子犬のトイレはどんなものを使っていますか?
トイレトレーはどれも同じように思えますが、それぞれに少しずつ特徴があります。
そして必ずと言っていいほどメッシュ付きですよね。
今回はメッシュ付きトイレの利点と欠点、上手な使用方法をご紹介しますね。
子犬のトイレの種類と選び方
幼い子犬はそれがトイレであることなど認識できてないので、トイレシートをかじったりして遊んでしまいがちです。
その結果、シートがボロボロに破れて中の素材が出てきてしまい誤って食べてしまうという事故も起こりやすくなります。
シートの内部には、吸水ポリマーという、紙おむつと同じで水分を吸収する素材が入っています。
ゼリーのようなこの素材を食べてしまうと、お腹の中で水分を吸収して膨らむので、大量になると子犬の生命の危険にも繋がります。
こういった理由で、子犬のトイレはシートが出てこないように押さえるメッシュカバーの付いたものが安全です。
メッシュは一般的に取り外しができるようになっていて、成長に合わせてはずして使うこともできます。
構造は、下にトレーがあるのでそこにシートを敷き、上からメッシュカバーと枠で固定するという感じです。
メッシュカバーが枠と一体化しているのもありますが、ほとんどはメッシュカバーと枠がそれぞれ独立し、パーツが離れます。
留め具が側面の縦にあるか横にあるかの違いや、脚あげするオス用の壁や囲いがあるものなど、特徴的な形もあります。
そして洗いやすく清潔に保てるようにプラスチック素材が多いようです。
機能的にはそれほど大きな違いはないと思うので、デザインや子犬と飼い主さんが使い勝手の良いものを選ぶと良いと思います。
メッシュ付きトイレの利点と欠点
利点
メッシュ付きトイレは、中に敷いているシートを子犬がかじったりすることができないので、安心して使用できます。
それがメッシュ付きトイレを使う最大の目的になります。
そしてメッシュがついていると、おしっこで直接濡れたシートの上を歩くことはないので、子犬の足の裏も濡れないですむかもしれません。
メッシュがおしっこを隠してくれている形になるので、見た目も悪くはないかもしれません。
欠点
おしっこで足が濡れないと書きましたが、シートにおしっこがうまく落ちて染み込むとは限りません。
メッシュの上におしっこが溜まる事もあるので、そこを踏めばやはり足は濡れます。
やはり足を拭いてあげるか足ふきタオルを周囲に敷いておくとかして対応するしかないと思います。
また、メッシュに隠れておしっこが一見わかりにくいので、シートを交換するタイミングを逃してしまいます。
そして飼い主さんの共通の悩みになるのが、メッシュ付きトイレはうんちの時に掃除がしづらいということではないかと思います。
子犬の頃にはうんちが柔らかめであることも多いです。
それがメッシュの部分に入り込むのです。
そうなるときれいに保つのには結構掃除の手間がかかります。
私も経験者ですので本当によくわかります。
ティッシュやウェットシートで拭けば、表からも裏からもうんちをメッシュの目の間に押し込むような感じになってますます取りにくくなります。
目に詰まったうんちを綿棒で取るなど、とても時間をかけて掃除している飼い主さんもいるようですよ。
メッシュ付きトイレの掃除について
メッシュ付きトイレの掃除は、水洗いしないときれいにならないと思います。
ウェットティッシュで拭いてすむなら手抜きもできるのですが、うんちの時にはよけいに時間がかかってしまいます。
衛生上の問題やにおいの原因などにもなってしまいます。
トレー全体をその都度洗わなくてもいいとは思いますが、メッシュ部分だけでも水洗いする方が結果的に簡単です。
子犬のトイレ掃除用ブラシを決めておいて、メッシュ部分はブラシで洗うとよいですよ。
古くなった歯ブラシなどが活用しやすいですが、百均などにある小回りの利く小さなブラシなら何でも応用できると思います。
トレーの方はスポンジなどで簡単に洗えます。
素材的に水切りもよくて比較的乾くのも早いです。
晴れた日でしたら、そのまま日光に短時間当てておくとすぐに乾いて清潔に使えます。
トイレトレーを洗う場所ですが、ほとんどの飼い主さんが浴室を使っているようです。
風呂場をトイレの洗浄に使うことに抵抗のある方もいらっしゃるようですが、最初に汚れを大まかに拭いて落として洗えば、それほど汚れる心配はないです。
後でお風呂を軽く洗い流すと大丈夫ではないでしょうか。
洗浄は、掃除用の洗剤でもお風呂用の洗剤でも応用できます。
メッシュ付きトイレの掃除は、それほど神経質に考える必要はなくて、飼い主さんの感覚で清潔にしてあげればよいと思います。
あまり難しく考えると本当に大変になってしまい、気持ちの余裕がなくなります。
できれば2個購入して、汚れたら取り替えてから洗う方が飼い主さんのペースでできるので気分的にも楽だと思います。
それほど汚れてない時は、除菌ウェットシートなどで拭いておくだけでも大丈夫だと思います。
子犬に安全な除菌消臭ミストなども一緒に使うと便利ですよ。
トイレが汚れないような工夫
できるだけうんちがメッシュ部分に入り込まない工夫ができるといいですね。
子犬のうんちが柔らかめでつぶれやすいのは仕方ないことです。
子犬ができるだけうんちを踏んでつぶさないようにしてみましょう。
うんちは成長とともに固まってきて、つまめるくらいの硬さになってきます。
柔らかいのを通り越して下痢になっているならすぐに病院に連れて行ってあげて下さいね。
子犬のトイレをサークル内に置いていることは多いと思いますが、どんな位置に設置してありますか?
子犬が人の姿を見てはしゃいで、トイレの上で飛び跳ねてうんちを踏み散らかすということはないでしょうか?
トイレのしつけの時は、サークルの出入り口の近くにトイレがある方が子犬もたどり着きやすいのはたしかです。
でも、出入り口にトイレがあると、サークルの中にいる子犬が外に出たくてトイレの上で飛び跳ねることも多い光景です。
次のような対策でも効果があることもありますよ。
- サークルの出入り口より奥にトイレを設置できるようにする
- サークルの向きを変えて、人の姿が見える位置にトイレがないようにレイアウトする
お留守番がある時などのためにも、サークルを広くして余裕を持たせ、子犬のトイレと居住スペースをきちんと区別してやると、トイレの上にいることも少なくなると思います。
次第に成長し、トイレのしつけも出来上がると、うんちをする時間帯も固定されてくるので、このようなことは減ってくるはずです。
トイレを壊す子犬・噛みたがる場合の対策
メッシュ付きトイレにすれば子犬がシートで遊ばなくなるという改善の方が多いと思います。
でも、中には、トイレの枠をガリガリと噛んでトレーの固定具を壊してしまい、そこからシートを引っ張り出して遊ぶ強者もいるようです。
このような子犬の場合、最初に書いたように同じようなメッシュ付きトイレでも、メーカーによって作りが少しずつ違っています。
固定具の部分がきつくできているとかゆるめとか、小さなことかもしれませんが多少の違いがあります。
他のものに変えたら、子犬が噛んでも開かなくなったということもあるようです。
実際に、シート交換する時に片手でも開けやすいものもあるし、必ず両手で開けないと開かないものなどがあります。
それを噛みたがる子犬の立場で選んでみるとよいのではないかと思います。
噛むのを防止するようなスプレーなどを併用してもいいかもしれません。
トレーがおもちゃになってしまっているのなら、他に子犬の気を引くようなおもちゃを用意してやると良いかもしれません。
おもちゃの中におやつを入れて、遊びながらおやつを出せるタイプのおもちゃなどは集中して遊んでくれますよ。
まとめ
メッシュ付きトイレは、子犬のシートいたずら防止に有効で便利です。
ただメッシュ部分の掃除は少し手がかかるかもしれません。
シートのいたずらは成長と共に落ち着き、メッシュなしで大丈夫になると思います。
必要なくなればメッシュをはずして使いやすいようにして下さい。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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