好きか嫌いか分かれる野菜 セロリを犬の食べ物にできる?

セロリが出て来る有名な歌がありましたが、セロリという野菜は苦手な人も大好きな人もいて好みがはっきり分かれる、ちょっと癖のある野菜です。

独特の香りもあり犬の食べ物にはなりそうもない印象がありますね。ところがセロリは意外な効果もあって、犬の食べ物になる野菜なのです。

今回はセロリのちょっと特殊な栄養素について説明したいと思います。

セロリってどんな野菜で何の栄養があるの?

セロリの原産地はオランダ、セリ科の植物で江戸時代に日本に持ち込まれた野菜です。輸入のものもあるので、ほぼ一年中見かけますが、旬は11月~5月くらいです。

セロリを食材に使う時はどこを使うでしょう?もちろん全部かもしれませんが、サラダなどでは食感の良い茎の部分を食べることが多いのではないでしょうか?

実は、セロリの栄養は茎よりも葉の部分に多く、茎の2倍の栄養があるとのことです。

セロリの茎の部分には食物繊維であるメチオニンが多く、このメチオニンが肝機能を活性化させるためにデトックス効果が期待できます。

セロリには他にもビタミン類、ミネラル類が豊富に含まれています。

まず、ビタミンEが含まれています。これは抗酸化作用があり活性酸素を除去、動脈硬化を予防し若さを保つビタミンです。ビタミンCと一緒に摂ることで相乗効果が期待されますが、もちろんセロリにはビタミンCも豊富です。この二つを同時に摂ることによって抗酸化作用が強化され、がん予防効果も期待できます。

また、βカロテンが含まれていて、体内で必要な量だけがビタミンAに変化します。このビタミンAにも抗酸化作用があり、動脈硬化を防いで生活習慣病を予防し、がん予防に効果があるとされます。

他にも、乳酸を分解して、疲労を回復させる効果のあるビタミンB群や、ナトリウム排泄に関与して血圧を正常化しむくみを改善するカリウム、止血作用や骨を丈夫にする効果のあるビタミンK、便秘を解消する不溶性食物繊維などが豊富に含まれています。

また、セロリの苦みや辛み成分である、フラボノイドのⅠ種であるフラボンは、強力な抗酸化作用があり、血糖値を安定させる効果があります。

さらに、キャベツほど有名ではないですが、キャベツの栄養分で、消化管修復、保護成分であるビタミンU(キャベジン)、セロリにも含まれています。

カロリーは100gあたり15Kcalと低く、低カロリーで栄養価の高い野菜です。

そして、何といっても一番特徴的なものが、あの独特の香り成分です。これは次の項で別に書きたいと思います。

セロリの香りにこんな効果があるなんて!

セロリのあのクセのある香りは、アピイン、セダノリッド、セネリンなどの約40種類もの精油成分で構成されています。アピインという主成分は、セロリのポリフェノールのⅠ種です。

これらの香り成分は、それぞれに抗酸化作用があり、免疫力を高め、またビタミンEと一緒になることで血行促進の働きがあり、冷え性の改善なども期待できます。

さらに、このセロリの香りは、精神の安定にも効果があるとのことです。昔は、セロリは心を落ち着かせて穏やかにしてくれる薬草として使用されていた歴史もあるようです。鎮静と共に頭痛時などに鎮痛効果もあるとされています。

犬はセロリを食べても大丈夫?

セロリはその95%が水分です。残りの部分に豊富な栄養が存在していると同時に繊維も多いので、何となく犬にはよくない食べ物に思えますが、セロリは犬の食べ物にしても良い野菜です。

生のままでも大丈夫ですし、加熱によってもその栄養分を失うことが少なくて、加熱によるデメリットは少ない野菜ですので、どのような方法でも犬の食べ物にすることができます。

犬の嗅覚は人間よりも優れていると言われていますが、香り成分による鎮静効果は犬にも有効であり、精神的に落ち着かない状態の犬を安定させる効果も期待されています。

セロリの様々な栄養素が犬の健康を維持してくれることに役立ちますので、犬がその味や香りを好まない場合を除いて、犬の食べ物として十分活用できる健康的な食べ物です。

犬の食べ物にする時の注意

犬の腸は、もともと繊維質の消化は苦手ですし、繊維の消化不良によって最悪の場合は腸閉塞などを起こすこともあります。生の場合でも加熱調理する場合でも、必ず皮を剥いて茎のスジを取り除くようにしてから食べさせて下さい。

セロリは加熱しても茎のスジがそのまま残りますので、残らないように取り除いて消化しやすくしてあげるようにして下さい。また、犬は丸飲みすることも多いので、小さく切るか、刻む、あるいはミキサーにかけるなどしてあげても良いでしょう。

そして、セロリに限らず犬の食べ物はどんなものであっても、アレルギーを起こす危険性がありますし個体差があります。初めて食べさせる食べ物などは特に、少量を食べさせてみて、アレルギーがないか様子を見ながら与えるようにして下さい。

もし体調の変化があった場合はその食べ物は今後は食べさせてはいけません。

【参考記事】

4種の症状に注意!犬の食べ物アレルギー対策について

セロリを使った犬の手作りご飯

セロリを犬の食べ物にした手作りご飯のレシピを見つけましたので、ここでちょっとご紹介させて頂きますね。このレシピではターメリック(ウコン)が使用されています。

ターメリックのクルクミンという成分は消化や解毒の酵素を助ける働きがあり、抗酸化作用があるとされているので、犬用サプリやおやつに使われているものもあります。

しかし、長期に渡って与えることや大量に与えることは、かえって肝臓に負担をかけることになりますのでご注意下さい。何でも過ぎることは良くないですね。

ちなみに、苦みがなくて犬が食べやすい「犬用ウコン」というのもあって、これは人間も食べられるそうです。

 


犬ごはん・タラのスープカレー風

材料 (体重10キロの犬 1回分)
鱈40g
キャベツ20g
ニンジン20g
きのこ類20g
セロリ20g
ターメリック 小さじ1/2
水適量

?材料を測り揃えます
?全ての材料を犬が食べやすい大きさに切り、鍋に入れ、材料が浸るくらいまで水を入れ、ターメリックも入れて中火で10分煮ます
?材料が煮えたら、お皿に盛り付けてできあがり

出典元 https://cookpad.com/recipe/3034154

まとめ

セロリには、特徴的な栄養があり、犬の食べ物には良い野菜です。その香り成分は、精神的な安定という変わった効果が期待されているので、犬をリラックスさせるのにも良いかもしれません。

ただ、このような栄養については、食べさせたらすぐに効果が出るというものではないので、過剰に与えるなどの食べさせ過ぎには注意をして下さい。

犬は人間と違って食物繊維の消化が苦手ですので、犬の食べ物は量と食べさせ方にくれぐれも気を付けるようにしましょう。犬の食べ物としては、必ず皮を剥いてスジを取り除き小さくカットするということを忘れないで下さいね。

人間のスムージーなどに定番のセロリですが、やはりとても魅力的な食べ物で犬にも大丈夫ですので、どうぞ美味しく食べさせてあげて下さいね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました

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