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シニア犬の健康診断の必要性 経験から実感したその理由

♦犬の体と寿命

犬もシニアになるといろいろと病気も出やすくなります。

だけど飼い主としては、犬が元気であればあまりシニアになったという実感がなく、体調の変化に気付かないことも多いのではないでしょうか。

私もそうでした。

ですが、この度、愛犬の健康診断を受け病気が発見されました。

今回は我が家の経験をもとに、シニア犬の健康診断が必要な理由をお話したいと思います。

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我が家の犬が健康診断を受けた経緯

うちの愛犬はもともとてんかんという病気を持っていて、小さい頃から定期的に通院し薬を飲んでいます。

通院はだいたい1ヶ月~2ヶ月に一回という頻度で、主治医はずっとかかりつけの獣医師です。

【参考記事】

犬のてんかんは脳炎の可能性も・脳炎は完治する病気?

受診時には毎回聴診器で心音を聴取してくれますし、定期的に血液検査も受けていました。

シニアは7歳を区切りに考える

犬の7歳はシニアの区切りと言える年齢です。

【犬の年齢の数え方(人間年齢への換算)はこちら】

老犬に粗相が始まった時 理解すべきことと対策について

ドッグフードなどを見るとわかりやすいと思いますが、シニア用のフードは7歳~というように区切られていることも多いです。

ちなみに我が家の犬もこの時点(2018年)で7歳でした。

そしてシニア健診の対象も7歳以上と区切られていました。

定期的に通院していたことは幸いだった

その日は定期通院の日でしたが、その病院ではシニア健診の強化月間というキャンペーンが行われていたようです。

しょっちゅう病院には行っているので、健康診断をする機会はいくらでもあったのですが、正直なところ、7歳になったからとそれまでと特に変わることもなく、私の中ではまだまだ若いという感覚でした。

持病以外に何か気になることがあったわけではなく、てんかん発作さえ起こらなければ大丈夫と思っていたのです。

血液検査も簡単なものとは言え、ちゃんと薬の副作用などはチェックしていたので。

主治医から、7歳なのでこの際健診を受けてはどうかと勧められ、まだもう少し先でも良いとも思いましたが、キャンペーンサービスもあったのでこの機会にとそれに乗りました。

もし通院をしていなかったら、まだ「うちの子はシニア」という意識は薄かったかもしれません。

それほど必要性を感じていなかったが安心を目的にした

もちろん何か異常が見つかるとは思っていませんでした。

普段から何か症状があったわけではありません。

ただ主治医がそう言ってくれるなら安心の為にも、という軽い気持ちで健診を受けることにしました。

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我が家の犬のシニア健診の内容

シニア健診と言っても、人の健康保険加入者対象のものなどとは違うので、その病院ごとに多少内容が違うかもしれません。

チェックすることは大差ないと思いますが、事前に内容を確認された方がよいと思います。

血液検査

血液検査では、貧血等の異常、肝機能、腎機能、甲状腺疾患、血糖値などがわかります。

うちの犬には特に引っかかる数値はありませんでした。

胸部レントゲン検査

気道や肺の異常などを見ることができます。

うちの犬は日常的に逆くしゃみが見られ、気管虚脱を心配してレントゲンを撮ってもらったことがあります。

結果、それはありませんでしたが、気道の狭い犬種なのでやはり呼吸器は少し気になることを伝えていました。

今回も気管虚脱のような異常はありませんでした。

【参考記事】

気管虚脱がある犬の発作のコントロール 日常生活での対処法

エコー検査

今回の目玉はこのエコー検査でした。

心臓と腹部のエコーをして頂き、これが今回シニア健診を受けた最大のメリットになりました。

それは次の項目に続きます。

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健康診断で初めてわかった病気

心臓の異常・僧帽弁閉鎖不全症

うちの犬には心臓の異常、「僧帽弁閉鎖不全症」という病気があることが判明しました。

通院のたびに心音を確認してもらい、これまでに心雑音を指摘されたことはなかったのです。

もちろん、心雑音があればとっくに精密検査の運びになっていたと思います。

心雑音は僧帽弁閉鎖不全症の症状の1つです。

そしてこの心臓病は犬にとても多い病気で、しかもうちは好発犬種と言われるチワワです。

心雑音が現れる前に心エコーで早期発見できたことは、ある意味ラッキーです。

この病気は進行性で、薬を開始する時期によって予後も左右されるので、早く見つけられたことは良かったと言えるでしょう。

ただ、進行の早さには個体差があるようで、うちの場合、早期とは言え心臓の血液の異常な逆流は多く、すでに内服開始の対象でした。

【参考記事】

心臓に雑音が生じる犬の病気 僧帽弁閉鎖不全症の症状と治療

腎臓と膀胱の異常・尿路結石

腎臓には腎嚢胞(じんのうほう)という異常所見が認められましたが、これ自体は原因不明とも言われます。

ただ、尿路系の流れに異常がある可能性があり、次回改めてエコーと尿検査ということになりました。

そして次の受診日に再度、検査を行い、膀胱内に結石があることがわかりました。

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もし健康診断を受けなかったら?結果から考えたこと

愛犬の今後の方針

結石には尿のpHが関係し、その種類を知る為には尿検査が重要なのですが、うちの場合、尿のpHの数値はどちらとも判断が困難な結果でした。

薬では溶けないタイプの結石があり、そのタイプの石は大きくなってしまうと手術で摘出する治療になります。

頻尿や血尿で急変の危険?尿路結石はあなどれない犬の病気

人のように体外から超音波で石を砕くような治療は、犬にはできません。

チワワのような小さい犬は、石が大きくなると尿道を容易に塞いでしまい大変危険なので、今後は食事療法をしつつこまめに経過を見て行かなければなりません。

心臓病に関しては、血圧をコントロールし心臓血管を拡張させてかかる負荷を減らすためのACE阻害剤という薬が開始されました。

犬の僧帽弁閉鎖不全の治療では、最初に処方される一般的な薬と思われますが、今後、病気の進行に応じて他の種類の薬との組み合わせになっていくでしょう。

ちなみに、人間にもACE阻害剤は心不全の治療で処方されますが、人の僧帽弁閉鎖不全症の治療の基本は手術です。

症状が出るのは病気が進行してから

シニア健診を受けさせなければ、私は愛犬の心臓が悪いと考えることはなかったでしょう。

また、おしっこの異常があるわけではないので、結石にも気づかなかったでしょう。

いくら定期的に通院していても、何も症状のないものは見当もつきません。

このような病気に気づくのは何かの症状が現れてからです。

その時には病気が進行しシビアな状態になっているとしても。

シニアになってもこれまでと特に変わりない、そう見えていても、やはり加齢とともに起こりやすい病気はあります。

安心の為に受けた健診がこのような結果でショックではありましたが、それでも今見つけることができたことは良かったのかもしれません。

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シニア健診を勧める理由のまとめ

うちの犬はてんかんという病気を持っていることで病院には縁が深く、健康であまり病院にかかる機会のない犬よりも、私は安心しているところがありました。

今でなくてもいつでも検査できると思っていたし、今回の健康診断は冬でしたが、どうせフィラリア検査の採血もあるので、もう少し待って春にでもなどと漠然と考えたりもしたのです。

だけど、数か月であっても早く受けて良かったと思っています。

見た目の元気と体の状態は違うし、特にシニアはその可能性が高いと感じます。

それがシニア健診をお勧めしたい理由です。

愛犬がシニアになったら、たとえ元気でもどうか健診を受けて、健康状態をチェックしてあげて下さい。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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