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【体験談】犬の鼻血 考えられる原因と飼い主にできること

愛犬の記録
この記事は約5分で読めます。

先日、私の犬が鼻血を出しました。

犬にも鼻血があるということをその時初めて意識しました。

まもなく止血できてはいたのですが、心配だったので病院に連れて行き診察を受けました。

そして、改めて犬の鼻血は放置してはいけない、原因の中には重大な病気があることも知りました。

今回は、犬の鼻血の原因や対処方法など、うちの体験から得たことを飼い主の皆さんと共有したいと思います。

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犬の鼻血は珍しい症状

人の場合、鼻血は頻繁にあってもいけないけど、珍しいわけではないですよね。

高血圧や血液疾患などで出血傾向にある場合、鼻血が出やすくなるので、それが異常に気付くきっかけにもなります。

でもそんなに重大な病気がなくとも、鼻をかみ過ぎたり、風邪で鼻の粘膜が炎症を起こしていたり、ちょっとしたことで誰でも鼻血の経験くらいはあると思います。

犬にも鼻血があると言われれば、それと同じように考えてしまうところですが、犬の鼻血は本当に珍しく、むしろほとんどないのだそうです。

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くしゃみを伴うことが多い

私の犬の鼻血は、くしゃみと共に起こりました。

突然くしゃみを連発し、そこら中に血液が飛散しました。

大量ではないですが、小型犬なのでその小さい鼻腔から飛び散る量はそんなものかもしれません。

くしゃみをしながら動くので、ペットシーツやソファーのカバーに血液の飛沫が付着しました。

白いペットシーツや薄い色のカバーでなければ気付かなかったかもしれません。

鼻血は、くしゃみとセットになることが多いようです。

何らかの刺激でくしゃみが出て、その刺激で鼻血が出て、というパターンもありますが、鼻血が先で、それが鼻腔内の刺激になってくしゃみが出るというパターンもあるそうです。

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重大な病気の症状の可能性もある

鼻血の原因にもいろいろあるようです。

  • 何らかのアレルギー性鼻炎によるくしゃみと続発した鼻血
  • 異物を吸い込んで起こったくしゃみと続発した鼻血
  • 歯肉炎が悪化し鼻腔まで広がった感染性の炎症による鼻血
  • 外傷による鼻血
  • 薬剤中毒による血管内凝固異常による鼻血
  • 鼻腔内腫瘍

ここで重要なのが、最後に挙げた鼻腔内腫瘍です。

最悪の場合、このような病気の症状かもしれないということなのです。

鼻腔や副鼻腔に腫瘍ができると、
・くしゃみ/鼻水
・鼻出血(鼻血)
・鼻梁(鼻筋のあたり)の膨隆や変形
・眼球の突出
などの症状がでます。くしゃみや鼻血は単なる鼻炎でも出ることがありますが、だんだんひどくなったり、鮮血が出たりする場合には注意が必要です。

犬の鼻腔腫瘍のほとんどは悪性腫瘍です。悪性の度合いは腫瘍の種類ごとに
多少異なり、
・腺癌、軟骨肉腫 …悪性度が低い。転移することはまれ。進行は遅め。
・扁平上皮癌、移行癌、未分化癌 …悪性度が高く、進行が速い。
といった腫瘍ごとの特徴があります。ただし、どの腫瘍も悪性であることに変わりはなく、治療せずに進行させてしまうと命に関わる問題を起こします。

出典元:https://www.vetmed.hokudai.ac.jp/VMTH/content/files/department/oncology/HUVTH-6.pdf

ちなみに、うちの犬はくしゃみも出血もすでに止まり、歯肉に問題もなさそうなので、一時的に何か細かいホコリのような異物を吸い込んでそれが刺激になりくしゃみと鼻血が出たか、室内の乾燥で粘膜が刺激されてくしゃみと鼻血が出たかではないかと獣医師に言われました。

一方で、鼻腔内腫瘍の可能性は今の時点では否定ができません。

ただ、初期の段階では外観からは診断できないとのことなので、今後、同じような症状を繰り返さないかは重要なことになります。

腫瘍の精査にはCT 検査と生検が必要

鼻腔内腫瘍の診断には、CTや病理検査(生検)が必要になります。

全身麻酔が必要であり、簡単にできるわけではありません。

私の犬は心臓病がある為、特に麻酔はリスクになりますので、よほど必要にならない限りはかけられないのです。

鼻血は止まっていても病院を受診する

もし犬の鼻血を認めたら、是非、病院受診して下さい。

私の犬も出血は自然に止まっていたので、このまま様子を見ようかとも思いました。

でも、どこからなのか出血源がはっきりしないし、その原因もわからないので不安になり、その日のうちに受診しました。

そして、犬の鼻血を侮ってはいけないということを知りました。

やはり、人間とは異なり、健康な犬で鼻血が出ることはないと認識しておいた方がいいです。

飼い主が犬の鼻に何か詰めて処置をするなども危険なのでしてはなりません。

獣医師の診察を受けるのがベストです。

自宅で応急処置をするとしたら

自宅ではできることはなく、鼻の上を冷やすくらいしかできないようです。

私の犬が受けた治療

私の犬の場合は、肺の音など聴取して、気管や肺からの出血(喀血)などではないかも確認してもらいました。

そして、止血剤と抗生剤の注射をしました。

小さな異物が入って鼻血が出ていたケースがあり、その犬は、異物が排出されるまで鼻血が続いていたそうです。

私の犬はそれきり出血が見られてないですが、再発に注意して観察していかなくてはなりません。

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まとめ

私の犬は、朝方によくくしゃみをするので、もしかしたらアレルギー性鼻炎などの慢性的な病気もあるのかもしれません。

季節的なものや、冬の朝は空気が冷えているのでそんな理由もあったのかもしれませんが、飛び散る血液には、たとえ少量であってもヒヤッとしました。

重大な病気などないことを願っています。

犬の鼻血は人間と同列で考えてはだめで、受診すべしと認識しておいて下さいね。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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