『犬の十戒』~犬との約束~にGo!
PR

【野菜】犬が食べてはいけないもの【ダメなもの】

♦犬の食べ物
この記事は約6分で読めます。

犬が食べてはいけない食材は想像以上に多いです。

野菜はヘルシーで犬の健康にも良いイメージがありますが、実は犬にはダメなものが結構ありますよ。

今回は、野菜の中で犬が食べていけないものを皆さんと情報共有したいと思います。

スポンサーリンク

犬が食べてはいけない野菜

犬が食べていけない野菜の代表と言えば、

玉ねぎ、ネギ、ニラ、エシャロット、ニンニクなどです。

これらは全てユリ科の野菜です。

人間が食べるには何の問題もないのですが、犬には危険な野菜です。

その理由は、これらに含まれているアリルプロピルジスルファイドという有機硫黄化合物にあります。

この成分が犬の赤血球を破壊して溶血性貧血を起こし、最悪の場合は死に至りますからとても危なく、野菜そのものだけでなく成分が溶けだしたスープなども同様です。

つまりオニオンスープや玉ねぎが原材料になっているコンソメなども犬が食べてはいけないのです。

 

ただしニンニクには多量に含まれていないので、香りづけに使う程度ならよいと言われ、レシピに使われていることもあります。

でもどれくらいの量で中毒を起こすかは、当然個体差があります。

その判断は飼い主さん次第。

私の考えを述べるなら、どうしてもという理由がない限り、リスキーな食べ物をわざわざ食べさせなくてもいいのではないでしょうか。

 

じゃがいもの芽に含まれるソラニンというアルカロイド物質は、人間にも有害な成分です。

時々、じゃがいもの皮が緑色に色づいているのを見ますが、この部分にも含まれています。

じゃがいもそのものは食べさせてよいのですが(加工品の素材にもよく使われます)、与える時は芽や緑色の皮の部分をきれいに取り除き、加熱して下さいね。

 

これと似ていて、トマトの葉・茎・ヘタ・未熟な緑色のトマトにはトマチンという有害なアルカロイド物質が含まれます。

これも犬が食べてはいけないものです。

トマトは完熟していてもこの物質が微量含まれるのですが、完熟トマトなら大量でない限り犬も食べられます。

ー危険!犬が食べてはいけない野菜ー

玉ねぎ・ネギ・ニラ・エシャロット・ニンニク等ユリ科の野菜全般・じゃがいもの芽・じゃがいもの緑色の皮・トマトの葉・茎・ヘタ・未熟な緑色のトマト

 

スポンサーリンク

禁止ではないが控えた方がよい野菜

アルカロイドを多く含む野菜を避ける

野菜や果物などの植物のほとんどは、害虫を近づけない為に自然毒のアルカロイドを含んでいます。

構造や種類がそれぞれに違い、同じアルカロイドの蓄積は人間でも好ましくないと言われます。

その為に、同じ野菜を大量に生食したり長期に食べ続けるのではなく、いろんな種類の野菜をローテーションする方がよいのです。

犬にとっても、アルカロイドを多く含む野菜は、続けて大量に食べさせないようにするのが望ましいです。

 

ユリ科の野菜がその代表ですが、すでにユリ科野菜は犬が食べてはいけないもので上記したので、それ以外の野菜の種類を挙げてみますね。

ーアルカロイドを多く含む野菜ー

ナス科の野菜:じゃがいも・トマト・ピーマン・ナス

マメ科の野菜:インゲンマメ

 

こうして見てみると、未熟でなくてもトマトは、大量に続けなければよいのでしょうが、犬にあまり好ましくないのかもしれません。

シュウ酸を多く含む野菜を避ける

例えば、ホウレン草にはシュウ酸という成分が多く含まれます。

シュウ酸は体内のカルシウムと結合してシュウ酸カルシウムという成分になり、これが尿路結石の原因になるので要注意です!

 

うちの犬も検査で尿路結石の所見が見つかり、食事療法では改めて注意しました。

 

シュウ酸は、茹でこぼすなどの調理方法で減らすことはできます。

でも、やはり尿路結石になるリスクが高い成分です。

すでに治療をしていたり過去になったことがあるなら、シュウ酸を多く含む野菜は避けた方がよいと思います。

 

ーシュウ酸を多く含む野菜ー

ホウレン草・キャベツ・レタス

 

アルカリ性の食生活を避ける

野菜や果物はアルカリ性食品です。

人間の体には、アルカリ性食品は健康的で良いと言われていますね。

でも、犬の代謝の仕組みは人とは違います。

犬の体をアルカリ性に傾けてしまうと、おしっこもアルカリ性に傾きがちとなり、やはり尿路結石(ストルバイト結石)ができやすくなります。

そして、免疫機能も十分働かなくなり尿路感染症のリスクも増えます。

 

犬の体は、酸性に傾いている方が健康を保てるところが人間と違っているのです。

犬の食事の中には動物性タンパクが重要なのです。

犬の食生活では、アルカリ性食品への偏りを避けなければなりません。

アブラナ科の野菜を避ける

アブラナ科の野菜には、グルコシノレートという成分が含まれています。

この成分は、消化酵素で変化し甲状腺の働きを悪くして、甲状腺機能低下や甲状腺腫の原因になります。

甲状腺の病気で治療中だったり、問題のある犬は注意が必要です。

 

ーアブラナ科の野菜ー

キャベツ・大根・カブ・白菜・ブロッコリー・カリフラワー

 

スポンサーリンク

犬は野菜の消化が苦手

犬の消化管は、本来は野菜の食物繊維を消化するのに適していません。

 

食物繊維が便秘を改善することは人には当てはまりますが、犬は食べ物を丸飲みする傾向があるので腸に負担がかかり、ガスが溜まって消化不良を起こしやすいです。

犬に野菜を与えるなら、前もって、できるだけ繊維を切り離してあげて下さい。

小さく刻む、すり下ろす、加熱するなどで繊維は柔らかくなり、消化しやすくなります。

大量でなく適度な量ならば、繊維質は腸内の環境を健康に保つためには役立つので、ひと手間加えて犬の腸にやさしい状態にしてあげて下さいね。

スポンサーリンク

まとめ

野菜は体に優しいと思いがちですが、犬が食べてはいけないものや大量に摂らせてはいけないものがあるので確認しておいて下さい。

犬の食べ物全ての判断は、飼い主さんにあります。

どうぞ注意して、安全でできるだけ新鮮なものを選んであげて下さいね。

野菜は手作り食やトッピングにもアレンジしやすくて重宝しますよ。

 

コメント

テキストのコピーはできません。