『犬の十戒』~犬との約束~にGo!

子犬のしつけのご褒美におやつをあげるのはいけないの?

♦子犬のしつけ
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子犬のしつけの時におやつを使うことがあります。

私もこのブログの中で、「ご褒美におやつをあげましょう」とあちこちで書いています。

一方で、しつけのご褒美におやつを使うのはよくないという考え方もあります。

今回は、子犬のしつけでのおやつの使い方と欠点や利点について、ご説明したいと思います。

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おやつを使わないしつけもある

子犬のしつけにはいろいろな方法、考え方があります。

しつけの報酬におやつを使わない方法もあります。

 

トレーナー(訓練士)によっても考え方は違うし、大げさですが、正解はトレーナーの数ほどあるという感じかもしれません。

そんなにバラバラでどうするんだと思いますが、トレーナーは統一資格ではなく、しかも時代の中で基本的なことさえも変化してきています。

なので、それぞれの主義で全く違うしつけが行われていたり、他者のやり方を一切認めないトレーナーもいます。

 

話が逸れましたので元に戻します。

おやつを使わない方法として、食べ物ではなくスキンシップで褒める方法を推奨する考え方もあれば、そもそも褒める必要はないという考え方もあります。

しつけにおやつを使う弊害

しつけにおやつを使うとよいどころか、悪影響であると否定する考え方もあります。

その理由は以下のようなものです。

  • 報酬を食べ物にするのは、犬の狩猟本能を育てていることになるだけで、飼い主に対する服従にならない
  • おやつがある時しか言うことを聞かなくなる
  • 飼い主の指示よりも食べ物に釣られてしまうだけで、しつけ内容に限界がある
  • 指示に従ってもおやつがもらえないと満足できないので、犬のストレスがたまる
  • おやつを持ってない時にはしつけができない
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おやつを使うしつけの利点

おやつの役割は、子犬の関心を自然に引き寄せ、意欲を引き出すことです。

 

子犬は、言葉で褒められるよりおやつをもらえる方が、具体的に形としてわかりやすく、しつけのご褒美を理解しやすいです。

そのために意欲も高まり、学習も早くなると期待ができます。

 

犬は、物事を学習する時、行動と結果をリンクさせます。

犬のしつけでは、その行動が犬にいい結果をもたらすものになるか、あるいは、不快なことから解放してくれるか、どちらかの関連付けで教えることが効果的です。

いい結果を与える方法は、ある行動をすると子犬にとって何かいいことが起こるという成功体験を積み重ねさせます。

嫌なことが消去される方法は、ある行動をすると子犬にとって不愉快だったことがなくなるという体験を積み重ねさせます。

 

「子犬にとって何かいいこと」をおやつというご褒美に置き換えたのが、おやつを使ったしつけ方法です。

これは、ご褒美にできるものであればもちろんおやつ以外のものでも可能になります。

例えば、次のようなものが可能です。

  • 好きなおもちゃをあげる
  • スキンシップで喜ばせる
  • 褒める
  • 一緒に遊ぶ

 

子犬が喜ぶ方法であれば全て、ご褒美に使うことができます。

それでは、なぜあえておやつなのかという理由を説明しますね。

 

形のないものを嬉しいご褒美として子犬がしっかり認識できる為には、それを提供している人が子犬に信頼され、好かれていることが第一条件です。

信頼関係がまだできあがっていない時期だと、形のないご褒美を子犬に「いいこと」と認識させるのは少し難しいです。

形ないものをしつけのご褒美に位置付けるには、そのしつけを行う人にテクニックを要します。

好きなおもちゃは形としてわかりやすいですが、ご褒美として与えた後にまた取り戻す必要があるので、やはり困難です。

このようなことから、子犬にしつけのご褒美の意味を持たせてモチベーションを上げるには、おやつが最もわかりやすく、効率がよいということになるのです。

 

そして、もう1つの「その行動が子犬の不快なことを解消する方法」についてですが、そのパターンは、しつけを始める前に子犬が不快なことを感じているのが前提になります。

現実的にそのような設定は作りにくいです。

また、子犬のモチベーションを高めるポジティブな方法にはならず、決して効率のよいしつけ方法ではありません。

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おやつを使う注意点

しつけのご褒美としておやつを効果的に使う為には、与えるタイミングが大事です。

タイミングがずれると、子犬はおやつをもらえた理由が理解できません。

 

おやつは、子犬からねだられるよりも前に、飼い主さんの方から自主的に提供しなければなりません。

子犬からねだられたタイミングであげてしまうと、しつけのご褒美というよりも、「ねだったら貰えた」という間違った学習をしてしまいます。

しつけのご褒美のおやつは、指示にしたがえたらすぐに褒めてすかさずあげるというタイミングが重要です。

 

おやつは全て飼い主さんがコントロールして下さい。

入れているポケットを子犬に探られたりしないようにしましょう。

 

子犬との信頼関係が深まれば、おやつの代わりに言葉やスキンシップといった形のないご褒美に置き換えていくようにしてみて下さい。

飼い主さんに褒められることが、子犬にとっておやつ以上のご褒美となるように、良好な関係を目指して頑張って下さい。

おやつがないと指示に従わないという問題を発生させないためには、子犬が信頼する大好きな人に飼い主さん自身がなることです。

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おやつはフードで代用できる

おやつは、子犬の食事の1日の必要カロリーの10%以内であげるなら、問題はないです。

ただ、フード以外のものをあれこれ食べさせることは、あまり望ましくないと感じる飼い主さんもいると思います。

それに月齢の低い子犬の場合は、食べられるものも限られています。

 

そもそも、おやつと言えばフード以外の何かというように想像しがちですが、決してそうではないですよ。

しつけのご褒美のおやつはフードを使えば良いのです。

1日量のフードの中から、しつけに使う分を取って行けばよいのです。

1日の総量のフード全てを使ってゲーム感覚で給餌する方法もあります。

子犬が何か覚える度に、フードを一つずつ飼い主さんの手から与えて給餌するという方法です。

これはハンドフィードという給餌方法です。

ハンドフィードによる与え方は、信頼関係を築くのに効果的です。

 

《ハンドフィードの良い点は》

  • 誰がフードをくれるのかはっきり認識させることができる
  • アイコンタクトを取る機会が増える
  • 飼い主さんの手に注目する習慣が付けられる

 

フード以外のおやつを使う場合は、できるだけ小さめに小分けして一回量のカロリーを抑える工夫をするとよいですよ。

犬にはおやつの一回量は重要ではありません。

「飼い主さんからおやつをもらう」ことが嬉しいのです。

一回の量は少なくてもかまわないのです。

 

英国式のしつけ方法では、おやつを使うのが一般的です。

一方で、日本ではおやつを使わないしつけの方法も結構多く存在します。

しつけ方法は本当に様々ですが、飼い主さんも犬も無理なく継続しやすい方法がベストです。

良い信頼関係を築き、一緒に楽しめる方法を実践して下さい。

私個人としては、おやつというわかりやすい報酬が子犬には向いていると思います。

そして、関係性の変化とともに少しずつスキンシップなどの形のない報酬へとシフトすればよいのではないかと考えます。

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まとめ

しつけをスムーズにおこなうためには、子犬が飼い主さんを心から信頼していることが何よりではないかと思います。

おやつはその過程にある手段という考え方でよいのではないでしょうか。

しつけは子犬だけのものではなく、飼い主さんも一緒に成長していくことが必要です。

よきパートナーになれるように一緒に頑張って下さい。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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