犬の認知症にサプリメントが期待される理由とお勧め7品

近年は、取り巻く環境の変化などで犬の寿命も延び、認知症になる高齢の犬も多くなっています。

犬の認知症は進行性の病気で、いずれは介護が必要になることが予測されます。

しかし、薬やサプリメント、対応方法の工夫などで、進行を遅らせることもできます。

今回は、犬の認知症を遅らせるのににおすすめのサプリメントをご紹介したいと思います。

犬の認知症は病気の症状

犬は人間の何倍ものスピードで年を取ります。

まだ若々しいと思っていた愛犬にも、トイレを失敗するようになったり、散歩を嫌がるようになったりと、急にその老化に気づく日が来るかもしれません。

年齢と共に白内障や難聴になるかもしれないし、足腰の筋肉が衰えるなど、身体的な変化はどうしても避けられないものがあります。

認知症も、いわゆる老化現象によるボケであり、避けられないものと考えられていました。

しかし、最近の研究では、犬の認知症は人のアルツハイマー病のような病気であるということがわかってきました。

【犬の認知症とアルツハイマーの参考記事】

止まない徘徊は犬の認知症の症状?診断はどのようにされるのか?

犬の認知症には、人のアルツハイマー病に似た脳の病変があり、アルツハイマー型認知症と非常に似たもの(ほぼ同じもの)ということが考えられます。

フリーラジカル(活性酸素)が影響する

私達は呼吸をして酸素を体に取り入れます。

酸素は、体内で栄養素をエネルギーに変える時に使われ、その過程で活性酸素が発生します。

この活性酸素は、全てが害なのではなく、体内に侵入しようとする細菌やウイルスを攻撃してくれるといった重要な働きもあります。

しかし、活性酸素が増えすぎると細胞を酸化させ老化させるという悪影響があるのです。

脳は酸素をとても多く必要とする部位です。

その分、脳では活性酸素の発生も多くなります。

認知症の原因である脳の細胞の変性は、脳で発生する活性酸素が関係すると考えられています。

不飽和脂肪酸が不足している

DHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)という不飽和脂肪酸オメガ3脂肪酸とも呼ばれ、青魚に多い脂質として有名で、最近では人のサプリメントでも注目されていますね。

脳は、あらゆる物質をシャットアウトする血液脳関門というゲートで守られているのですが、DHAは、そこを通過して脳に入り込める数少ない栄養素であり、脳細胞膜を構成する物質でもあるのです。

特に記憶や学習を司る脳の海馬という部位には、他の部分の2倍以上のDHAがあります。

EPAはこの関門を通過できませんが、血液をサラサラにする働きがあるので、血流を改善して心筋梗塞や脳梗塞の予防に効果的な栄養素です。

認知症の犬の血液中には、この不飽和脂肪酸の量がかなり不足しているということがわかっています。

【認知症と不飽和脂肪酸の参考記事】

犬の認知症が始まる年齢と発症しやすいとされる犬種について

犬の認知症の治療にサプリメントも活用される

サプリメントは薬とは違い、食べ物などに含まれている成分なので食品という分類です。

サプリメントには薬のような即効性があるわけではないですが、継続すれば一定の効果が得られることがあります。

サプリメントは、直接的な治療ではなく、補助的な位置付けで病院でも使用されます。

犬の認知症の治療もサプリメントが処方されることは多く、夜泣きなどの症状に対してサプリメントが良い結果を出しているケースもあるようです。

【夜泣きの参考記事】

犬の認知症の症状「夜泣き」への対策と治療薬について

効果が期待できるサプリメントの成分

犬の認知症で有効とされているサプリメントには、

  • DHA・EPAなどのオメガ3系の不飽和脂肪酸
  • 活性酸素(フリーラジカル)を除去する抗酸化成分

などがあります。

DHAなどのサプリメントは、体内に取り入れると優先的に脳に届いて利用されます。

そして脳の神経細胞の働きを強化し、記憶力・学習力の維持・向上に有効であるとされます。

《認知症に良い成分》

  • DHA・EPA:不飽和脂肪酸の中でオメガ3系脂肪酸と言われる。魚油、アマニ油、サーモンオイルなど多くのサプリメントがある。身体が自分で作ることはできず、脳には重要な脂肪酸である。
  • イチョウ葉エキス:老化を防止するハーブ。人のアルツハイマー病では薬と併用することで効果があがると言われる。
  • ローズマリー:抗酸化物質。脳内神経伝達物質であるアセチルコリンの分解を防止するとされるハーブ。
  • コリン(レシチン):脳内神経伝達物質であるアセチルコリンを生成するのに必要な物質。犬にコリンを補充すると認知機能障害の改善が図れるとされる。
  • ビタミンB6:ビタミンB群は脳の中枢神経や末梢神経細胞を修復する。特にビタミンB6は神経伝達物質の合成に深く関与する。また、ビタミンB群は抗酸化作用を持つ。

抗酸化成分は、他にも

ビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、カロテノイド、サポニン、ラクトフェリン

などがあります。

このような成分を含むサプリメントが効果的です。

犬の認知症におすすめサプリメント

メイベットDC 2g×60包 犬用

こちらは、DHA・EPAというオメガ3脂肪酸を主成分としたサプリメントです。

動物病院でも、認知症の犬に獣医師が処方することの多いサプリメントの一つです。

分包されているので、一回分ずつ使用しやすく、保存も持ち運びにも便利です。

 

[グリズリー]サーモンオイルオメガ3脂肪酸(犬用)

こちらは、オメガ3系脂肪酸を豊富に含むサーモンオイルのサプリメントです。

プッシュタイプのポンプになっていて、量も測りやすく使用しやすいと思います。

 

[PetNaturals]デイリーマルチタブ犬用(DailyMultiTab)

こちらは、オメガ3系脂肪酸やビタミンB群、ビタミンC、Eなどの抗酸化成分を含んだ総合サプリメントです。

普段からの栄養管理にもおすすめです。

 

パンフェノン 120粒

抗酸化作用を持つフラボノイドを主成分とした、フリーラジカル(活性酸素)の除去を目的とした抗酸化サプリメントです。

動物病院でも心臓病や皮膚病を対象に多く取り扱われていて、よく知られているサプリメントです。

 

遺伝子レベルでケアできる犬用サプリ【ワンドリア】

こちらのサプリメントは、獣医師と医師の共同開発です。

ミトコンドリアを活性化してフリーラジカル(活性酸素)の排出を促すことを目的としたサプリメントです。

 

サミーフィッシュ

SAMe(サミー)という抗酸化作用のある物質でできたサプリメントです。

活性酸素を細胞レベルで取り除く作用があります。

SAMeは、特に肝臓の機能を改善することが有名ですが、関節や脳にも効果があることが獣医師の間でも知られています。

 

「犬康食・ワン」プレミアム

こちらのサプリメントの原料エゾウコギには、エレウテロサイドEやクロロゲン酸といった抗酸化作用を持つ物質が含まれています。

このサプリメントは、抗酸化作用による老化防止・霊芝のβ-Dグルカンなどによる免疫力の向上で、日常的に健康な体を保つサプリメントです。

【参考記事】

犬用サプリで免疫!犬康食・ワンプレミアムの口コミと 評判 

まとめ

認知症の発症と体内の不飽和脂肪酸の量には、深い関わりがあることがわかっています。

また、脳の変性にはフリーラジカル(活性酸素)の影響があり、それを取り除く、抗酸化作用のあるサプリメントが有効と考えられます。

そのような栄養素の補充は、認知症の治療で薬と併用することも多いようです。

普段の生活の中でも、早い時期から食事内容やサプリメントを検討し、環境の調整など行えば、認知症の進行を遅らせるのに期待できるのではないかと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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