『犬の十戒』~犬との約束~にGo!

犬の尻尾と骨のしくみ・尻尾の形は何種類あるの?

♦犬の体と寿命
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犬の尻尾の形は、犬種によってもずいぶん違います。

愛犬の尻尾はどういう種類の尻尾なのか、すぐに答えられる飼い主さんはいるでしょうか?

尻尾の形が違うと骨の構造はどうなっているのか、私も知りたかったので調べてみました。

犬の尻尾は実に多彩です。

あなたの愛犬の尻尾の種類をぜひ確認してみて下さいね。

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犬の骨格が人間と大きく違うところ

人間の骨格と犬の骨格、見た目は全く違いますよね。

でも大雑把に言えば、人間の骨格を四つん這いにすると、ほぼ犬の骨格です。

骨の数は、犬の方が圧倒的に多いです。

 

  • 人間の骨:200本
  • 犬の骨:320本

 

この違いは細かい構成の違いですが、中でも大きく違うのが尻尾の骨です。

私達も、まだ生まれる前、胎児の時期には尻尾があります。

そして、生まれる時には尻尾は消失していて、その名残である尾てい骨と呼ばれる骨があります。

この尾てい骨は、専門用語で痕跡器官(こんせききかん)と呼ばれます。

これは、元々あった器官が退化し、形だけが残っている状態のものを指しているのですが、まさに尾てい骨は尻尾の名残ということなのです。

 

犬の体の芯となる背中の骨(脊椎)は、頭側から

  • 頸椎7個
  • 胸椎13個
  • 腰椎7個
  • 仙椎3個

で形成され、その先に尻尾の骨(尾椎)が連なっています。

(ちなみに人間は、頚椎7個、胸椎12個、腰椎5個、仙椎5個、尾椎4個

 

尻尾の骨は、1本だけ長く独立して付いているわけではなくて、脊椎の末端部が伸びているものです。

ですので、筋肉や神経も脊椎と同様に豊富です。

 

背中の骨と骨の間には、椎間板と呼ばれるクッション材があるのですが、これは脊椎と同じ構造である尻尾の骨にもあります。

 

 

そして、尻尾の骨の数は、やはり犬種によって(尻尾の種類によって)違います。

尻尾の骨の数は、6~23個という幅があります。

尻尾の長さは犬によって違い、種類もとてもバラエティに富んでいるのです。

 

さらに、もう1ヶ所、犬には人間と大きく違う骨があります。

それは鎖骨です。

なんと、犬には鎖骨という骨はありません。

鎖骨がない=肩甲骨を支えるものがないので、犬には肩という部分が存在しないのです。

犬を前から見ると、犬の肩甲骨は縦に広がっていて極端な「なで肩」ですよね。

肋骨も、私達のように横に広がりがなくて、狭い隙間をくぐり抜けたりするのに便利な体型になっています。

このような骨の形の都合で、犬の体は、横に広げることには向いていません。

脇に手を差し入れて抱き上げるのは、肩のない犬にとっては負担のかかる恰好になりますので、できれば控えてあげて下さい。

 

また、犬は、人間の動作に例えて言うと、普段から常に背伸びしてつま先で歩いているということになります。

そう言えば犬はいつも足の裏が浮いていますよね。

実はそうやって体を支えているのです。

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あなたの愛犬はどれ?尻尾の形は多種多様

犬の尻尾は、尾椎という骨を中心に筋肉で覆われており、神経がしっかり通っているので、自由自在に動かすことができます。

犬の尻尾は、犬の身体のバランスを取ったり、犬同士のコミュニケーションツールとしても大事なものです。

 

 

そんな犬の尻尾は、わかっているだけでも14種類あるそうです。

犬の尻尾の種類

 

・垂れ尾:自然に下に垂れ下がっている尻尾。多く見られる形。ハスキーセントバーナードなどがこのタイプ。

・飾り尾(プルーム・テイルまたはフラッグ・テイル):ふさふさしていて飾り毛が垂れ下がっている尻尾。ゴールデンレトリバーミニチュアダックスのロングコートなどの尻尾。

・立ち尾(フラッグポールテイル):付け根の部分から上に立ち上がった尻尾。ビーグルなどがこの尻尾。

・鎌尾(シックル・テイル):緩やかな鎌の刃のように曲線を描いて、背中につかない形の尻尾。チワワがこのタイプ。

・差し尾:鎌尾と似た形をしているが、背側に湾曲しながら低く伸びている尻尾。四国犬など。

・リス尾(スクワーラル・テイル):ふさふさした毛に覆われ、背側に曲げているリスのような尻尾。パピヨンなど。

・巻き尾(カールド・テイル):背側に上向きにくるんと巻いた尻尾。秋田犬柴犬などがこのタイプ。

・輪尾(リング・テイル):付け根から高く上がり円を描くように丸く曲がっていいる尻尾。アフガンハウンドなど。

・スクリューテイル:元々は骨の形成異常として生まれたものを犬種のスタンダードに認定したと言われている形。短くらせん状にくるくると巻いた尻尾で、パグブルドッグなど。

・ボブテイル:生まれつき尻尾がないか、断尾によって短くした尻尾。コーギーなどは断尾してこのような尻尾にしていることが多い。

・キンクテイル:根元から急によじれたように曲がっている尻尾。ブルドッグなど。

・ウイップテイル:背中と水平な高さでまっすぐに伸びた鞭尾と呼ばれる尻尾。イングリッシュセッターなど。

・ラットテイル:根元には太く柔らかい巻き毛があり、先端ほど毛がなくて細くなっているネズミ尾と呼ばれる尻尾。アイリッシュ・ウォーター・スパニエルなど。

オッターテイル:根元が太くて丸く、先端は細くなり、下面に毛がある。カワウソのような形の尻尾。ラブラドールレトリバーなど。

 

*ラットテイルという状態になる病気の症状もある

犬の尻尾がハゲてくる?甲状腺機能低下症とはどんな病気?

 

尻尾は骨折しやすい

犬が普段から尻尾を活発に動かすのは、犬にとって大事な役割を持っているからなのです。

でも、尻尾は怪我をしやすい部位でもあります。

特に長い尻尾は、ドアに挟まったり壁にぶつけたりという事故も起こりやすいです。

筋肉もしっかりあるので、犬が自分で尻尾を思いきりブンブン振ってたまたま硬いところにぶつかり、尻尾を振る力で骨折してしまうこともあるようです。

打撲だけですめば、まだ回復も早いかもしれませんが、尻尾の骨まで損傷すると治療困難になります。

通常、骨折治療にはギブス固定などが必要ですが、尻尾は動きのある部位なのでしっかり固定ができません。

安静にしにくいため、骨折した骨が元に戻るまでの治療期間は長くなるようです。

骨折したのがごく小さい骨だったなら、犬も痛がることなく、気づかれないまま自然に治ってしまっているということはあるようです。

しかし、尻尾の骨は脊椎から繋がっている骨で、その中には骨盤神経・陰部神経・下腹神経などの大事な神経が通っています。

もし神経を損傷してしまうと、後遺症が残ることもあり(排泄のコントロールができなくなるなど)尻尾の怪我は軽視できないのです。

 

  • 尻尾を踏む
  • 尻尾の上に物を落す
  • 引っ張る

 

このようなことのないよう、飼い主さんはくれぐれも注意して下さい。

特に、尻尾を引っ張られて起こる外傷は、尻尾引っ張り外傷という病名があるほど多いと言われます。

 

《尻尾を怪我している可能性がある症状》

  • 尻尾が変形している
  • 腫れ上がっている
  • 動かせない
  • 尻尾を痛がる

 

上記のような症状が見られる時は、骨にダメージを受けているかもしれません。

早急に医療機関で診察を受けて下さい。

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まとめ

普段何気なく見ていますが、犬の尻尾はこんなに種類があり、違うのです。

人間では退化してしまっている尻尾も、犬にとっては日常的に活用する大事なパーツです。

尻尾の骨が折れたり脱臼したり、怪我のリスクも高いので、飼い主さんも十分に注意してあげて下さい。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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