『犬の十戒』~犬との約束~を開く

秋田犬の性格や特徴 海外でも人気の理由とは? 

♦犬達の話題
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2018年平昌オリンピック金メダリストでロシアのフィギュアスケート選手のザギトワが、当時、秋田犬の子犬を日本から迎えたことは話題になりました。

青森県の「わさお」も有名でしたが、秋田犬は海外でも人気があり多く飼われているようです。

秋田犬が海外でも愛される理由は何なのでしょう?

今回はその性格や特徴について調べてみたいと思います。

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秋田犬は日本犬6犬種のうちの1つ

日本犬とは古くから日本にいる犬のことです。

日本犬保存会が1934年に6つの在来犬種を定めています。

《日本犬6犬種》

秋田犬・甲斐犬・紀州犬・柴犬・四国犬・北海道犬

これらの犬種は天然記念物に指定されています。

日本犬6種のうち秋田犬だけが大型

6犬種は、大きさごとに3つの型に分けられます。

この中で大型は秋田犬だけです。

柴犬は小型で、その他は中型犬です。

日本犬は大きいという勝手なイメージを持っていたのですが、みんな小ぶりな犬種です。

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秋田犬の特徴について

秋田犬のDNAは、シャー・ペイ・チャウチャウ・柴犬の次にオオカミに近いのだそうです。

秋田犬の成り立ちや特徴を追ってみました。

外見のスタンダード(犬種標準)

《体高》

  • メス61cm(58~64cm)
  • オス67cm(64~70cm)

《体重》

35kg~50kg

《色》

赤・白・虎・黒・胡麻

黒と胡麻は絶滅と言われており、実際には3種類。

《体毛》

2層構造(ダブルコート)で5cm前後の硬い直毛。

耐寒能力に優れている。

《その他》

三角の立ち耳で巻き尾。身体能力が高く力が強い。

性格

秋田犬は飼い主に忠実で、家族に対し愛情深く保守的な性格と言われます。

反対に、飼い主以外の人や他の犬に対しては警戒心が強く、頑固で威圧的ともいえる面があります。

秋田犬の歴史

秋田犬は、元々は秋田の熊狩猟犬で「秋田マタギ犬」と呼ばれる犬がその祖先にあたるようです。

秋田犬は本来、中型犬くらいの大きさだったようです。

しかし江戸時代から闘犬が盛んになったことに伴い、秋田犬も品種改良がおこなわれました。

闘犬として体が大きくて強い犬が望まれ、他の犬種との交配で今の秋田犬の原種が作り出されたのです。

この歴史によって、本来の純血種だった秋田犬は激減したと言われます。

闘犬ブームによる洋犬や他の犬種との交配での雑化は、明治時代まで続きましたが、明治41年になって闘犬禁止令が発令されました。

世の中は秋田犬の保存が必要であるという方向へ動き始め、秋田犬保存会が設立されました。

希少になってしまった秋田犬を守ろうという保存運動で、昭和6年に秋田犬が初めて天然記念物に認定されました。

秋田犬の祖先は狩猟犬ですが、その歴史の途中で闘犬として使われた犬種だったのです。

そのような歴史から、闘犬の本能や気性を残し、攻撃的な一面もあると言えるようです。

その為、飼育の上では、飼い主とのしっかりとした信頼関係や訓練がとても重要な犬種であるとされます。

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秋田犬が海外で人気の理由は何か?

日本犬保存会のHPによると、秋田犬の外国での登録数はすでに国内を越えているほどの人気のようです。

日本犬保存会 天然記念物の種類 

海外で秋田犬が広く有名になった理由の一つとして、ある映画がきっかけと考えられます。

映画「HACHI」の主人公

東京の渋谷駅で、亡くなってもう帰ることのない主人(東京帝国大教授だった上野英三郎氏)を待ち続けた有名な犬がいます。

飼い主にどこまでも忠実で健気な犬「忠犬ハチ公」は秋田犬でした。

ハチ公は実在した犬です。

昭和7年10月4日の朝日新聞に「いとしや老犬物語」として掲載され、その名前が全国に知られることとなりました。

その2年後に渋谷ハチ公像が設置されています。

ハチは、主人を迎えに通っていた渋谷駅で、通行人や通りかかる子供から邪険に扱われ、可哀想なことにいじめられることもあったようです。

そんなハチの様子を見て心を痛めていたのが、日本犬保存会の初代会長・斎藤氏でした。

新聞の掲載は、斎藤氏がハチを哀れむ気持ちから新聞社に寄稿したのがきっかけになったようです。

ハチの主人に対する忠誠心は人の心を魅了しました。

そしてハチは日本で有名な秋田犬になり、銅像は渋谷のシンボルになりました。

2009年になって、この話は「HACHI」という映画になり海外にもその名前が広まることになったのです。

プーチン大統領と「ゆめ」

ロシアのプーチン大統領もまた愛犬家として有名です。

2012年、東日本大震災の支援に対するお礼として、日本からプーチン大統領の元に一匹の秋田犬が贈呈されました。

その秋田犬はメスで「ゆめ」という名前をもらいました。

そして、とても可愛がられている様子が動画などでも観られています。

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ザギトワの秋田犬「マサル」

2018年平昌オリンピックのフィギュアスケートで妖艶な演技で金メダルを手にしたロシアのアリーナ・ザギトワ選手も秋田犬愛好家でした。

画像引用元 ALEXANDER DEMIANCHUK VIA GETTY IMAGES http://www.huffingtonpost.jp/2017/12/23/zagitova-victory_a_23316084/

日本で知った秋田犬の魅力

ザギトワ選手は、オリンピック前に日本で合宿に参加していましたが、その時に手にした雑誌に載っていた秋田犬に魅せられたようです。

ザギトワ選手も渋谷のハチ公の話を知っていたのではないでしょうか。

金メダルを取れたら秋田犬を飼うという約束

ザギトワ選手は、母親に秋田犬が欲しいとお願いしました。

そして、オリンピックでいい成績が出せたら検討しましょうと約束していたそうです。

まるで子供が「次のテストの成績が良かったら」とおねだりするような話ですが、この時ザギトワは15歳の少女ですので、決して不自然ではないですね。

名前は「マサル」

ザギトワ選手は見事に金メダルを手にして、母親との約束が守られることになりました。

秋田県大館市にある秋田犬保存会は、ザギトワ選手にメスの秋田犬を贈呈することを決定しました。

メスの方が性格的に穏やかで飼育しやすいという理由だったそうです。

ザギトワ選手は、早々に自分の秋田犬の名前を「マサル」と決めていることをアイスショーの記者会見で答えました。

「マサル」の由来は「勝利」ということも嬉しそうに話しています。

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マサルの飼育環境

秋田犬は体力のある犬種なので、欲求を満たしてやれるだけの十分な運動量が必要です。

また、他の動物や人に対して危害を加える恐れもあり、特定犬種に指定されています。

その為、ストレスをためない飼育環境の配慮は重要です。

しかし、ザギトワ選手を素晴らしいアスリートに育てた祖母や家族のサポートもあり、他人が案じることもなく、マサルは立派に大きく育っているようです。

リンクに連れて行っている映像が流れていたこともありました。

ザギトワ選手は犬に限らず動物好きのようで、猫と2匹のチンチラ(ネズミの一種)も飼っているということでしたので、マサルもたくさんの愛情を注がれていることは間違いないと思います。

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まとめ

秋田犬は古くから日本人に寄り添って日本で生きて来た犬です。

愛嬌のある表情といかにも日本犬の媚びない佇まいがかっこよく、本当にハマる人はハマる、それが人気の理由なのでしょう。

でも、闘犬という人間の娯楽の犠牲になり、繁殖に手を加えられ本来の秋田犬は絶滅に追い込まれた悲しい歴史がある犬種です。

変なブームに乗って犬種の理解もないまま安易に飼われ、飼育放棄されることのないようにと願っています。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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