子犬のしつけとおやつ・ご褒美にあげてもかまわない?

子犬のしつけの時、うまくできたらごほうびにおやつをあげることが多いと思います。

私もこのブログの記事の中で、ご褒美におやつをあげましょうとたくさん書いています。

でも、おやつはカロリーも心配だし、しつけのたびは食べさせ過ぎになるのでは?そんな心配も出てくるのではないかと思います。

今回は、子犬のしつけでおやつを推奨する理由について解説したいと思います。

おやつを使わないしつけとは

子犬のしつけ方にはいろいろなやり方があり、しつけの報酬におやつを使わないという方法もあります。

おやつの代わりに、スキンシップしながらよく褒めるとことを推奨しているしつけの方法もあれば、おやつも使わない、褒め方も比較的淡々とした方がよいという説もあり、本当に様々です。

しつけにおやつを使わないことを推奨している理由としては、おやつを使うことによる弊害があげられていることが多いです。

しつけにおやつを使う=ご褒美で食べ物を与えることの欠点

おやつを使うしつけは望ましくないとされている理由は以下のようなものが挙げられます。

  • 犬の狩猟本能(報酬=食べ物)を育てているにすぎず、飼い主に対する服従にならない
  • おやつがある時しか言うことを聞かなくなる
  • 指示よりも食べ物に釣られてしまうので、しつけの内容に限界がある
  • 指示に従ってもおやつがもらえないと満足できなくなって、ストレスがたまってしまう
  • おやつを持ってない時にはしつけができない

おやつを使うしつけとは

おやつを使うしつけにおいて、おやつの役割は、子犬の関心を上手に引き寄せることができて、意欲を引き出す為のよきアイテムとして考えます。

子犬は、言葉で褒められるよりも、おやつをもらえる方が、具体的にそれがご褒美であるということを理解しやすいです。

そのために意欲が高まり、しつけの覚えも早くなることが期待できます。

おやつの効果

犬は、物事を学習する時、その行動と結果をリンクさせます。

犬のしつけの方法で効果的なのは、その行動をすることが、犬にとっていい結果に繋がるか、あるいは、嫌なことが消去されるかの、どちらかを教えることです。

いい結果を与える方法は、ある行動をすると、子犬にとって何かいいことが起こるという成功体験を積み重ねさせることです。

嫌なことが消去される方法は、ある行動をすると、自分にとって不愉快だったことが解消されるという体験を積み重ねさせることです。

前者の「子犬にとって何かいいこと」をおやつというご褒美に置き換えたのが、おやつを使ったしつけ方法です。

しかし、ご褒美にできるものはおやつ以外のものでも可能です。

例えば、

  • 好きなおもちゃをあげる、
  • スキンシップで喜ばせる
  • 褒める
  • 一緒に遊ぶ

など、子犬が喜ぶ方法であれば、それも全てご褒美として使うことができます。

それでは、なぜ、あえておやつなのかという理由を説明します。

形のないものを喜ばしいご褒美としてしっかり子犬に認識させる為には、それを行う人が子犬に信頼され好かれていることが第一条件になります。

信頼関係がまだきちんとできあがっていない時期には、形のないご褒美を子犬にとって「いいこと」と認識させるには、少し効果が弱くなります。

形ないものをしつけのご褒美に位置付けるには、そのしつけを行う人に、多少テクニックを要することになります。

また、好きなおもちゃの場合は、ご褒美として与えた後にまた取り戻す必要があることも難しさです。

このようなことから、子犬にしつけのご褒美としての意味を持たせるのには、おやつが最もわかりやすく効率がよいという考え方になるわけです。

もう1つの、その行動が子犬の嫌なことを解消する、という方法については、そのしつけを始める前に子犬に何か嫌なことを感じさせているということが前提になります。

現実的に、そのような設定は作りにくい上に、子犬のモチベーションを高めるポジティブな方法とは言えず、決して効率のよいしつけ方法とはならないと考えられます。

おやつを使う注意点

おやつをしつけのご褒美として効果的に使う為には、それを与えるタイミングも大事です。

タイミングがずれてしまうと、子犬は、おやつをもらえた理由が理解できなくなります。

さらに、子犬からねだられるよりも前に、飼い主さんの方から自主的におやつをあげなければなりません。

子犬からねだられた後というようなタイミングで渡してしまうと、しつけのご褒美というより、おやつをねだったら貰えた、というように子犬が間違って学習してしまいます。

しつけのご褒美のおやつは、指示したことができたらすぐに褒めて、ねだられる前にすかさずあげるというタイミングが重要なのです。

おやつは全て飼い主さんが主導権を握ってコントロールし、それを持っているポケットなどを子犬に探られたりしないようにしましょう。

そして、子犬との信頼関係が深まるにつれ、ご褒美におやつをあげる頻度を少しずつ減らし、その代わりに褒める言葉やスキンシップといったご褒美を増やしていくようにします。

おやつの頻度を減らしたとしても、飼い主さんに褒められることは子犬にとって何よりのご褒美となるように、良好な関係を築きあげましょう。

おやつがないと指示に従わせることができないというような問題が、発生しないようにするには、飼い主さんが子犬の最も信頼する大好きな人になってもらうしかないのです。

おやつは必ずしもおやつである必要がない?

おやつは、子犬の食事の1日の必要カロリーの10%以内の範囲であげるのなら、特別問題もないです。

しかし、まだ月齢の低い子犬の場合は、フード以外に食べられるものの範囲も狭く、またフード以外のものをあれこれ食べさせること自体があまり好ましいことではありません。

フードが子犬の体質に合っているかどうかを見極めなくてはならない時期に、他のものを食べさせていると、アレルギー体質が判明した場合に、いったい何が子犬のアレルゲンだったのかの判断がしにくくなります。

そもそも、おやつと言えばフード以外の何かというように想像しがちなのですが、決してそうではありません。

ここは発想の転換が必要で、カロリーやアレルギーの問題からもしつけのご褒美としてのおやつはフードを使えば良いのです。

一日に食べさせるフードのトータル量の中から、しつけに使う分を取って行けばよいのです。

または、一日の総量のフード全てを使ってゲームのように、何か覚える度にフードを一つずつ飼い主さんの手から与えながら給餌するという方法もあります。

これはハンドフィードという給餌方法です。

ハンドフィードによるフードの与え方は、信頼関係を築くのに効果的で、

  • 誰がフードをくれるのかということをはっきり認識させることができる
  • 飼い主さんとアイコンタクトを取る機会も増える
  • 飼い主さんの手に注目させる習慣をつける

というように役立ちます。

フード以外のおやつを使う場合でも、できるだけ小さめに砕いて一回量のカロリーを抑える工夫をするとよいでしょう。

犬は、おやつの一回量は重要ではなく、「飼い主さんからおやつをもらう」ことが嬉しいので、一回の量は少なくてかまわないのです。

もし余裕があるのなら、カロリーや安全性の上でも、野菜などを使って低カロリーのおやつを手作りしてもよいのではないでしょうか。

英国式のしつけ方法ではおやつを使うのが一般的で、主人に服従する犬の自主性を育てることを目的としてされるそうです。

一方で日本ではおやつを使わないしつけの方法も結構多く目にします。

しつけの方法には本当に様々あり、何が正しいのかわからなくなってしまいますが、飼い主さんが継続しやすい方法がベストです。

良い信頼関係を築けることが一番大事なことでですので、あなたとあなたの犬に合う、楽しめる方法を考えてみて下さい。

私は、やはり子犬にはおやつというわかりやすい報酬から、信頼関係を深めるごとに少しずつその形をスキンシップなどにシフトしていく方が、お互いに無理のないしつけであると考えます。

 

まとめ

しつけにおやつを使うか使わないかよりも、子犬が飼い主さんを大好きなこと、心から信頼していることが何よりではないでしょうか。

しつけは子犬だけのものではなく、飼い主さんも子犬を理解し、そして一緒に成長し、よき飼い主になることが必要です。

どうかよきパートナーになれるように、子犬と一緒に頑張って下さい。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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