『犬の十戒』~犬との約束~にGo!
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犬は枝豆を食べていい?枝豆を使って犬の食べ物を作りたい

♦犬の食べ物
この記事は約6分で読めます。

枝豆と言うと、何となくビールのおつまみというイメージがありますね。でも、ビールなしで普通におやつとして食べても美味しい食べ物です。

大人も子供も食べられる食べ物、枝豆を嫌いな人はあまりいないのではないでしょうか?

そして、枝豆のにおいに釣られて喜んで傍に来る犬もきっと多いのではないかと思います。

今回は、犬は枝豆を食べていいのかについてご説明します。

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枝豆はあの食べ物と同じもの

 

枝豆は何の仲間かご存じでしょうか?

枝豆は、実は大豆なのです。

知っている人には「それが何?」と言われそうな話ですが、初めて聞いたらちょっと意外な感じではないでしょうか。

まだ成長途中にある、未成熟な状態の大豆を収穫すると、枝豆として食べられるというわけです。

枝豆として収穫せずにそのままおいておくと、成長して大豆になります。

大豆になってしまう1ヶ月前くらいに収穫したものが枝豆になるようです。

収穫時期が1ヶ月早いかどうかという、たったそれだけの違いなのですね。

さらに、その大豆を発芽させたものがもやしになります。

それぞれに適した品種はあるかもしれませんが、この3つ、元は同じものなのです。

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枝豆の栄養

一般的に枝豆は栄養価が高いと言われます。

早期に収穫した大豆であり、豆と野菜の間にあるような食べ物なので、タンパク質はもちろんのこと、ビタミン類、ミネラルがとても豊富なのもうなずけます。

枝豆にはビタミンC、ビタミンKが豊富に含まれています。

ビタミンCは抗酸化作用のあるビタミンとして有名ですが、これだけは大豆に含まれていません。

ビタミンKは骨を強化し、血液凝固に関わって傷の回復を早めるなどの作用があります。

大豆にも含まれますが、枝豆にはその数倍多いビタミンKが含まれています。

またビタミンB1、ビタミンB2も含まれていて、これは新陳代謝や疲労回復の働きをしてくれるビタミンです。

ミネラルはと言えば、カリウムがとても豊富で、体内の過剰なナトリウムの排出に関わって血圧を安定させ、成人病の予防に効果があります。

鉄分も多いです。

鉄は貧血の改善をすることで知られていると思いますが、肝臓の解毒作用を助けるという役割もある大切な栄養素です。

枝豆は、他にもβカロテン、マグネシウム、葉酸など、たくさんの栄養素をバランスよく含んだ効率よい食べ物です。

ただし、生の枝豆には毒素成分がありますので、食べていいのは過熱した枝豆です。

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枝豆は犬も食べていい?

この栄養価の高い枝豆は、犬も食べていい食べ物です。

でも大豆アレルギーがある犬の場合は、枝豆も大豆も同じものなので食べることができません。

もし大豆アレルギーが不明で、枝豆を食べるのが初めての犬の場合は、少しだけ食べさせてみてアレルギー症状が出ないかを確認して下さい。

皮膚や口の周り、目の周りなどが赤くなってきたり、体や耳などを痒がったり、または下痢や嘔吐があるなどの異常がある時は、大豆アレルギーの可能性があるので、やめた方がいいです。

食品アレルギーがなければ枝豆は食べていいですが、基本的に犬の消化管は食物繊維の豊富な食べ物を得意とはしません。

あまりたくさん食べさせすぎると、犬の消化管に負担がかかって消化不良をおこすこともあります。

腸に詰まることもありますので、好きだからと食べさせすぎないようにしましょう。

また、枝豆は100g135Kcalあり、カロリーが高めであることも考えないといけません。

さらに、有益なミネラル成分も、それを摂りすぎることによる弊害もあります。

たとえばマグネシウムは尿管結石などの原因にもなりますし、カリウムは心臓や腎臓に負担をかけることにもなります。

やはり量が多すぎると健康によくないことが起こりますので、適量が大事です。

食材としてトッピングに使用してみるとか、おやつでも少量にしておきましょう。

犬の食べ物には、柔らかめにゆでて、鞘から豆だけを出し、さらに豆の薄皮も取り除いてあげた方が消化しやすいようです。

少し手間はかかっても、刻んだり潰したりしてあげた方がもっと良いかもしれません。

消化できずに丸ごと出てきたりしますので、そうなると栄養素も吸収されないことになって少しもったいないです。

せっかく栄養価の高いものを食べさせるのですから、消化吸収のよい形にしてあげる方が良いですね。

豆の入っている鞘は犬が食べていいものではありません

鞘はゆでても繊維質が硬すぎて、消化管に傷をつける原因になることがありますので、犬には食べさせないようにして下さい。

それから、一番失敗しやすいことは、枝豆をゆでる時に塩ゆでしてしまうことです。

枝豆を塩ゆでするのは普通のことに思われるかもしれませんが、犬の食べ物にするのなら塩ゆでは禁忌です。

その問題となるものは塩分です。

人間には大した塩分でなくても、小さい犬の体には結構な量の塩分になるのです。

もし飼い主さんも一緒に食べる枝豆でしたら、少し面倒ですが、犬の分だけは塩を使わずにゆでたものを取り分けて別にしてあげて下さい。

ゆでただけで十分美味しい枝豆ですが、ちょっとアレンジするとおしゃれな食材にもなります。

枝豆を使った犬の手作りごはんのレシピを見つけましたので、ちょっとご紹介しますね。

枝豆クリームソースdeそうめん
(犬の体重6 kg)
________________________________________
鮭約30.0g
枝豆(茹でてさやからだしたもの)30.0g
ナス20.0g
アスパラ10.0g
えのきだけ適宜
そうめん(茹でたもの)30.0g
オリーブオイル適宜
水45.0㏄

①鮭、野菜をわんちゃんのお口サイズに切る。
②茹でた枝豆をさやから出し、水(牛乳、又は豆乳でも可)と一緒にミルサーにかける。
③フライパンにオリーブオイルを熱し、鮭と野菜を炒める。
②を器に流し入れ、そうめんを盛り付け、その上に、③をトッピングする。

わんわんシェフ見習い中 https://wanchef.com/recipe/1057

人間が食べていいくらいのおしゃれなごはんで、とても美味しそうですね。

そうめんの部分は、フードやご飯などに食材を変更しても良いと思います。

このレシピは6kgの体重の犬のものになっていますので、犬の体重や一日のカロリーなどによって食べていい量をそれぞれ調節して下さいね。

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まとめ

枝豆を食べていいかどうかの考え方は、大豆とほぼ同じ感覚でとらえて良いと思います。

犬の食べ物では、繊維質の消化のことや吸収の点に配慮すれば、栄養価も高い枝豆は十分使えますね。

くれぐれも、犬が食べていいのは過熱したものであること、そして、塩ゆでしてないものです。

よく冷凍などで売っているゆでた枝豆は、塩ゆでしてあることが多いので気を付けて下さい。

そして鞘は食べられません。

面倒でも必ず鞘から出して、中身の豆をあげて下さいね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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