを圧迫し、その結果、お漏らしや血尿などの症状が起こります。

 

この病気は、4~5歳の未去勢の犬の約半数に見られるようです。

9歳以上(未去勢)になると、そのほとんどに前立腺肥大が認められると言われ、オス犬には一般的な病気なのです。

予防には去勢手術が有効で、治療もやはり去勢手術で精巣を摘出することになります。

手術できなければ、ホルモン剤(エストロジェン)を投与し、雄性ホルモンを抑制して治療していきます。

♦前立腺膿瘍

前立腺膿瘍は、細菌感染を起こして前立腺に膿がたまる病気で、膀胱炎から続いて起こることが多いです。

症状はお漏らしの他に血尿、尿閉(溜まっているのにおしっこが出ない)を起こし、ひどくなると前立腺が破裂してしまいます。

急変して重症になる可能性もあるので、注意が必要ですね。

 

抗生物質での治療が主体ですが、前立腺の切除が必要になることもあるようです。

オス犬とメス犬に共通の病気

♣腫瘍(良性・悪性)

泌尿器の腫瘍ができて、ちょうど尿管結石のようにおしっこの通り道を塞いでしまったり、神経を圧迫し、お漏らしが起こりやすくなります。

♣膀胱炎

膀胱炎は、膀胱内の細菌感染によって起こります。

人と同じように血尿・頻尿・排尿時痛などの症状が見られる病気です。

少量ずつのおしっこを何回もするようになるので、トイレに間に合わずお漏らしがおこりやすくなります。

治療は抗生剤で行いますが、膀胱炎は慢性化させてしまうと治りにくく、結石を作る原因になりやすいので、中途半端な治療にならないように注意が必要です。

♣結石

尿路結石は、石ができておしっこの通り道を塞いでしまいます。

おしっこの通り道が詰まってしまうので、激しい痛みがあり、おしっこが出しにくくなってお漏らしの原因になります。

 

♣神経障害

神経障害は、事故などによる脊髄損傷や脊髄腫瘍が原因で起こります。

脊髄には、排泄を司る神経がありますが、そこが傷ついたり切れてしまうと、正常な排泄ができません。

神経障害は、自分では排泄コントロールもできません

治療は原因ごとに違ってきます。

損傷してしまった神経は、現在の医療では簡単に再生させることができません。

再生医療の発展により、将来的にはそれも治療の1つになる可能性はありますが、基本的には元に戻すのは困難です。

飼い主さん側でおしっこのコントロールをしてやる必要があり、おしっこを体外に導き出すチューブの挿入なども必要になるかもしれません。

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お漏らしの原因はストレスかも?

お漏らしは、明らかに体の病気が原因のものがありますが、そうではないものもあります。

身体には原因がなく、精神的なストレスが原因のこともあるのです。

 

何か大きな恐怖に遭遇した時や服従行動と呼ばれる行動の延長線でお漏らしが見られることがあります。

普段は身体的に異常がないのに、精神的に負荷(ストレス)がかかった時などにこのようなお漏らしが起こるのです。

 

お漏らしの対策

観察と記録をする

犬のお漏らしに気づいたら、よく観察してそれに関する情報を記録しておくと良いです。

このような健康上の記録は、病院を受診した時に、経過をスムーズに伝える手段として役立ち、診断の参考になりますよ。

また、その後の変化を比較して見る時の基本データにもなります。

 

《観察事項》

  • 最初にお漏らしがあった年齢と時期
  • 去勢手術や避妊手術の既往
  • 飲水量とおしっこの量・性状(色やにおいなど)
  • お漏らし以外にトイレでも排尿しているか
  • お漏らしが起こる状況と頻度
  • 現在、病気の治療などで飲ませている薬
  • 他に何か体調の変化はあるか

お漏らしの汚染対策

1.犬の寝床対策

寝ながらお漏らししている場合は、寝床が濡れない対策をしましょう。

防水シーツやトイレシーツなどをベッドやベッド周囲に敷きます。

シートで吸水できるようにして、ベッドへの染み込みを避けるようにします。

でも、防水シーツの上に直接寝せるのは犬も寝心地が悪いと思います。

寝心地が悪いとその寝床で寝なくなるでしょうから工夫しなくてはいけません。

 

ベッドに防水シーツを敷き、その上から洗いやすく肌触りの良いシーツを重ねると寝心地が改善されます。

人が宿泊する高級ホテルなどでも、マットレスの汚染を防ぐ対策に防水シーツが敷いてあります。

あの寝心地なら十分だと思います。

 

防水シーツは、人間用のおねしょパッドや介護用品が使えますよ。

犬用よりも種類が多いし、入手しやすいのではないかと思います。

コストも考え、惜しげなく使用できそうなものを選ぶと良いのではないでしょうか。

2.犬の就寝前に膀胱を空にする対策

犬を寝せる前には必ずおしっこをさせてあげて下さい。

子供を寝かせる前にトイレに行かせるのと同じですね。

トイレの為だけに短時間、夜の散歩の回数を増やすとか、室内トイレに誘導する習慣をつけるとよいですよ。

トイレは外派の犬は多いですが、災害や飼い主さんの病気など様々なアクシデントを考えたら、外でも室内でも融通が利く状態にしておいた方がよいです。

 

3.必要に応じておむつで対策

お漏らし対策は、最終的におむつという選択があります。

お漏らしがあると、それだけで皮膚も汚れやすいし、蒸れると皮膚炎など二次的な病気の原因にもなりやすいです。

おむつを使用するということは、お漏らしによる周辺の汚染対策にはなるのですが、犬の皮膚の汚染は避けられません。

おむつをすれば、使用していない時より観察がしにくいということを前提にして使用して下さい。

おむつ使用時は、皮膚を清潔に保ち、決して長時間付けておくことのないようにしましょう。

おむつ交換時は、温タオルで拭く、部分浴をするなどしてきちんと乾燥させ、皮膚トラブルの予防対策が必要です。

そして、おむつを装着していると、してない時よりも暑いです。

それを考慮した上で気温の調整をしてあげて下さい。

 

4.ストレスが原因の時の精神的なサポート

お漏らしの原因がストレスによると考えられる場合、ストレスの軽減や精神を安定させるなどの対策が必要です。

犬への接し方についても改善点があるかもしれません。

原因を探って解決に導いてあげて下さいね。

 

お漏らし対策に使えるシーツ

 

【防水シーツ ドッグケアパッド 速乾性】

こちらの防水シーツはサイズ展開が3Lまであります。

クッション性に優れ、肌ざわりも良いシーツでおねしょ対策にはぴったりです。

速乾性にも優れた素材で、ムレを防ぐことができ、洗濯もしやすいので清潔に保ちやすいです。

 

【 防水シーツ【大判サイズ/フラットタイプ】】

こちらは人間の赤ちゃん用のおねしょシーツです。

サイズ展開が豊富で、犬のお漏らし対策にも十分に活用できます。

肌触りもよさそうですし、コストパフォーマンスにもすぐれています。

人気商品のようですのでお勧めです。

まとめ

お漏らしの原因には何かの病気があることも多いです。

特に膀胱炎などは犬に多い病気の一つで、早期対策すれば治療もそれほど難しくないはずです。

こじらせてしまうと、尿毒症などに繋がり危険ですので、早く見つけてあげて下さい。

お漏らしは、皮膚の汚染や別の感染症の原因になるし、犬も不快な状態になってしまうので、清潔で快適に過ごせるようにケアしてあげて下さいね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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