『犬の十戒』~犬との約束~にGo!
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犬の口臭が気になる 歯周病の予防は普段からの歯石ケア

♦眼/口/耳/鼻/呼吸器
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ふとしたことで犬の口臭が気になったという経験はあるでしょうか?

犬の歯磨きや口腔ケアは普段から習慣付けないとなかなか難しいですよね。

口臭が強い場合、すでに歯周病などの病気があるかもしれません。

今回は犬の口腔ケアの必要性と口臭について情報共有します。

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歯周病は「歯垢・歯石・細菌」が原因

犬の歯周病は人のそれと同じもので「歯槽膿漏」とも呼ばれます。

歯周病とは、歯の周囲にある歯肉、歯根膜、歯槽骨、セメント質などの組織全体の炎症です。

歯や歯肉の間に歯垢(プラーク)が付着して、それを放置すると歯周組織に細菌感染が起こります。

口の中には実に数多くの細菌が存在しています。

この歯垢は細菌の塊とも言えるでしょう。

歯垢を取らずにそのままにしていると、やがて唾液中にあるカルシウムが沈着し堅い歯石に変化します。

この歯石が細菌にとっては格好の住処になり、歯垢(プラーク)がますます付着しやすくなり悪化していくのです。

歯周病は重症度によって、炎症が歯肉だけにとどまっている歯肉炎~歯と歯肉の間に深いポケットを作り歯槽骨や歯根膜にまで炎症を起こし骨を溶かしてしまう状態まであります。

歯槽骨が溶けると歯は根元がぐらついて抜けてしまいます。

歯を失うと食事がしづらくなりますが、問題はそれだけではありません。

  • 飲み込みがうまくいかない=誤嚥性肺炎
  • 歯周病菌が血管内に血栓を作る=心筋梗塞・脳梗塞

など、全身への影響も起こりやすくなります。

犬の8割は歯周病予備軍

歯周病のある犬は大変多くて、高齢になるほど増えていきます。

アニコム損害保険株式会社のグループ会社が過去に発表した歯科検診の結果からは、

  • 780頭の犬の76.3%に歯垢や歯石の付着がある
  • 3歳以上の犬の80%が歯周病の予備軍
  • 6歳以上の犬の26.5%が口腔内トラブルを持つ

ということがわかったそうです。

犬の歯周病の発症率の平均は1.4%で、3歳過ぎから加齢に伴って上昇し、10歳では3.2%となることがわかりました。

グループ会社のアニコム パフェ株式会社が、マース ジャパン リミテッドと共同で関東の動物病院を支援し実施した犬の「歯科健診」(※)の結果では、健診を受診した犬780頭のうち76.3%に歯垢の沈着・歯石が見つかりました。

年齢別の集計では、3歳以上の犬の80%以上に歯垢の沈着・歯石が確認され、「歯科健診」の結果では、飼い主が気付いていない歯周病の予備軍が多いことがわかります。

 さらに、口臭も加齢とともに増加しており、特に6歳以上の犬の26.5%に口臭がみられ、4頭に1頭が口腔内にトラブルを抱えていることがわかりました。

出典元 アニコム損害保険株式会社 https://www.anicom-sompo.co.jp/news/2010/news_0100528.html

犬の歯は歯石が付着しやすい

歯周病とは逆に、犬が虫歯になったという話はあまり聞かないように思いませんか?

この理由は、犬の口腔内はPH8.3前後の弱アルカリ性であり、5.0~6.8前後の中性~弱酸性の人の口腔内とは違うことにあります。

虫歯の原因になる菌は、酸性に近いほど活性化しアルカリ性では繁殖できないので、犬には虫歯がほとんど発生しないのです。

でも、歯周病の原因になる歯垢は、犬の口腔内では早期(歯垢が溜まってから5日以内というスピード)で石灰化し、歯石になってしまうという特徴があるのです。

つまり犬は虫歯にはなりにくいけれども歯石が付きやすく歯周病を起こしやすいということなのです。

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口臭=歯周病の代表的症状

口臭は歯周病の症状の1つです。

溜まった歯垢や歯石のにおいに加え細菌感染による排膿などのにおいで、腐敗臭というような強い悪臭がします。

ただ、口臭の原因は歯周病だけとは限らないのも重要で、深刻な口腔内の病気の症状の可能性もあります。

歯周病以外の原因

病気以外にも口臭の原因になることがあります。

口腔内が乾燥し、唾液が濃縮している場合など口臭が発生しやすく、脱水傾向だったり、パンティングが多く見られる時は口腔内も乾燥して原因になります。

また、口腔内に腫瘍が発生している場合に症状として口臭があることもあります。

【参考記事】

犬の口の中にできる良性腫瘍と口腔癌の種類について

犬の口や眼球の腫瘍 メラノーマ(悪性黒色腫)の症状と余命

消化管などの内臓から口臭の原因が発生していることもあります。

人でも胃の調子が悪い時に口臭があることがありますよね。

イレウス(腸閉塞)を起こした時は便臭のような口臭になります。

他にも、肝臓病からの高アンモニア血症、腎臓病からの尿毒症などでは、独特なアンモニア臭が発生します。

【参考記事】

犬の腎臓の重大な病気「尿毒症」末期症状にどう対処するか?

肝機能検査の数値の異常 肝臓・胆のうに多い犬の病気

原因になるのは重大な病気の可能性もあり、単純に口臭が強いだけの問題ではないこともあるので注意が必要です。

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犬も普段から歯磨き・口腔ケアが必要

歯周病の予防は歯石を蓄積させないことで、普段からのお手入れが大事です。

犬にも私達のように口腔のケアが必要なのです。

犬の歯垢は3~5日くらいですぐに歯石になってしまうので、せめて3日に一回、できるのなら毎日の歯磨き習慣がベストと考えられます。

歯石になってしまうと、もう普通の歯磨きでは取り除けないからです。

歯磨きの実際

そうはいっても、犬の歯磨きはそれほど簡単なことではないですね。

抵抗なく歯ブラシで歯磨きできる犬もいれば、口の中を触るのがかなり難しい犬もいるのではないでしょうか。

実はうちの犬は歯磨きはかなり難しいです。

歯磨き習慣は、子犬の頃から少しずつ口を触られることに慣れさせ、恐怖感を持たない習慣を付けておかなくてはなりません。

歯ブラシは嫌でも、口を触られることができたら指に歯磨きシートを巻き付けて歯を拭くことはできます。

うちの犬にできるのはここまでです。

でもこれまで全くそんな習慣がなかった場合、今更であっても口を触るというところから少しずつ始めるしかないと思います。

歯磨きのペーストには、犬が好きなフレーバーのものなどが市販されています。

ペーストは使わなくても良いのですが、犬用のペーストは美味しいらしく、人のものとは違ってそのまま食べても問題ないのです。

犬が喜ぶようなら、ご褒美のようにペーストを使いながらケアに慣らすのも一つの手段です。

 

《ビルバック 犬猫用 C.E.T.歯みがきペースト 70g》

↓のペーストはフレーバーが4種類あり、うちの犬はこのチキンフレーバーを使ったことがあります。

歯磨きペーストというよりおやつ感覚でおいしそうでした。

我が家はこれを舐めさせながら歯を触るのに慣らしました。

 

どうしても無理ならこんな方法も

歯磨きガムを与えている飼い主さんもSNSなどでよく見かけますね。

ロープなどが付いた、噛むタイプのおもちゃなどには歯垢を落す目的のものもあります。

飲み水に滴下するだけでよいクリーナーや、口腔内にスプレーするだけのクリーナーもあります。

 

《リデンタ ReDenta ウォータープラス》

↓飲み水に混ぜるだけでケアできる歯磨きウォーターです。

歯周病対策・「ラブリービー」

歯周病とは口腔内の感染症ですので、原因菌を増やさないことが大事です。

  • 口腔内の菌のバランスを良くする
  • 善玉菌を増やす

つまり腸内細菌を整えるということと同じ考え方です。

そこで開発されたのが、こちらの生きた乳酸菌ブリス菌「ラブリービー」です。

《↓ペット用ブリアン「ラブリービー」↓》

これは、人間の子供用の乳酸菌歯磨き粉として話題になっている「ブリアン」という商品のペット用です。

歯科医師も推奨の乳酸菌で、人間用の歯磨き粉はそのまま食べられるようになっています。

同じように犬用のラブリービーも食事に混ぜて食べさせます。

《特徴》

  • 口腔内と共に腸内細菌も整えてくれる
  • 無味無臭なので食事の味が変わることはない
  • 個包装の使い切りタイプで保存もしやすい

口腔内も腸内も、常在菌の菌叢をいかに良い環境に保つかは重要です。

《↓ラブリービーの詳細はこちら↓》

ワンちゃんの食事に混ぜるだけで口腔&腸内ケア【ラブリービー】

まとめ

犬が歯を失うことのないように、早い時期からきちんとケアしてあげることが大切です。

でも私達と同じようにこまめに歯磨きするのは難しい場合もあります。

そんな時には、便利な対策グッズを大いに活用してみるとよいと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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