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犬のマイクロチップの費用と手続き・メリットとデメリット

♦犬を囲む問題

子犬をショップやブリーダーから迎える場合は、すでにマイクロチップが入っていると思います。

しかしマイクロチップにはメリットだけでなくデメリットがあるとして、躊躇する飼い主さんもいらっしゃいます。

ちなみに私はマイクロチップの普及に賛成しています。

マイクロチップは決して危険なものではないです。

今回はマイクロチップの役割や正しい利用方法、料金などについての情報を皆さんと共有したいと思います。

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マイクロチップは迷子対策に重要な役割を持っている

マイクロチップを挿入すれば、個体ごとに番号が付与されます。

ひとりひとり違う私達のマイナンバーと同じ意味を持ちます。

その番号に飼い主情報をデータ登録したものが、その犬の個体識別が可能な身分証明になります。

マイクロチップの登録データをリーダーでスキャンすると、飼い主情報が確認できます。

もしも犬が迷子になった時、きちんとマイクロチップ登録がなされていれば、飼い主にたどり着ける可能性が高くなって犬は飼い主の元に帰ることができます。

震災の時に、このマイクロチップが迷子の犬の飼い主探しに大きく貢献したようです。

このような理由で、近年、環境省もマイクロチップ登録を推奨しているのです。

迷子札も大事な迷子対策ではあるのですが、迷子札は外れたり名前が消えていたりすることがあるかもしれません。

その点でマイクロチップは体内に埋め込むものなので、そのようなリスクは回避できます。

迷子の犬が毎日保護され、飼い主になかなかたどり着けない一方で、飼い主側も迷子になった犬を必死で探している様子をSNSで毎日のように見かけます。

もちろん迷子にしないことが第一ですが、飼い主と再会できない犬の哀れな現状を知る度に、飼い主の手掛かりを作る対策は絶対に必要と感じます。

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マイクロチップ装着は注射と同じ

マイクロチップは、2㎜×12㎜ほどの筒のような細長い形の、生体適合ガラスに覆われたカプセルのようなものです。

生体適合ガラスというのは人の医療でも体内に使用されるもので、例えば人工関節・人工血管・インプラントなどの材料になるものです。

体内でも長期にわたり、劣化しない・毒性や発がん性はないなどの特徴があります。

25~30年の耐久性があるので、一度挿入すると入れ替える必要はありません。

マイクロチップには15桁の数字が記録されたICが入っていて、その数字がその犬の識別番号になります。

装着方法

マイクロチップの装着は、獣医師がマイクロチップ用のインジェクターという注射器で、注射をするのと同じ要領で犬の首の後ろ~肩の皮下に埋め込みます。

マイクロチップの太さが米粒大ほどあるので、普通の注射よりは針が太い注射になるのは確かですが、挿入は注射と同じで簡単に入れられるものです。

《マイクロチップ装着可能な時期》

  • 犬:生後2週目以降
  • 猫:生後4週目以降

流通しているマイクロチップの規格が日本で認められているものは、2018年時点では4種類です。

マイクロチップはデータを読み取るリーダーが必要ですが、互換性がなければ読み取りができません。

通常飼い主さんが取り扱うわけではなく挿入は獣医師にしかできませんので、日本で使用される製品であれば問題ないはずです。

装着するだけではだめ・登録は飼い主がすること

マイクロチップは、装着したらそれで有効なのではありません。

元々書きこまれているデータは識別番号だけで、装着すればそれがその犬の番号になるということだけです。

その番号の持ち主(飼い主)が誰であるかということは、飼い主自身がデータベース登録しなければなりません。

データベースは、動物ID普及推進会議(AIPO)という組織が管理しています。

この組織は、(財)日本動物愛護協会・(社)日本動物福祉協会・(社)日本愛玩動物協会・(社)日本獣医師会により構成されている組織で、犬猫の個体識別推進の為にマイクロチップを推奨しています。

《データベースに登録する内容》

  • 飼い主の氏名・住所・電話番号・メールアドレス
  • 動物の種類・性別・生年月日・名前・毛色など

私の場合、初回は郵送で登録し、AIPOからは登録終了の通知はがきが来ました。

そこにはICに入っている識別番号15桁が書かれてあります。

その後、住所変更など飼い主情報の変更がある時にこの番号が必要になるので、番号を保管しておかなければなりません。

登録情報の変更は、現在はオンラインで専用フォームがあってそちらから簡単にできます。

【参考:マイクロチップ登録内容変更フォーム】

動物ID情報データベースシステム

私も住所変更を何度かしたのですが、以前はこのようなフォームはなく、番号が掲載されたはがきの画像を添付して電子メールでやり取りしました。

完了の時点ではきちんと返信が来たので安心できました。

登録情報を正確なものにしておかなければ、いくらマイクロチップが入っていて番号を読み取れたとしても、飼い主情報に繋がらないので何の意味もありません。

データが正しければ、犬が迷子で保護された場合、愛護センターなど行政機関で識別番号を確認しAIPOのHPで照会することで飼い主の連絡先にたどり着くことができます。

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マイクロチップの費用は自治体で異なる

マイクロチップの装着は、動物病院で獣医師に依頼しなければならないので、装着料金がかかります。

そして、AIPOに登録する時に登録料金がかかります。

マイクロチップ装着にかかる費用

マイクロチップの埋め込みは、自治体ごとに費用が多少異なります。

平均すると3,000円~5,000円くらいの料金には収まるようです。

助成金がある自治体もあり、一定の期間に料金無料キャンペーンをおこなっていたり、飼い主さんの自己負担は500円だけでよい自治体などもあります。

マイクロチップを普及させて行く為に、国としても料金サービスに積極的に取り組んでいるのだろうと思われます。

ただ、注射で入れるだけと言っても、もともとそのような処置が苦手な犬やじっとしていることができない犬などもいます。

そんな時には全身麻酔をしてから行う方法もあるようで、そうなると麻酔の費用が上乗せになります。

麻酔料金と合わせたらだいたい10,000円~15,000円くらいに跳ね上がります。

麻酔もやはり注射をすることになるので、マイクロチップインジェクターの針を一瞬刺すだけの処置よりかえって大変なのでは?という気もしないでもないですが。

マイクロチップを安全に確実に装着する為には、それもやむを得ないのかもしれません。

もし犬が注射の時におとなしくしていられるのであれば、麻酔は必要ないでしょう。

私の愛犬は迎える時にすでにマイクロチップが入っていましたので、見ることはできませんでした。

実際に装着するところを見た飼い主さん達のネット上の声では「一瞬だった」「小さく鳴いただけ」というものが多かったです。

マイクロチップの登録にかかる費用

マイクロチップを入れた後、飼い主情報等を登録する登録料金がかかります。

こちらは一律で(今後の値上げはわかりませんが)2018年4月現在で1,000円です。

支払いは振込になります。

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マイクロチップに賛否両論・デメリットは何か?

迷子で保護された犬は、だいたい警察を経由して保健所へと移動されます。

マイクロチップが入っていれば、マイクロチップリーダーでそのデータを読んで照会し、データの登録が正しければ飼い主情報がわかるので犬は家に帰ることができます。

飼い主にとっても、そのデータの内容は自分が飼い主であるという証明になります。

しかし、飼い主が判明しない迷子の犬は、飼い主と再会できないまま処分されてしまう可能性があるのです。

現在、保健所はできるだけ里親に譲渡するという方向で努力しているようですが、収容が多ければやはり処分は免れないのが現実です。

【参考記事】

殺処分の現状と保健所の引き取りの理由 飼育放棄される犬達

このようなメリットがあっても反対意見があります。

マイクロチップのデメリットとして挙げられていることは次のようなものです。

  • 装着時の痛みによる犬への負担
  • 健康への影響が心配
  • 迷子札を着けているのでマイクロチップの必要はない
  • 費用がかかる
  • 読み取りのリーダーがなければ無意味

確かにマイクロチップリーダーがなければ何の意味もなく、以前は保健所に必ず読み取りのリーダーがあるわけではありませんでした。

結局、保護された保健所でデータ確認ができなければ何にもならないと私も感じていました。

しかし、マイクロチップは欧米では普及が進み、一部義務化されています。

そのような国に移住する場合、マイクロチップを装着していない犬は入国ができないようになっています。

日本もそれを追って普及の方向にありますので、読み取りのリーダーを置いてあるところは当然増えていて、今後はなくてはならなくなるでしょう。

装着時の痛みについては、料金のところで書いたように一瞬のことと捉えてよいのではないかと思います。

装着によるアレルギーや副作用など書かれていることもありますが、基本的にマイクロチップの素材によるアレルギーなどの身体への健康被害はないとされています。

《マイクロチップの安全性》

マイクロチップの埋込みによる動物への障害はほとんどありません。日本国内で、動物体内に埋込んだマイクロチップの副作用、ショック症状等についての報告は、今までに1件も寄せられておりません。

動物ID普及推進会議及び日本獣医師会で諸外国の機関(WASAVAやBASAVA)での副作用の症例を調べていますが、これまでに腫瘍が認められたという症例が2件ありましたが、何千万頭も埋込まれている中の2件であり、ワクチン摂取によるアナフィラキシーショック等と比較しても、安全性は高いと言えるでしょう。

出典元 http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/index02.html

獣医師会のサイトによれば、装着そのものは安全であるが、皮下組織の中でのマイクロチップの位置の移動はまれに起こりうるとのことです。

 

まとめ

迷子対策は誰の目で見てもわかる迷子札の方が便利であるという意見も一理あります。

しかし、どちらかを選ぶという考え方ではなくどちらもと考えたらより良いのではないでしょうか。

保健所に収容された犬に迷子札や首輪に名前が書かれていても、それが切れていたり消えていて、確実に飼い主がいるだろうに家に帰れないことも多いのです。

ましてどんなに注意していても災害はいつどのように起こるかわかりません。

飼い主の元に帰って来られる可能性は一つでも多い方がよいのではないかと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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