雨の日の犬の散歩は少しばかり憂鬱ですね。
本音は出かけたくない、でも梅雨時などはやむのを待ってもきりがないので、そうもいきません。
そしてやっぱり濡れてしまうので帰ってからのケアもおろそかにできません。
今回は、雨の日の散歩が少しでも楽しくなるように、お役立ちグッズのご紹介と散歩後のケア方法をお伝えしますね。
雨の日は散歩も休みにする飼い主さんも多いです
雨の日でも、全く気にせず喜んで散歩に行きたがる犬も多いです。
反対に、体が濡れることを嫌い、雨の日は外に出たがらない犬もいます。
前者は大型犬に多いようですが、違いは犬種だけでなく習慣や性格など様々です。
ちなみにうちの犬は、雨の日はベランダにさえ出たがらないタイプです。
雨でも散歩に行くか行かないかは、トイレの習慣次第でもありこれは重要です。
最近は極端な気象の日も多く、豪雨や竜巻など異常気象の危険も増えています。
雨に濡れた路面は犬の足にも条件が悪く、異物を踏むなどの危険も多いです。
なので、そんな日はお休みにしても、室内トイレもOKな犬なら特に問題ないですが、外でしか用を足せない犬の場合はそうはいかないでしょう。
少し古いデータではありますが、大手保険会社のアニコムが、雨の日の散歩についてアンケート調査をおこないました。
『アニコム損保~愛犬との梅雨の過ごしかたアンケート実施』
この調査によると、全体の約4割の犬は雨に濡れることを嫌がるという結果が出ています。
また半数以上の飼い主さんは雨の日は散歩を休むそうです。
雨でも散歩に行くといううちの6割は、濡れないためのグッズで対策をしています。
レインコートを着せるなどした上で、できるだけ短時間で散歩を切り上げたいと考えていることがわかりました。
雨の日の散歩に役立つグッズ
雨の散歩時に必須のグッズと言えば、まずはレインコートです。
体を雨から守って濡れるのを最小限にしてくれます。
犬用レインコートも、今はサイズもデザインもバリエーションが広がって種類も豊富になりました。
着せやすくて、できるだけ犬に違和感のないものを選びたいですね。
サイズの合わないレインコートでは、動きづらくなってしまいます。
エプロンタイプのレインコート
エプロンタイプのレインコートは、地面からの跳ね返りの汚れを防止したい時などに役立ちます。
雨上がりで路面が濡れている時など、特に体高の低い犬(コーギーやダックスなど)に着用させることで下からの汚れを防げます。
ハーネスのような簡単な作りで着用させやすくコンパクトなので、普段から折りたたみ散歩グッズとして携帯しておくと便利かもしれません。
本格的なレインコートにはなりませんが、手軽に使えるグッズだと思います。
ポンチョとオーバーオールの2WAYレインコート
こちらのレインコートは、手軽にはおれるポンチョとしても使用できますが、組み合わせてフルカバーのレインコートになる2WAY仕様です。
ギャザーやベルトがあるので着せやすく脱げにくい作り、反射板がついているなど、細かな配慮があります。
サイズ展開も豊富ですし見た目も可愛いですね。
通気性良くシャカシャカ音がしないレインコート
素材にこだわったフルカバータイプのレインコートです。
綿生地ですが、撥水、防水の2重加工で雨をはじきます。
そして通気性があり蒸れない構造になっています。
シャカシャカと音のする素材を嫌がる犬もいますので、そういう子にはよいのではないかと思います。
サイズ展開も細かくS~JLまで揃っています。
尻尾やリードはちゃんと出せるデザインになっていて可愛いです。
ただ少しお値段高め。
それでも素材にこだわりたい飼い主さんはぜひ検討されてみてください。
レインコートが着れなければ犬用の傘
首輪やハーネスにワンタッチフックで取り付け、飼い主さんが持ち上げるようにして使用する犬用の傘です。
レインコートを着るのが苦手な子などに使えるグッズです。
透明で傘越しに犬が見えるので安心。
ただこういうものが上からかぶさると恐がる子もきっといます。
そして、飼い主さんがうっかり手を離すと落下の心配があるのでは?と思ったり。
私個人としてはこのグッズを使うことがないように思いますが、実際に上手に活用している方の動画も観ましたので、ご紹介してみました。
散歩の後の濡れた体には吸水力抜群タオル
散歩の後は雨で濡れた体を早く乾かしてあげましょう。
そこでこのようなグッズがお役立ちです。
同じ素材が人間用のシャンプー後のタオルにも使われていますよね。
雨の日の散歩後のケア
雨の日の散歩は特に散歩後のお手入れが欠かせません。
いくらレインコートなどを活用していても、雨に濡れるのを完全には防げないでしょう。
被毛がダブルコートの犬はアンダーコートがあるので、表面が多少濡れても案外地肌までは浸透しません。
でも、シングルコートの犬は地肌まで浸透してしまうのが早いです。
雨に濡れた被毛はきちんと乾かしてあげましょう。
汚れている場合はそのままシャンプーしてもよいですが、人間と違い、犬はシャンプーし過ぎると必要な皮脂を奪い取ってしまいます。
必要な皮脂を失うと、被毛の艶だけでなく皮膚の抵抗力まで失ってしまいます。
シャンプーで失った皮脂が元の状態に戻るまでには約2週間かかります。
皮膚病などで医師から指示がある場合を除き、私たちと同じ感覚で頻繁にシャンプーすることは避けてあげてください。
雨に濡れた被毛のお手入れ方法
1.乾いたタオルで、顔⇒首⇒背中⇒尻尾⇒お尻⇒おなか⇒足の水分をできるだけ拭き取る。
2.濡れタオル(蒸しタオルなど)で、顔⇒口の周り⇒耳の中⇒首⇒背中⇒尻尾⇒お尻⇒おなか⇒足の汚れを拭き取る。
3.弱風または冷風でドライヤーをかける。
4.ブラシをかけて被毛を整えてあげましょう。
※耳の中はデリケートで傷がつきやすい部分ですので、ごしごし拭いてはいけません。
指にハンカチタオルやガーゼを巻いて、優しく撫でるように物足りないくらいの力加減で拭いてあげて下さい。
ドライヤーは、火傷の危険を避けて弱風や冷風を活用するのがよいですよ。
ただ室温にもよりますので、寒くないように環境に気を付けてあげて下さいね。
最近は熱くならないドライヤーもありますね。
生乾きは皮膚のトラブルの原因になるので、被毛の根元までしっかり乾かしてあげて下さい。
足の指の間や耳は特に水分を残しがちですので注意が必要です。
毛を持ち上げるようにつまんで、根元に風が届くようにして丁寧に乾かしてあげましょう。
まとめ
雨の日の犬の散歩は、雨対策グッズをうまく活用しましょう。
ただ、洋服を着慣れていない犬は、レインコートに抵抗があるかもしれません。
本格的なものでなくても、エプロンタイプのもので結構役立つと思います。
雨の日は帰ってきてからのお手入れが大事ですので、散歩後のケアを丁寧にしてあげて下さいね。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
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