【迷子対策】犬のマイクロチップ料金とメリット・デメリット

最近は犬のマイクロチップ登録もずいぶん普及してきたのではないでしょうか。

子犬をショップやブリーダーから迎える場合などは、すでにマイクロチップを入れてあることも多いと思います。

しかし、マイクロチップにはメリットだけではなく、そのデメリットから躊躇する飼い主さんもいるようです。

今回はマイクロチップ登録にかかる料金や、メリット、デメリットについて解説したいと思います。

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マイクロチップはもしもの迷子対策に重要な役割

マイクロチップを挿入すれば、付与されたその番号に飼い主情報をデータ登録することができます。

それは、その犬の個体識別が可能な身分証明になります。

マイクロチップの登録データをリーダーでスキャンすることで、飼い主情報を確認できます。

もしも犬が迷子になった時、きちんとマイクロチップ登録がなされていると、飼い主にたどり着ける可能性は高くなり、犬は飼い主の元に帰ることができるのです。

震災の時、マイクロチップは迷子の犬の飼い主探しに大きく貢献したようです。

このような理由から、近年、環境省もマイクロチップ登録を推奨しているのです。

迷子札もまた大事な迷子対策ではあるのですが、迷子札のタイプによっては外れたり名前が消えていたりすることも起こりうることです。

しかし、マイクロチップは体内に埋め込むものなので、そのようなリスクを回避することが可能です。

迷子の犬が毎日保護され、飼い主になかなかたどり着けない一方で、飼い主側もまた迷子になった愛犬を必死で探している様子をSNSなどでも毎日のように見かけます。

迷子にしないことがもちろん第一ですが、日々、飼い主と再会できない犬の哀れな現状を知る度に、もしもの時にも帰ってこられる、飼い主の手掛かりを作っておく対策は絶対に必要と感じます。

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マイクロチップ装着は注射と同じ

マイクロチップは、2㎜×12㎜ほどの筒のような細長い形の、生体適合ガラスに覆われたカプセルのようなものです。

生体適合ガラスというのは、人の医療でも体内に使用され、例えば人工関節、人工血管、インプラントなどの材料になるようなものです。

体内でも長期にわたり劣化しない、毒性や発がん性はないなどの特徴があります。25~30年の耐久性があるので、一度挿入すると入れ替える必要はありません。

マイクロチップには15桁の数字が記録されたICが入っていて、それがその犬の識別番号になります。

装着方法

マイクロチップの装着は、獣医師により、マイクロチップ用のインジェクターという注射器で、注射をするのと同じ要領で犬の首の後ろ~肩の皮下に埋め込みます。

マイクロチップの太さが米粒大ほどあるために、普通の注射よりは針が太い注射になりますが、挿入そのものは注射の手技で簡単に入れられるものです。

マイクロチップは犬で生後2週目以降、猫で生後4週目以降くらいを目安に装着が可能だそうです。

流通しているマイクロチップはいくつかありますが、その規格が日本で認められているものは4種類です。マイクロチップにはデータを読み取るリーダーが必要ですが、互換性がなければ読み取りができません。

通常飼い主さんが取り扱うわけではなく、挿入は獣医師にしかできませんので、日本で使用される製品であれば問題ないはずです。

装着するだけではだめ・登録は飼い主がすること

マイクロチップは、装着したらそれで安心なものではありません。

元々、書きこまれているデータは番号だけであり、それがその犬の番号になるということだけです。

その番号の持ち主(飼い主)が誰であるかということをデータベース登録しなければなりません。

データベースは動物ID普及推進会議(AIPO)という組織が管理しています。

この組織は、(財)日本動物愛護協会、(社)日本動物福祉協会、(社)日本愛玩動物協会、(社)日本獣医師会によって、犬猫の個体識別推進の為に構成されている、マイクロチップを推奨している組織です。

データベースの登録内容は、「飼い主の氏名・住所・電話番号・メールアドレス」「動物の種類・性別・生年月日・名前・毛色」などです。

初回は郵送で登録し、AIPOから登録終了の通知はがきが送付されて来ます。

そこには、ICに入っている識別番号15桁が書かれてあり、その後に住所変更などの飼い主情報の変更がある時にこの番号が必要になるので、保管しておかなければなりません。

情報の変更は、現在はオンラインで専用フォームがあり、そちらから簡単にできます。

【参考:登録内容変更フォーム】

https://www.aipo.jp/apply/

私も住所変更を何度かしましたが、以前はこのようなフォームではなく、番号が掲載されたはがきの画像を添付しての電子メールのやり取りでした。

しかし、完了の時点できちんと返信が来ましたので安心できました。

登録情報を正確なものにしておかなければ、いくらマイクロチップが入っていて番号を読み取れたとしても、それが飼い主情報に繋がらないようなら何の意味もありません。

データが正しければ、犬が迷子で保護された場合に、愛護センターなどの行政機関で識別番号を確認し、AIPOのHPで照会することによって飼い主の連絡先にたどり着くことができるのです。

マイクロチップ登録料金は自治体で異なる

マイクロチップは動物病院で獣医師に依頼する必要があるので、装着料金がかかります。

そして、AIPOに登録する時に登録料金がかかります。

マイクロチップ装着料金

マイクロチップの埋め込みに関しては、自治体ごとに料金が多少異なるようです。

平均すると3,000円~5,000円くらいの料金かと思われます。

しかし、助成金がある自治体もあり、一定の期間に料金無料キャンペーンをおこなっていたり、飼い主さんの自己負担は500円だけでよい自治体などもあります。

国としてマイクロチップを普及させて行く為には、料金サービスはとてもよいと思います。

ただ、注射で入れるだけと言っても、そのような処置が苦手な犬やじっとしていることができない犬には全身麻酔をしてから行うこともあり、そうなると麻酔の料金が上乗せされます。

麻酔の料金と合わせたら、だいたい10,000円~15,000円くらいになるようです。

麻酔もやはり注射をすることにはなるので、マイクロチップインジェクターの針を一瞬刺すだけの処置がかえって大変になるのでは?という気はしますが、マイクロチップを安全に確実に装着する為にはやむを得ないのかもしれません。

もし犬がおとなしくしていられるのであれば、麻酔は必要ないように思います。

私の愛犬は、子犬の時にすでにマイクロチップが入れられていましたので見ることはできませんでしたが、実際に装着するところを見た飼い主さん達のネット上の感想は「一瞬だった」「小さく鳴いただけ」というものが多かったです。

マイクロチップの登録料金

マイクロチップを入れた後、飼い主情報等を登録するための登録料金がかかります。

これは一律料金で、(今後の値上げはわかりませんが)2018年4月現在で1,000円です。

こちらは振込でのお支払になります。

マイクロチップの賛否両論・デメリットは何か?

マイクロチップはその犬だけの個体識別番号であり、迷子になって保護された時にもリーダーで読み取れば飼い主の元に戻って来られる可能性は高いです。

迷子になっていると思われる犬は、だいたい警察を経由して保健所で保護されます。

マイクロチップが入っていれば、マイクロチップリーダーでそのデータを読んで照会し、データの登録が正しければ飼い主情報がわかり、犬は帰ることができます。

飼い主にとっても、そのデータで自分がその犬の飼い主であるという証明になります。

しかし、飼い主が判明しない迷子の犬は、飼い主と再会できないまま処分されてしまうことにもなるのです。

現在、保健所はできるだけ適正のある犬は里親に譲渡するという方向で努力しているようですが、収容が多ければやはり処分は免れないのが現実なのです。

【参考記事】

殺処分の現状と保健所の引き取りの理由 飼育放棄される犬達

このようなメリットがあるにも関わらず、マイクロチップに対しては反対意見もあります。

マイクロチップのデメリットとして挙げられていることは、

  • 装着時の痛みによる犬への負担
  • 健康への影響が心配
  • 迷子札を着けているのでマイクロチップの必要がない
  • 費用がかかる
  • 読み取りのリーダーがなければ無意味

というような意見です。

確かにマイクロチップリーダーがなければ何の意味もないし、以前は保健所に必ず読み取りのリーダーがあるわけではありませんでした。

結局、保護された保健所でデータ確認ができないのなら何にもならないと私も感じていました。

しかし、マイクロチップは欧米では普及が進んでいて、一部義務化されています。仮にそのような国に移住する場合、マイクロチップを装着していない犬は入国ができません。

そして日本も普及させていく方向にありますので、読み取りのリーダーを置いてあるところも当然増えていますし、今後も増えていくでしょう。

また、装着時の痛みについては料金のところで書いたように、一瞬のことと捉えてよいのではないかと思いますが、どうしてもの時には麻酔を使うという手段も選択可能です。

装着によるアレルギーや副作用など書かれていることもありますが、基本的にマイクロチップの素材によるアレルギーなどの身体への健康被害はないとされています。

《マイクロチップの安全性》

マイクロチップの埋込みによる動物への障害はほとんどありません。日本国内で、動物体内に埋込んだマイクロチップの副作用、ショック症状等についての報告は、今までに1件も寄せられておりません。

動物ID普及推進会議及び日本獣医師会で諸外国の機関(WASAVAやBASAVA)での副作用の症例を調べていますが、これまでに腫瘍が認められたという症例が2件ありましたが、何千万頭も埋込まれている中の2件であり、ワクチン摂取によるアナフィラキシーショック等と比較しても、安全性は高いと言えるでしょう。

出典元 http://nichiju.lin.gr.jp/aigo/index02.html

獣医師会のサイトによれば、装着そのものは安全であるが、皮下組織の中でのマイクロチップの位置の移動はまれに起こりうるとのことです。

まとめ

迷子対策として、誰の目で見てもわかる迷子札の方が便利であるというのも一理あります。

しかし、どちらかという考え方ではなく、どちらもと考えたら良いのではないでしょうか。

せっかく迷子札や首輪に名前が書かれていても、それが切れていたり消えていたりする犬が保健所に収容されていることもあり、確実に飼い主がいるだろう犬が家に帰れないことも多いです。

迷子にならない努力を怠ってリードを放すとか誘拐されかねない状況にしてしまうのは論外ですが、災害などもいつどのように起こるかわかりません。

万が一の為にも、飼い主の元に帰って来られる可能性は一つでも多い方がよいのではないかと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

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