『犬の十戒』~犬との約束~にGo!
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【柿が好き!】犬は柿を食べても大丈夫?食べていい?

♦犬の食べ物
この記事は約7分で読めます。

果物が好きな犬は多いのではないでしょうか?

でも、生の果実には犬が食べてはいけないものもあるので、注意が必要です。

今回は、秋の果物、柿を犬が食べていいのかを確認しましょう。

柿は犬が食べても大丈夫なのでしょうか?

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犬は柿の甘さが好き?

個体差があるので何とも言えないのですが、少なくとも私の周りには柿を喜んで食べている犬は多いです。

私も柿が大好きなので、旬になると、大抵買い置きしています。

うちの犬も柿が大好きで、私がしょっちゅう買って来るので食べ慣れています。

柿は柔らかくて食感がよく、甘くて食べやすい果物ですよね。

犬は味に疎いと言われますが、甘味はよくわかるそうです。

酸味のない柿の甘さは、犬の好みの味なのかもしれませんね。

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柿は犬が食べても大丈夫

結論として、柿を犬が食べても大丈夫です。

柿は犬が食べていい果物です。

犬が食べてはいけないような危険な成分も含まれていません。

食べさせる量やアレルギーのことなどは、柿に限らずどんな食べ物でも注意が必要ですよね。

柿も常識の範囲内で与えることについては問題ないです。

ただ皮と種は、消化できないので食べさせないで下さいね。

小型犬などは特に、このようなものが腸に詰まりやすく、最悪の場合は開腹手術になることもあり危険ですので注意して下さい。

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柿の優れた栄養

せっかくですので、柿の成分や栄養価なども少し知っておきましょう!

βカロテン

柿のきれいなオレンジ色の色素は、βカロテンの色素です。

βカロテンは、体内で必要な量だけビタミンAに変わる栄養素です。

 

ビタミンには、水溶性ビタミンと脂溶性ビタミンという2種類があります。

水溶性ビタミンは、過剰になるとおしっことして排泄されますが、脂溶性ビタミンは過剰に摂りすぎると体に蓄積します。

ビタミンAは脂溶性ビタミンなので、そのままの形で摂ると蓄積し、過剰症なども現れます。

ビタミンAは、βカロテンという形で摂るのが望ましいのです。

人参やかぼちゃなど、多くの野菜にβカロテンは含まれていますが、柿にも豊富に含まれていますよ。

 

βカロテンは、強い抗酸化作用があり、粘膜や免疫力の強化、目にも良い栄養素です。

柿には、抗がん作用で注目のβクリプトキサンチンも含まれています。

ビタミンC

ビタミンCというと「酸味」のすっぱいイメージがありますよね。

柿とは、あまりイメージが結びつかないですが、ビタミンCが豊富なイメージのいちごなどよりも柿の方が多く含まれています。

また、同じ「柿」であっても、甘柿>渋柿>干し柿の順で、ビタミンCの含有量が違います。

 

ビタミンCは、美肌や美白という美容効果があるので、美容界でも使用されることが多いビタミンですが、身体機能の調整や抗酸化作用という大事な働きもあります。

最近では、がん予防に関して、上記したβクリプトキサンチンとビタミンCの相乗効果が注目を集めているとのことです。

 

実は、犬は人間と違って、ビタミンCを自分の体内で作ることができます。

ですので、これまで犬はビタミンCをわざわざ摂る必要はないと言われて来ました。

ですが、犬の体調によってはやはりビタミンCが不足してしまうようです。

 

【犬のビタミンCが不足する例】

  • 病気療養中で何か薬を服用している
  • ストレスが蓄積している
  • 妊娠している、授乳中である
  • 体力や栄養面が低下している高齢犬
  • 体の大きい大型犬

 

犬も、体調を整える為にビタミンCを外から補給することは有効ということです。

タンニン

タンニンはポリフェノールの一種で、柿の渋みの成分です。

渋柿に含まれているタンニンは「可溶性」と言われ、口の中で溶けて渋さを感じさせます。

柿が甘くなるにつれて、タンニンは「不溶性」のものに変化し、食べても口の中で渋みを感じなくなります。

甘柿に含まれているタンニンは「不溶性」です。

渋柿でも、それを天日に干して干し柿にすれば、タンニンを「不溶性」に変化させることができますよ。

渋柿を干すと甘い柿になるのは、タンニンの変化によるものです。

 

タンニンは、体内の有害物質を排出してくれる作用があります。

また、タンニンには抗酸化作用があり動脈硬化を防ぐ効果もありますので、生活習慣病予防にもよいですよ。

腸の動きを抑える作用もあり下痢止めにもなるのですが、摂りすぎると便秘してしまいます。

摂取量には十分注意しなければなりません。

フラボノイドも豊富に含まれていて、口臭予防にも効果があります。

フラボノイドはガムなどの成分でよく見る名前ですよね。

カリウム

カリウムは体内のナトリウムを排出する効果があります。

ナトリウムが体内に過剰にあると、血圧を上昇させます。

高血圧の人が塩分を控えるのは、ナトリウムが過剰にならないようにする為です。

カリウムを摂取するとナトリウムの排出を助けるので、高血圧の予防もできます。

柿には、カリウムだけでなく、カルシウムやリンなどのミネラル分が豊富に含まれています。

ペクチン

ペクチンは、食物繊維のことで、柿の表面の少しぬるっとした手触りのあの成分です。

ペクチンは水溶性食物繊維であり、コレステロールの吸収や血糖値の上昇を抑える働きがあります。

また、腸内の環境を整えて便秘を解消する働きがあります。

その他

柿は、その83%が水分で構成されていますので、水分の補給にもよいです。

果糖という、甘さの元になる糖分も豊富に含まれているので、カロリーもそれなりに高いです。

柿のカロリーは、100gで60Kcal、中くらいの大きさのものでは1個87Kcalくらいの目安になります。

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柿が犬に与える好ましくない影響

柿は食物繊維が多いので、消化が良いというわけではありません。

犬の消化管は、タンパク質の消化は得意ですが、食物繊維はあまり得意ではない構造です。

柿を食べすぎると消化管に負担をかけます。

また、柿でアレルギー反応を起こす可能性もあります。

果物には、犬がアレルギーを起こしやすいものも多く存在します。

さらに食べさせる量が多すぎると下痢や便秘になることもあります。

そして、カロリーを摂りすぎると肥満に繋がります。

特に干し柿は、カロリーも生の柿より高く食物繊維も多いので、少量だと思っていてもいろいろな影響が出やすく、注意が必要です。

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犬に与える時の注意

初めて食べる時は、アレルギーがないか観察して下さい。

初めて食べる時より、二度目からの方が、症状がひどく出ることもあるので、注意しておいて下さい。

 

 

犬が柿を食べていい目安は、小型犬で15g/1日くらいだそうです

いくら好きであっても、たくさん食べさせることはやめましょう。

丸飲みの危険がありますので、大きいままであげるのではなく飲み込みやすいように薄く小さくして与えて下さい。

 

柿を選ぶ時は、人間も食べることのできる熟した果実にして下さいね。

渋柿やまだ熟していないような柿にはアルカロイドという毒性物質が多量に存在しているので犬に食べさせるのは危険です。

特に庭に柿の木があるご家庭などは、実が落ちる可能性もあるので気を付けて下さい。

未成熟で毒性のある柿の実は、犬が拾って食べると危ないです。

食べても大丈夫なおいしそうに熟した柿を選んで、飼い主さんと一緒のおやつにしてあげましょう。

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まとめ

完熟した柿は犬が食べても大丈夫、柿は犬が食べていい果物です。

カロリーなども考慮し、食べさせる量には十分注意して下さいね。

犬の食べ物の安全は、飼い主さんが十分気を付けてあげて下さい。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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