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犬の認知症にサプリメントが期待される理由【お勧め7品】

♦サプリメント
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近年は、取り巻く環境の変化などで犬の寿命も延びており、それに伴って認知症の犬も増えているようです。

認知症は進行性の病気です。

でも、薬やサプリメント、対応方法の工夫などで、進行を遅らせる可能性もあります。

今回は、犬の認知症によいとされているサプリメントをご紹介してみますね。

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認知症と活性酸素・不飽和脂肪酸の関係

犬は人間の何倍ものスピードで年を取ると言われています。

犬の年齢について↓

まだ若いと思っていた愛犬がトイレを失敗するようになったり、散歩を嫌がるようになったりして、あぁ年を取ったんだなと気づく日がやがて来るかもしれません。

白内障や難聴、足腰の筋肉の衰えなど、身体的な老化はどうしても避けられない現実があります。

認知症も、老化現象によるものだから避けられないと考えられてきました。

でも、最近の研究で、犬の認知症は人のアルツハイマー病のような病気であるということがわかっています。

犬の認知症には、人のアルツハイマー病に似た脳の病変が認められ、人のアルツハイマー型認知症と同じものではないかと考えられるようになりました。

フリーラジカル(活性酸素)の影響

私達は呼吸をして酸素を体に取り入れますね。

酸素は、体内で栄養素をエネルギーに変える時に使われますが、その過程で活性酸素という物質が発生します。

活性酸素という言葉は、メディアでも、特に美容の話などでよく使われていますよね。

活性酸素は、体内に侵入しようとする細菌やウイルスを攻撃してくれるといった大事な働きをしてくれています。

え?それなら体には必要なのでは?と思いますよね。

ところが、活性酸素が増えすぎると細胞を酸化させ老化させるという悪影響もあるのです。

脳は酸素をとても多く必要とする部位なので、酸素が大量に消費されます。

その分、脳では活性酸素の発生も多くなるのです。

そして、認知症を起こす脳の細胞の変性は、脳で発生する活性酸素が関係しているのではないかと考えられています。

不飽和脂肪酸の不足

不飽和脂肪酸には、オメガ3脂肪酸と呼ばれるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)があります。

これらは青魚に多い脂質として知られ、人のサプリメントでも有名ですよね。

脳は、あらゆる物質をシャットアウトする血液脳関門というゲートで守られている器官です。

そして、DHAは、血液脳関門を通過し脳に入り込める数少ない栄養素で、脳の細胞膜を構成する大事な物質でもあります。

記憶や学習を司る、脳の海馬という部位には、他の部分の2倍以上のDHAがあるそうです。

一方、EPAの方は、この関門を通過することはできません。

EPAには血液をサラサラにする働きがあり、血流を改善し心筋梗塞や脳梗塞の予防に役立つ栄養素なのです。

実は、認知症の犬の血液中にはこれらの不飽和脂肪酸の量がかなり不足しているということがわかっているそうです。

犬の認知症の治療にはサプリメントも使われている

サプリメントはあくまでも薬とは違い、食品という分類になります。

サプリメントには、薬のような即効性はないですが、継続することで一定の効果が得られることも期待できます。

サプリメントは、直接的な治療ではなく補助的な位置付けとして動物病院でも活用されているのです。

犬の認知症の治療でも、夜泣きなどの症状に対してサプリメントが処方され、良い結果を出しているケースもあるようです。

効果が期待されているサプリメントの成分とは

犬の認知症に使われるサプリメントは

  • DHA・EPAなどのオメガ3系の不飽和脂肪酸
  • 活性酸素(フリーラジカル)を除去する抗酸化成分

などです。

DHAなどのサプリメントは、体内に取り入れると優先的に脳に届きます。

そして脳の神経細胞の働きを強化し、記憶力や学習力の維持・向上に有効に働きます。

 

【認知症に良い成分】

  • DHA・EPA:不飽和脂肪酸の中でオメガ3系脂肪酸と言われる。魚油、アマニ油、サーモンオイルなど多くのサプリメントがある。身体が自分で作ることはできず、脳には重要な脂肪酸である。
  • MCTオイル:中佐脂肪酸オイル。現在人のアルツハイマー型認知症の患者を対象にした研究で記憶力の低下を抑制するとして注目されている。
  • イチョウ葉エキス:老化を防止するハーブ。人のアルツハイマー病では薬と併用することで効果があがると言われる。
  • ローズマリー抗酸化物質。脳内神経伝達物質であるアセチルコリンの分解を防止するとされるハーブ。
  • コリン(レシチン):脳内神経伝達物質であるアセチルコリンを生成するのに必要な物質。犬にコリンを補充すると認知機能障害の改善が図れるとされる。
  • ビタミンB6:ビタミンB群は脳の中枢神経や末梢神経細胞を修復する。特にビタミンB6は神経伝達物質の合成に深く関与する。また、ビタミンB群は抗酸化作用を持つ。
  • その他の抗酸化成分ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ポリフェノール・カロテノイド・サポニン・ラクトフェリン

認知症のサプリメントには、上記のような脳に良い成分でできたものが選ばれます。

犬の認知症におすすめのサプリメント

メイベットDC 2g×60包 犬用

DHA・EPAというオメガ3脂肪酸を主成分としたサプリメントです。

動物病院で、認知症の犬に獣医師が処方することの多いサプリメントの一つです。

分包されているので、一回分ずつ使用しやすく、保存も持ち運びにも便利です。

 

 

[グリズリー]サーモンオイルオメガ3脂肪酸(子犬・猫用)

オメガ3系脂肪酸を豊富に含むサーモンオイルのサプリメントです。

プッシュタイプのポンプ容器なので、量も測りやすく使いやすいと思います。

[グリズリー]サーモンオイルオメガ3脂肪酸(犬用)

 

アクティベート(小型犬用)

ビタミンEなどの抗酸化成分、DHAやアミノ酸などの脳細胞の健康維持に大切な成分が豊富に含有されたサプリメントです。

脳の機能維持、疲労回復、炎症ケア、エイジングケアなどシニア犬のQOLを維持するサプリで、世界30か国以上で販売され日本の動物病院でも取り扱いされています。

ここでご紹介しているのは小型犬用ですが、中型犬、大型犬用と種類がありますので、リンク先をご確認下さい。

 


アクティベート(小型犬用)

 

パンフェノン 120粒

抗酸化作用を持つフラボノイドを主成分とした、フリーラジカル(活性酸素)の除去を目的とした抗酸化サプリメントです。

動物病院では、心臓病や皮膚病を対象に取り扱われていて、飼い主さんの間でもよく知られているサプリメントです。

 

 

毎日一緒 DHA&EPA(チキン味)犬用

オメガ3脂肪酸を主成分とした、認知症サポートの為の犬用国産サプリメントです。

犬の嗜好性に合わせたチキン味の錠剤で、食べやすく配慮されています。

サミーフィッシュ

SAMe(サミー)という抗酸化作用のある物質でできたサプリメントです。

活性酸素を細胞レベルで取り除く作用があります。

SAMeは、特に肝臓の機能を改善することが有名ですが、関節や脳にも効果があることが獣医師の間でも知られています。

 

サミーフィッシュ

犬用CBDオイル(獣医師取扱品) 

MCTオイルをベースとし、カンナビジオールという成分を配合した、人用としても話題の高い抗酸化作用を持つオイルです。

カンナビノイドは元々生体に存在する物質ですが、年齢とともに不足します。

CBDは、海外ではてんかん治療にも活用されており、ストレス緩和・分離不安などの精神疾患の改善の他、疼痛の緩和などにも適応の可能性があります。

こちらは犬猫用に濃度調整されているのでこのまま与えることができ、動物病院でも取り扱いがある商品なので安心ですよ。

まとめ

認知症と体内の不飽和脂肪酸の量には深い関わりがあり、脳の変性にはフリーラジカル(活性酸素)の影響があります。

治療には、薬と併用してこのような成分を補充することも多いようです。

認知症の進行を少しでも緩やかにできるなら、サプリメントを上手に取り入れるのもよいのではないかと思います。

ちなみにうちの愛犬もシニアになり、少しでも今の状態を維持していけるよう、抗酸化サプリやCBDを活用しています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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