『犬の十戒』~犬との約束~にGo!

犬は卵を食べても大丈夫!注意すべきことは2つあります

犬の食べ物
この記事は約8分で読めます。
スポンサーリンク

卵はどこでも簡単に手に入るし、どんな料理にでも応用できる便利な食材です。

ただ、最近はアレルギーで卵を食べられない人も多く、アレルゲンになる食べ物としても有名になってしまいました。

実は私も卵のそういうイメージが拭えず、愛犬の食事にもあまり使わないのですが、犬は卵を食べられます。

ただ注意点もあるので知っておきましょう。

それを守れば、卵は犬も大丈夫

スポンサーリンク

卵は栄養価が高い!

卵は良質な蛋白源です。

アミノ酸スコアが最高値の100という、大変優れた食べ物なのです。

 

【アミノ酸スコアとは】

必須アミノ酸のバランスを数字で表したもの。この数字が高いとアミノ酸のバランスがよく、良質な蛋白源となる。上限は100。

 

アミノ酸は、体を構成し維持していくのに重要な栄養素。

必須アミノ酸の一つであるシスチンは、卵に多く含まれていて免疫力を高める働きをします。

 

それだけではありません。

 

卵には、食物繊維とビタミンC以外の栄養素が全て含まれています。

 

卵は完全栄養食品と呼ばれる理由はここなのです。

 

卵に含まれる脂質「レシチン」の中には、コリンという物質があります。

これは、認知症予防に大きく関与する物質です。

ちょっと話が逸れてすみません。

アルツハイマー病はアセチルコリンという神経伝達物質の不足が大きく影響します。

アセチルコリンの元になるのがコリンなのです。

アルツハイマーは、コリンをアセチルコリンに変える酵素が減るのが原因ですが、コリンを十分に摂ることは脳に必要なことで、コリンのサプリメントもあります。

 

レシチンはコレステロールを除去する働きもあります。

そして動脈硬化や心疾患、脳梗塞などを予防します。

 

卵には、他にも鉄分やカルシウムも豊富です。

卵は、黄身と白身を合わせて全卵として使用することが多いため、栄養素も全卵として考えるのが一般的です。

卵の黄身、卵の白身、と分けた場合には栄養素もそれぞれ違います。

 

スポンサーリンク

卵の黄身の栄養素

卵の栄養素のほとんどは卵の黄身の部分にあります。

卵の黄身は、前述したコリンが多く含まれています。

 

また、ビオチンというビタミンが豊富です。

ビオチンと言えば、人の美容にも注目のビタミンHとも呼ばれるビタミンです。

ビオチンは、アレルギー皮膚炎の改善、皮膚や被毛を健康に保つ働きがあります。

卵の白身の栄養素

卵の白身の構成は、水分以外のほとんどがタンパク質です。

 

卵の白身には、リゾチームという物質が多く含まれています。

塩化リゾチームという名前に聞き覚えはないですか?

これは風邪薬の成分ですが、実はこの塩化リゾチームは卵の白身から作られるのだそうですよ。

 

リゾチームという物質には、菌の繁殖を抑制する作用や、免疫力を高める働きがあります。

そしてリゾチームが、卵そのものを腐敗させずに一定期間保つ役割もしているというからすごいですね。

 

ところで、生卵を食べる時、ドロッとしたカラザを取り除いていませんか?

私は食感が嫌なのできれいに取り除いてしまうのですが、ここに含まれるシアル酸という物質は卵の重要な部分なのです。

 

シアル酸は、

 

  • 免疫力を高める
  • ウイルスから体を保護する
  • ガンが広がるのを抑制する

 

などの作用がある物質で、実は捨てたらもったいない!のでした。

私もこれからは取り除かずに食べることにします。

コレステロールの問題

卵=コレステロールというイメージがずいぶん長いことついて回っていました。

近年、それが訂正されることとなりました。

 

これまで卵はコレステロールが高いと言われ、私達が食べるのも1日1個までが推奨とされてきました。

優良な食べ物ですが、食べすぎると健康が気になる食べ物でもありました。

その基準は2015年に突然変わることになります。

健常者(病気がある場合は除く)は、食事によるコレステロールの制限はしないという、これまでと全く違う基準が発表されたのです。

 

2015年2月に米国農務省USDAから一般国民向けに発表されたガイドライン作成委員会レポート[3]において、ACC/AHA同様、食事中コレステロールの摂取と血中コレステロールの間に明らかな関連を示すエビデンスがないことから、これまで推奨していたコレステロール摂取制限を無くすことが記載された。

我が国の「2015年日本人の食事摂取基準」[4]では、健常者において食事中コレステロールの摂取量と血中コレステロール値の間の相関を示すエビデンスが十分ではないことから、コレステロール制限は推奨されておらず、日本動脈硬化学会も健常者の脂質摂取に関わるこの記載に賛同している。

ただし、このことが高LDLコレステロール血症患者にも当てはまる訳ではないことに注意する必要がある。

出典元 日本動脈硬化学会 https://www.j-athero.org/jp/outline/cholesterol_150501/

コレステロールそのものは、悪さをするだけではなく、細胞膜を作るなど体には必要な成分なんですよ。

 

卵は、コレステロールも含むけど、それを除去するレシチンも多く含んでいるので、よほど大量に食べすぎなければ神経質にならなくてもよい食べ物になりましたね。

スポンサーリンク

犬にも卵は大丈夫

結論から言えば、卵を犬に食べさせても大丈夫です。

ただし、注意点はあります。

アレルギーの問題

卵は、タンパク質ですので、やはり犬のアレルゲンになることも多いようです。

 

犬も卵アレルギーがあるということを念頭に置き、嘔吐や下痢、皮膚の異常などアレルギー反応には十分に注意して下さい。

 

 

アビジンの問題

アビジンは、卵の白身を生で食べさせた時に問題となります。

 

アビジンは、ビオチンと結合しその吸収を阻害します。

それが続くと体内のビオチン不足が起こります。

ビタミンバランスが崩れ、アミノ酸代謝にも影響があり、皮膚炎や消化器症状などを起こします。

 

ただ、これは卵の白身だけ生食している場合の問題です。

卵の黄身にはビオチンが豊富なので、全卵で食べるとお互いの成分で打ち消し合い、身体に影響しません。

また、卵を加熱すれば、アビジンはビオチンと結合しません。

 

犬が白身だけ生食するなんてことは、まずないと思うので大丈夫です。

また、消化の点や食中毒の予防の点からも、卵を犬に与える時は加熱を原則にして下さい。

加熱しても、卵の栄養素はしっかり残っているので大丈夫ですよ。

 

卵の消化が一番良いのは、半熟ゆで卵の状態です。

固ゆでになるとなぜか消化が悪くなるようです。

 

卵は1個90Kcalくらいあります。

小さいわりにカロリーも高いので、量にも注意が必要ですね。

スポンサーリンク

卵の殻にも栄養がある?

卵の殻は捨ててしまうと思いますが、カルシウムが豊富で殻の内側の膜にはコラーゲンなどが豊富です。

それで卵の殻をサプリがわりにする飼い主さんもいるようですよ。

 

【卵の殻をカルシウムサプリにする方法】

  1. 使用後の卵の殻を集めてよく洗う
  2. 干してお湯で5分ほど煮沸消毒
  3. 乾燥させた後にすり潰して粉にする
  4. 根気よく濾して破片などを取り除く
  5. なめらかなパウダー状にする

 

卵の殻は、食中毒の原因になるサルモネラ菌などが付着している危険性があり、衛生面が気になりますね。

でも、一般に販売されているものは、特殊な洗浄を行ってから店頭に並んでいます。

下手に家で洗ったりすると、表面の層が剥がれて菌が中に入りやすくなり、かえって保存が効かなくなります。

使う直前までは洗ったりしない方がよいです。

 

卵の殻のサプリは、手作りすると手間がかかりますが、成分を抽出した市販のサプリもあります。

これはアレルギーに効果が期待できるサプリのようですよ。

 

 

まとめ

犬は卵を食べても大丈夫。

ただしアレルギーのリスクがあるので気を付けて下さいね。

カロリーも高いので、例えばゆで卵を刻んでトッピングなどに使うとよいかもしれません。

必ず加熱してあげて下さいね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

コメント

テキストのコピーはできません。