子犬のクリッカートレーニング!一緒にしつけを楽しもう!

子犬のしつけの方法の一つに「クリッカートレーニング」というものがあります。

クリッカーを握って「カチッ」と鳴らしている、もしかしたらTVなどで観たことのあるあのトレーニング方法です。

少しテクニックが必要なしつけの方法ですが、覚えればゲーム感覚できっと楽しくなると思います。

今回はクリッカートレーニングというしつけ方法について説明したいと思います。

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クリッカートレーニングって何?

クリッカーとは

クリッカーとは、手のひらに握れるくらいの大きさのプラスチック製のもので、押すとカチッと音がするしつけ用の道具です。このカチッと鳴るクリッカー音をしつけに使います。

音をどのように使う?

クリッカートレーニングは、望ましい行動ができた瞬間にそれをクリッカー音で肯定するという、音を使ったしつけの方法です。

その音をご褒美のイメージに関連づけて、正しい行動がとれた瞬間に「そう!それだ!」ということを音で伝えるのです。

この音によるしつけの方法は、元々はイルカに対して行われていたものだそうですが、他の動物にも応用できるしつけ方法であり、また、アメリカの学校では人間の体操のトレーニングなどでも活用されているとのことです。

クリッカートレーニングはどんなメリットがある?

音で褒めてご褒美をあげるのなら、クリッカーを使わず言葉で褒めてご褒美をあげるしつけも同じではない?と疑問がわくかもしれないですね。

たしかに原理は同じですが、人間の言葉や声には感情が表れます。また、動作の瞬間と言葉のタイミングを合わせることも難しいものです。

クリッカーでは、短く、感情に左右されず強弱も統一された一定の音を「ここ!」というピンポイントで発生させることができるので、子犬に肯定を伝えやすくなります。

クリッカートレーニングに必要なことは?

クリッカーは、人間の言葉より正確にその瞬間をとらえることができますが、まずそれを使いこなせることが必須です。

クリッカーとご褒美のタイミングがとても重要になってくるので、飼い主さん自身がクリッカーを使うことに慣れなくてはいけません。

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クリッカートレーニングを始める前に

クリッカートレーニングに必要なもの

クリッカーと共に、ご褒美として使用するものが必要です。

一般的にはおやつを使用しますし、そのおやつはフードでもかまいません。

そして難しいしつけに挑戦した時やとてもうまくいった時の為に、スペシャルなおやつも決めておいた方が良いので、2種類のものを準備しておきましょう。

クリッカーの選び方

手に握って操作しやすいものを選んで下さい。

クリッカーによって音の大きさも微妙に違うようですので、その子犬が驚かないくらいの音量のものを選んであげましょう。

クリッカーの持ち方

クリッカートレーニング中はいつでも手元で操作しやすいようにしておきます。ストラップなどでベルトやポケットに着けておいてもよいでしょう。

クリッカーの練習をしよう!

①クリッカーを明確できれいに鳴らせるようになりましょう。

クリッカーを鳴らすのは、一つのタイミングに対して一回だけです。それも軽快に「カチッ」とはっきり鳴らさないと、子犬にはどこがOKだったのかわからなくなります。

慣れないと、この音をピンポイントで鳴らせなかったりしますので、「カチッ」ときれいに鳴らせるように練習をしておきましょう。

②クリッカーを鳴らせるようになったら、次はおやつとクリッカーを両方扱えるようになりましょう。

クリッカーを鳴らした後にご褒美をあげるのですが、この間隔は1秒くらい必要です。クリッカーの音とおやつが重なっているのは正しくありません。

クリッカーの音はあくまでもその行動に対して「そうだよ」の合図、おやつはそのご褒美であり、それぞれ別なものです。

これは連動しながらも独立したものでなければなりません。そうでなければクリッカートレーニングの意味がなく、子犬の意識はおやつの方にいってしまいます。

1秒という間隔をあけて微妙にずらして操作できる練習をしましょう。

  1. クリッカーとおやつ10個、紙コップ(おやつを入れられるもの)を準備します
  2. 片手でクリッカーを鳴らして、もう片手でおやつを一個入れる、という練習をします。
  3. 10個で1セットとし、この練習を繰り返します。慣れたら持つ手を変えて同じように練習してみましょう。

クリッカートレーニングはこのタイミングが大事なので、クリッカーを扱い慣れるまで練習してみて下さい。

③クリッカーを扱い慣れたら、子犬の望ましい行動を的確にマークできるようになる練習です。

子犬が、これ!という正解の行動をとった時、そのタイミングを逃さないように「そうだよ!」とクリッカーで合図を送ってあげなければいけません。

映像などを見ながら画面が変わった瞬間にクリッカーを鳴らす練習、または、窓から見える景色で動くものにいつ鳴らすかを決めておいて、そのタイミングで鳴らす練習をしてもよいと思います。

クリッカートレーニングの実際

おすわり

子犬を無理に座らせようとするのではなく、その行動を待ちます。

座る姿勢は子犬にも普通によく見られる姿勢ですので、その座る瞬間をとらえてクリッカーを鳴らし、一秒おいてご褒美のおやつをあげましょう。

ちょうど瞬間的にカメラのシャッターを切るような感じです。

おすわりの姿勢のたびにクリッカーを鳴らしてご褒美をあげることで、この動作の頻度が増えて来たら、今度は動作に「おすわり」という言葉を結び付けます。(合図の言葉は統一さえしていれば何でもよい)

次第に言葉が動作と関連づけられていくので、この合図によって座る動作ができるように順序を入れ替え、合図→動作→正解だったらクリッカーを鳴らしてご褒美、というようにしつけていきます。

「おすわり」の合図で子犬が座るという動作が安定してくれば、このしつけに対してのクリッカーの役割は終わりになります。

クリッカー音は子犬に何かの動作をしつける途中の「そうだよ!」と肯定する心地よいものという位置付けになります。

「おすわり」のような合図(コマンド)のことをクリッカートレーニングでは「キュー」と呼び、これは必ずしも言葉だけとは限らずいろいろな合図を決めてもよいです。

そしてもしクリッカーを間違って鳴らした場合でもご褒美はあげて下さい。クリッカーとご褒美は連動したものでないと、子犬にクリッカーの肯定のイメージが持たせられなくなり、クリッカートレーニングの意味がなくなります。

ハンドターゲット

人間の手をターゲットにして子犬の鼻や前足を触れさせるというしつけです。

手を子犬の鼻先にかざして、手に近づく、または匂いを嗅ぐ、前足で触れるなどの動作をした時にクリッカーを鳴らしてご褒美をあげます。

これを繰り返し、手を少しずつ離していき、最後は子犬から離れたところから手をかざして合図すると子犬が手の方へ来るというようにしつけを進めます。

これで「おいで」が有効になります。

ハンドターゲットがしつけられると、手で誘導しながら人の足の間をくぐらせるなどのトリックも可能になってきます。

【トリックについての参考記事】

子犬とのコミュニケーション「お手」のしつけをしてみよう!

まとめ

犬のしつけでは、罰を与えることは効率のよい方法ではなく、罰で行動は変えられても学習を生み出すことはできないと言われています。

クリッカートレーニングは、飼い主さんも子犬も楽しみながら、幅広くトリックなどに挑戦が可能なポジティブなしつけ方法です。アメリカでは、タレント犬などにクリッカートレーニングを使用することが多いのだそうです。

しつけをする飼い主さんにもテクニックが必要で、少し難しい方法ではありますが、クリッカーという道具がしつけを盛り上げてくれるアイテムにもなってくれそうです。

クリッカートレーニングを通して何かを達成できた時には、子犬と飼い主さんはとてもよいコミュニケーションのとれるパートナーになっているのではないかと思います。

子犬との遊びの一つとしてやってみるのもよいのではないでしょうか。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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