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クリッカートレーニングで子犬のしつけを楽しもう!

♦子犬のしつけ
この記事は約6分で読めます。

しつけ方法の一つに「クリッカートレーニング」と呼ばれるものがあります。

クリッカーという音の出る道具を握って「カチッ」と鳴らして合図をするトレーニング、TVなどで観たことがあるかもしれませんね。

しつけ方法に少しテクニックが必要ですが、ゲーム感覚で楽しめると思います。

今回は、クリッカートレーニングをご紹介したいと思います。

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クリッカートレーニングとは?

クリッカーというのは、手のひらに握れるくらいの大きさのプラスチック製のしつけ用の道具で、指で押すとカチッと音がします。

このカチッと鳴るクリッカー音をしつけの合図に使います。

 

↓の画像を参考にどうぞ!

 

 愛犬用トレーニングクリッカー マルチクリッカー 

 

クリッカートレーニングは、望ましい行動ができた瞬間にクリッカー音で肯定するしつけの方法です。

子犬が正しい行動がとれた瞬間に「そう!それよ!」と声の代わりに音で伝えるのです。

音によるしつけの方法は、元々はイルカに対して行われていたものだそうです。

他の動物にも幅広く応用されているしつけ方法であり、アメリカでは人間の体操のトレーニングなどでも活用されているそうです。

クリッカー音はタイミングを合わせやすい

わざわざクリッカーを使って音で褒めなくても、飼い主さんの言葉で褒めてご褒美をあげる方が効果があるのでは?という疑問もわいてきますね。

たしかに同じことなのですが、人間の言葉や声には感情が表れるのが普通です。

そして、瞬間的に褒めたくても、言葉をかけるタイミングを合わせることは難しいものです。

クリッカーを使うと、感情に左右されることなく、強弱を統一した一定の音をピンポイントで発生させることが可能です。

そしてタイミングを合わせて子犬に肯定の合図を伝えやすいのです。

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クリッカーをまず使いこなす!

 

クリッカーは、人間の言葉より正確に瞬間をとらえることができます。

それにはまず、それを使う飼い主さんが使いこなせるようになることです。

クリッカーはタイミングがとても重要なので、操作することに慣れなくてはいけません。

クリッカートレーニングの準備

クリッカートレーニングには、ご褒美のおやつが必要です。

おやつに使うのは、フードの粒などでもかまいません。

難しいしつけに挑戦した時やとてもうまくいった時には、少しだけスペシャルなおやつもある方が良いですね。

普段のご褒美とスペシャルなご褒美の2種類のおやつを準備しましょう。

 

クリッカーの選び方

クリッカーは、手に握って操作しやすいものを選びましょう。

クリッカーによって音の大きさも微妙に違うようですので、子犬が驚かないくらいのちょうどよい音量のものを選んであげて下さい。

クリッカーの持ち方

クリッカーは、いつでも手元で操作しやすいようにしておきます。

ストラップなどでベルトやポケットに固定しておいてもよいですよ。

クリッカーを鳴らす練習をしよう

1.クリッカーを明確に鳴らすことができるようになりましょう。

クリッカーを鳴らすのは、一つのタイミングに対して一回だけです。

それも軽快に「カチッ」とはっきり鳴らさないと、子犬にはOKの合図が伝わりません。

使うことに慣れていないと、この音をピンポイントで鳴らすことができませんので、「カチッ」ときれいに鳴らす練習をしておきましょう。

2.おやつとクリッカーの両方扱えるようになりましょう。

クリッカーを鳴らした後にご褒美をあげるのですが、この間隔は1秒くらい必要です。

クリッカーの音とおやつが重なっているのは正しくないです。

クリッカーの音は、あくまでもその行動に対して「そうよ」の合図。

おやつはそのご褒美で、それぞれ別なものにしなくてはならないのです。

難しいですが、クリッカー音とおやつは連動しながらも、独立したものでなければなりません。

そうでなければ、子犬の意識はおやつの方にいってしまい、クリッカートレーニングの意味がなくなってしまうからです。

次のようにして、1秒という間隔でずらして操作できる練習をしましょう。

 

  1. クリッカーとおやつ10個、紙コップ(おやつを入れられるもの)を準備します。
  2. 片手でクリッカーを鳴らして、もう片手でおやつを一個入れる、という練習をします。
  3. 10個1セットとし、この練習を繰り返します。
  4. 慣れたら持つ手を変えて、同じように練習してみましょう。

 

クリッカートレーニングはこのタイミングが大事です。

クリッカーを扱い慣れるまで練習してみて下さい。

3.子犬の望ましい行動を的確にマークできるようになりましょう

子犬が、それ!という正解の行動ができた時、そのタイミングを逃さないようにクリッカーで合図を送ってあげなければいけません。

映像などを見ながら、画面が変わった瞬間にクリッカーを鳴らす練習や、窓から見える景色の中の、動く対象(車など)に対して鳴らす練習などをしてもよいと思います。

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クリッカートレーニングの実際

おすわり

子犬を無理に座らせようとするのではなく、子犬が自然に座るのを待ちます。

座る姿は普通によく見られる姿ですから、その座る瞬間をとらえてクリッカーを鳴らし、一秒おいてご褒美のおやつをあげて下さい。

ちょうど瞬間的にカメラのシャッターを切る感じです。

この動作の頻度が増えて来たら、今度は動作に「おすわり」という指示の言葉を関連付けます。

次第に子犬にとって言葉もその動作と関連づけられたものになるので、合図の順序を入れ替えます。

合図→動作→正解だったらクリッカーを鳴らしてご褒美というようにしつけをしていきます。

「おすわり」の合図で子犬が座るという動作が安定してくれば、このしつけに対してのクリッカーの役割は終わりです。

クリッカー音は、子犬にしつけをする途中の「そうだよ!」と肯定する心地よい音という位置付けです

「おすわり」のような合図のことをクリッカートレーニングではキューと呼び、これは必ずしも言葉だけと限らず、いろいろな合図を決めることができます。

 

クリッカーを間違って鳴らした場合でもご褒美はあげて下さい。

クリッカーとご褒美はどこまでも連動したものにしないと、子犬にクリッカーの良いイメージは持たせられなくなり、クリッカートレーニングが意味を成さないのです。

ハンドターゲット

ハンドターゲットは、人間の手をターゲットにして、子犬の鼻や前足を触れさせる(タッチさせる)というしつけです。

手を子犬の鼻先にかざし、手に近づく、匂いを嗅ぐ、前足で触れるなどの動作をした時に、クリッカーを鳴らしてご褒美をあげます。

これを繰り返し、手を少しずつ離していきます。

最後は子犬から離れたところから手をかざして、合図すると子犬が手の方へ来るというのがしつけの目的です。

これが「おいで」という合図になるのです。

ハンドターゲットのしつけができると、手で誘導しながら人の足の間をくぐらせるなどのトリックも可能になってきます。

クリッカートレーニングは、飼い主さんと子犬が楽しみながら、幅広くトリックなどにも挑戦することが可能なポジティブなしつけ方法です。

アメリカでは、タレント犬の訓練にもクリッカートレーニングが用いられるようです。

クリッカートレーニングはややテクニックが必要ですが、クリッカーという道具がしつけを盛り上げてくれるアイテムにもなってくれるのではないでしょうか。

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まとめ

子犬のしつけをゲーム感覚で楽しめるクリッカートレーニングは、コミュニケーションにも最適な方法です。

子犬と一緒に楽しんで取り組んでみて下さいね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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