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コーギー犬の特徴・寿命・発症しやすい遺伝的疾患の話 

♦犬の体と寿命

コーギーと言えば胴長で足が短い外見、性格は活発だと言われ、安定した人気があります。

昔は日本でコーギーを見かけることはありませんでしたが、そもそもコーギーとはどんな犬種なのでしょう?

コーギーの寿命やかかりやすい病気なども是非チェックしておきたいですね。

今回はコーギーの特性や先天的疾患、そして寿命についてまとめてみました。

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コーギーはイギリス産で2種類が存在する

日本で一般的によく見かける、胴長で短い足のコーギーの正式な名称は、ウェルシュコーギーペンブロークです。

「一般的によく見かける方?見かけない方もあるの?」

はい、そうなんです。

コーギーという犬種は、実は2種類います。

ウェルシュコーギーペンブロークと、ウェルシュコーギーカーディガンという2種類がいます。

どちらのコーギーもイギリス産の元々は牧畜犬でした。

それぞれに、ペンブロークの方は南ウェールズのペンブロークシャー地方出身、カーディガンの方はガーディガンシャー地方出身、つまり出身地の名前がそれぞれに付いています。

コーギーペンブロークの方は、イギリス王室の愛犬だったためにブームに火が付き、その人気は世界に広がってポピュラーな犬種になった歴史があります。

一方、コーギーカーディガンの方はブレイクしたことがなく繁殖で増やされなかったために数の少ない希少犬種になってしまいました。

こちらの種類はペットショップなどでも購入することができません。

2種類のコーギーに違いはほとんどありません。

コーギーカーディガンの方がやや大柄でカラーが多く、胴が長めで耳も大きめ尻尾はフサフサとしているようです。

コーギーペンブロークはキツネ寄りの顔立ちで、断尾する犬種とされてきました。

でも最近は、断尾への反対意見が高まってきて、そのおかげで生まれつきのフサフサした尻尾を残すブリーダーが、日本にも見られるようになりました。

コーギーには長毛種もいるようですが、こちらはかなり珍しい種類とされています。

長毛種はフラッフィーコーギーと呼ばれ、劣性遺伝により生まれた種類になるようです。

規定外ですのであえて繁殖される対象にはならず、繁殖力も乏しいようです。

基本的に劣性遺伝の種類はたまたま生まれた種類であり、遺伝的な問題が考慮されるのが普通です。

それを繁殖させるのは、犬の健康面を考えてもタブーです。

コーギーの特性

コーギーは牧畜犬だったので、農家で走り回ることを仕事とし働き者の犬だったという歴史があります。

その分、運動量も必要な犬種です。

体重が10~14kgの為、小型犬か小さな中型犬という分類になり、吠えると声が太いというのもコーギーの特徴かもしれません。

性格は朗らかで友好的であり、飼い主に従順な犬と言われます。

筋肉質でがっちりした体格で運動神経がよく、好奇心旺盛なのでアジリティなどにも向いた犬種です。

ダブルコートの被毛なので寒さには対応できますが、湿度の高い日本の夏には弱いようです。

コーギー犬の寿命は、11~13歳とされています。

もちろん犬の寿命には個体差や飼育環境などが大きく影響するので、これはあくまでも平均的な数字です。

コーギーは遺伝的疾患の発症も多い

変性性脊髄症

コーギーには犬種特有の病気があり、その代表的なものが、変性性脊髄症=Degenerative Myelopathy(DM)という病気です。

この病気はまだはっきりとは解明されていません。

ただ、この病気の発症リスクを持つ遺伝子の存在はわかっていて、10歳前後でこの病気を発症する可能性があるコーギーは48%という高率です。

《DMの症状》

歩行が不安定になる・後ろ足の麻痺・前足の麻痺・起立困難・排泄のコントロールができない・呼吸筋の麻痺による呼吸抑制

発症すると3年ほどで進行し亡くなると言われます。

脊髄の病変が広がっていくのですが、発症が多く治療法は確立されてないので、この病気がコーギー犬の寿命を左右するとも言えるかもしれません。

股関節形成不全

股関節形成不全は、子犬時期の極端な肥満などでも発症しますが、ほとんどは遺伝性です。

股関節が緩くなり亜脱臼を起こします。

そして成長と共に進行し、関節炎などを併発してしまいます。

両側の股関節で発症することが多く、症状は成長期出始めます。

《症状》

後ろ足がうまく動かない・足を引きずる・跳ねるような歩き方・腰を大きく振りながら歩く

この病気では、歩き方に特徴が見られるようになります。

安静にすることで重症化を食い止めることもできますが、治療は外科手術が適応になるようです。

運動量の多いコーギーに運動制限がかかるので、犬はストレスを抱えやすく生活の質を低下させる原因にもなると思われます。

そのことは健康を維持していくリスクになるかもしれません。

この病気をきっかけに他の病気が誘発されると犬の寿命に影響することもあるでしょう。

進行性網膜委縮

進行性網膜委縮も遺伝が関与する病気で、コーギー以外でもこの病気を発症する犬種がいます。

両目に起こり、網膜の細胞が少しずつ委縮し目が見えにくくなります。

やがて完全に失明する進行性の病気で、残念ながら治療法は確立されていません。

視力の喪失で行動制限がかかり、そのことが犬の生活の質を低下させたり、思いがけない事故などに遭うなどの危険も高くなります。

間接的に犬の寿命に関わるとも言うことができます。

椎間板ヘルニア

コーギーは、軟骨異栄養性犬種に分類される犬種です。

軟骨異栄養性犬種:骨の成長期に椎間板変性が始まりやすい犬種で、2~7歳の若年齢のうちに急性のハンセンⅠ型ヘルニアを発症するリスクが高い

ヘルニアには、ハンセンⅠ型とⅡ型という2種類がありますが、Ⅱ型の方は加齢に伴う椎間板の変性が原因になります。

Ⅱ型は老年期に多く、慢性的に経過するタイプのヘルニアです。

それと比較して若年齢で起こるハンセンⅠ型は、急速に悪化します。

重症になると神経麻痺で排泄困難や歩行困難になり、痛みやストレスも大きくなります。

呼吸困難などが直接犬の寿命を縮めてしまうかもしれません。

このような遺伝性疾患の治療法が見つかることを願うしかありませんが、病気を持って生まれてくる犬を増やさない為にも、そのような犬を安易に繁殖に使わないことが重要ではないかと思います。

繁殖に携わる人間の意識の向上が必要と言えるのではないでしょうか。

コーギーの健康な寿命のために飼い主にできること

コーギーを長生きさせるためには、かかりやすい病気から考えても肥満させないことは重要でしょう。

コーギーの体型はただでさえ足腰に負担がかかりやすいので、できるだけ足腰に負担がかからないようにしてあげて下さい。

フローリングは滑りやすいので、床材に工夫したり滑り止めのカーペットを敷き詰める工夫も必要かと思います。

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また、活発な犬なので、高い所に飛び乗らないように注意し、スロープなどを利用するのも効果的です。

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コーギーは、体型的に地面からの影響も受けやすいです。

地面の照り返し、寄生虫の付着などにも十分注意してあげて下さい。

まとめ

コーギー犬の寿命には、発症の多い進行性の遺伝病の影響も大きいと考えられます。

コーギーは、現在、繁殖数が減り、絶滅危惧種になる可能性があるとも言われている犬種です。

流行に流されるのではなく、健全な繁殖者の元で遺伝病を持たない健康なコーギーが適正に繁殖され、その犬種が存続していけるように願いたいです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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