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おやつによく食べられるバナナ!犬の食べ物にもアイデア次第

♦犬の食べ物
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犬のおやつの食材では、サツマイモやかぼちゃと並んでバナナも大変多く食べられる果物です。

バナナは甘くて手軽に食べやすく、栄養価も高いし、人の食べ物としても日常的に食べられていますが、犬の食べ物には良いのでしょうか?

今回は、バナナの栄養素について解説したいと思います。

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バナナはアスリート御用達の食べ物

バナナは、スポーツ選手の間でも、効率のよいエネルギー源として評価の高い果物です。

バナナにはどんな栄養があるのか、次に挙げてみますね。

食物繊維

バナナは食物繊維が豊富な果物であることは、よく知られていることではないかと思います。

バナナには、水溶性と不溶性の、働き方の違う2種類の食物繊維がバランスよく含まれているので、バナナを食べるだけで両方の食物繊維を摂ることができるのです。

この2種類の食物繊維は便秘の解消に効果があります。

糖質

バナナには何種類もの糖質が含まれていて、これはエネルギー源になります。

素晴らしいのは、それぞれの糖質の消化吸収の時間が違っていることです。

消化吸収の差がある糖質を含んでいるということは、時間差でエネルギーを作り出すことができるということであり、結果としてエネルギーが長い時間持続するということなのです。

効果的にエネルギーの供給が可能であることに加え、エネルギーの持続性があるという点が、スポーツ選手などに好んで食べられる理由なのです。

また、バナナにはフラクトオリゴ糖が含まれていますが、オリゴには整腸作用を助ける働きがあります。

オリゴ糖は、腸の善玉菌であるビフィズス菌の餌になり、その結果、ビフィズス菌を増やしてくれることになります。

善玉菌が増えると、腸内環境は良くなり、免疫力のUPに繋がることは近年よく知られるようになりました。

そして、フラクトオリゴ糖は虫歯になるのも防ぐ効果があります。

ポリフェノール

バナナには、フィトケミカル(phytochemical)またはファイトケミカルとも呼ばれるポリフェノールが含まれているのですが、この成分は抗酸化作用が強く、体の免疫力を高めてくれます。

その働きは、がんや動脈硬化などの生活習慣病予防の効果があるとされ、花粉症などのアレルギーを予防するとも言われる期待の栄養素です。

ポリフェノールの働きは、熟したバナナになるほど多くなります。

【ポリフェノールの豊富な果物】

りんごを犬の食べ物にする時に1日の量と効果的な食べさせ方

ビタミンB群

ビタミンB群は、代謝に関わるビタミンであり、脂肪の燃焼を助けてくれるなどの消化に関わる働きや、神経伝達物質を生成する働きがあり、体の調子を整えてくれるビタミンです。

カリウム

カリウムは、体内にある過剰なナトリウムの排出をする働きがあり、むくみの予防の他、ナトリウムを調節して血圧を正常に保ち、高血圧や動脈硬化などの病気を予防する働きがあります。

バナナは果物の中でもカリウムが多いのです。

腎障害がある場合、例えば人工透析を受けている患者さんなどは、高カリウム血症になりやすいためにカリウムの多い野菜や果物を控える必要があります。

私は昔、透析室で勤務していましたが、バナナは、食事指導の時のカリウム豊富な食べ物として、具体的に名前のあがりやすい果物だったことを思い出しました。

【カリウムの働きについて】

与える前に確認!柿を犬の食べ物にしても大丈夫?

マグネシウム

マグネシウムにはカルシウムの吸収やその働きを助ける作用があります。

注目すべき面白い栄養素

バナナには、セロトニンという物質の元になる、アミノ酸の一種が含まれています。

セロトニンは、脳に働きかけて精神を落ち着かせる、集中力を高めるなどの効果がある重要な脳内物質です。

精神の安定を保つためには、セロトニンの分泌が正常に行われることが大変重要なのですが、バナナはこのセロトニンを作る栄養素を含んでいるのです。

さらに、バナナは白血球を増やして免疫力を高めるとも言われます。

バナナのこの働きは、現在、癌に対する効果として期待されているようです。

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犬はバナナを食べられる?

バナナはそれ一本で食事替わりになるくらいの、バランスのよい、栄養価が高い食べ物です。

バナナには危険な成分はなく、犬の食べ物にしても安全です。

ただ、果物アレルギーの原因となりやすい食べ物の中に、アボカドやトマトなどと並んでバナナの名前が挙げられていて、アレルギー物質になりやすいという危険はあります。

しかし、アレルギーはあくまでも個体差があるもの、どの食べ物でももちろん起こる可能性があります。

十分に観察して、アレルギー反応が見られないのであれば、その食べ物は食べられるということです。

【参考記事】

4種の症状に注意!犬の食べ物アレルギー対策

また、忘れてはならないのがカロリーのことでしょう。

バナナ1本100gと仮定し、そのカロリーは約86Kcalです。

バナナ1本だけで、これだけの栄養価が効率よく摂れるのに、こんなカロリーですむの?という気もしますが、犬の食べ物としては少々高いカロリーです。

バナナは、年中どこででも手に入る上に、手で皮を剥いたらすぐに食べられる、とても手軽で食べやすい果物です。

そんなわけで、食べさせる量もついつい多くなってしまう傾向が考えられなくもありません。

量が多すぎると、犬の食べ物としてはカロリーオーバーになりやすく、食物繊維も摂りすぎになります。

消化不良を起こして、下痢や嘔吐の原因にもなり、また肥満の原因にもなりやすいです。

食感もモッチリとしている為、形が大きすぎると丸飲みして、犬が喉に詰まらせる危険もあります。

犬の食べ物にするには、量や大きさには十分に注意し、薄く、丸飲みしても安全な大きさにカットしてから食べさせましょう。

適量は、小型犬には10~20gが限度で、1本のうちの10分の1くらいであれば食べられる量です。

バナナの皮は、もちろん剥いてあげて下さい。

皮は硬すぎて消化が困難であり、犬の消化管には詰まる危険があります。

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バナナは犬のおやつに使いやすい・作れる!買える!

バナナはつぶしたり混ぜ込んだりして食材としても使いやすく、加熱しても風味がよいので、人間のスイーツにもよく使われます。

犬のおやつにもバナナを使ったものは多く、「バナナボーロ」「バナナのケーキ」「バナナのアイス」など、バナナの○○が結構たくさんあります。

どれも犬の食べ物と思えないくらい美味しそうです。

バナナは、冷凍するとポリフェノールが増えるという話があります。

冷凍すれば2倍になるのだそうですよ。

バナナを冷凍し、シャーベットにして、夏の犬のおやつにしても喜ぶかもしれません。

スムージーにして、犬が食欲のない時に食べさせるのも良いかもしれないですね。

それは犬の食べ物だけでなく、飼い主さんのおやつにしても美味しそうですね。

犬の手作りおやつに、とても美味しそうなバナナのパンケーキのレシピを見つけましたので、ご紹介してみますね!

**パンケーキ**

【材料】(直径10cmのパンケーキ5枚分)

米粉:100g
無調整豆乳:150g
バナナ:120g
オリーブオイル:分量外

①米粉をふるっておく。
②ふるった米粉に豆乳を加えて泡立て器でダマがなくなるまで混ぜる。
③バナナを3mm程の角切りに切り、②に加える
④ゴムべらでさっくり混ぜ合わせる。
⑤フライパンに分量外のオリーブオイル薄くひいて熱し、10cmくらいの円形になる様にスプーンで生地を流し入れる。
⑥3分ほど中火~弱火で焼く。表面にぷつぷつっと気泡が出てきたら裏返し、たまにフライ返しで生地を押さえながら2分ほど焼く。
⑦もう一度生地をひっくり返し、1分ほど焼き、中まで火が通ったらOK。
⑧あら熱が取れたら完成!

 

*アレンジ*
小さな丸型で生地をくり抜いてクリスマスケーキにも!

出典元 https://cookpad.com/recipe/4214486

このレシピは簡単に作れそうです。

飼い主さんと犬が一緒に食べられて、楽しいおやつになりそうです。

ただし、このレシピはパンケーキ5枚分という材料になっています。

食べさせる量にはご注意を!

 

↓犬のバナナケーキのお取り寄せというものもありました。

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スペシャルな日に家族みんなで食べるのにちょうど良いかもしれません。

犬用はバナナ、人間用はチーズケーキになっていますが、どちらも美味しそうです。

まとめ

バナナは栄養価も高くて手に入れやすく、リーズナブルでとても優秀な、犬も食べられる果物です。

簡単に食べられるし、食材としても扱いやすく、アイデア次第でアレンジがきく便利な食べ物です。

バナナが好きな犬も多いのではないかと思います。

皮は食べられるものではないので、絶対に食べさせないように、飼い主さんが気を付けてあげて下さいね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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