『犬の十戒』~犬との約束~にGo!
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発情期の雌犬が人の足にマウンティングするのをやめさせたい

♦犬の発情期
この記事は約5分で読めます。

マウンティングは交尾の時に馬乗りになる行動のことを指します。

犬の場合、犬同士以外にもクッションやぬいぐるみ、飼い主さんの足にすることもあります。

マウンティングには生殖行為のイメージで雄犬だけと思われがちですが、発情期の雌犬に目立つこともあって、飼い主さんはびっくりされるでしょう。

この行動は生殖行為に限らず、他に意味があるのです。

今回は、雌犬のマウンティングの意味とそれをやめさせる方法を考えてみましょう。

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マウンティングは生殖行為の意味だけではない

マウンティングは、発情期に雄犬が雌犬に馬乗りになり交尾を意味するだけの行動ではありません。

マウンティングは生殖の為だけでなく、嬉しさや楽しさのあまりの興奮、上下関係の確認、かまってほしい時の甘えの気持など、いろいろな意味が込められているようです。

マウンティングが意味することには次のようなものがあります。

  1. 発情期の雌犬に対する雄犬の性的本能
  2. 上下関係を確認し、自分が優位であることを示す支配行動
  3. 嬉しい、楽しい、遊びとしての行動
  4. ストレスが高まりホルモンのアンバランスによる行動

子犬同士で遊んでいる時も、相手の上に乗ってマウンティングしていることがあります。

その中で自然と上下関係を確認し合って関係性というものを理解していくのです。

それは必要のない争いを避けることに役に立ちます。

その行動は、犬の社会化という意味でも大事なコミュニケーションでもあります。

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発情期の雌犬に見られるマウンティング

  • マウンティングは雄犬だけと思っていたら雌犬なのにショック
  • 人の足にマウンティングして恥ずかしい
  • 生理的に受け入れられない

という気持ちになる飼い主さんもいるようでした。

雌犬のマウンティングを生殖行為と見てしまうからかもしれません。

特に発情期の雌犬は、ホルモンバランスの関係でこのような行動が多くなり、普段はそんなことをしない雌犬にも見られることがあるようです。

犬のマウンティングが性的意味を持つのは、雄犬が発情期の雌犬に対して行う場合のみで、それ以外は意味が違うと考えられます。

発情期の雌犬は、受胎に備えて体が変化し、ホルモンの分泌に左右されて不安定な状態にあります。

そのせいで大きなストレスがかかっている状態です。

そんな時期の雌犬に見られるマウンティングは、ホルモンバランスの不安定さから来るストレスによるものと考えられるのです。

発情期の雌犬がクッションや人の足などにするマウンティングは、性的本能ではなく交尾を意味しているわけではないのです。

一方、発情期の雌犬に対する雄犬のマウンティングは、生殖行為であり交尾に繋がるものです。

その結果、雌犬は妊娠してしまいますので、望まない場合は引き離さなければならないし、そもそもマウンティングされるような場面を作らないようにしなければなりません。

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足へのマウンティングはやめさせた方がいい

雌犬の発情期に見られるマウンティングは、ざっくりと言えば不安定な時期のストレスという要素が大きいですが、普段から見られることもあります。

人の足へのマウンティングには、嬉しいなどの興奮状態にあるか、かまって欲しい行動かもしれません。

飼い主さんより自分が優位にいると自己主張したい支配行動であるという意見もあるようです。

放任していて問題になるのは、飼い主さんだけでなく他人の足にも同じようにしてしまい、敬遠される可能性があるからです。

普段から人の足へのマウンティングは癖になりやすいので、足にしがみついてのマウンティングは習慣にさせない方が良いかと思います。

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足へのマウンティングをやめさせる方法

犬が足にマウンティングして来たら、「ダメ」と言って静かに体を離して下さい。

大声や高い声を出すのではなく、騒がないように淡々と拒否して下さい。

やめさせると決めたら、同じ家にいる家族の中でも統一した対応をして下さい。

また、飼い主さん側も足を投げ出して座らないなど、足にマウンティングされにくいように気を付けましょう。

マウンティングを仕掛けて来たら、他の遊びやおもちゃに興味を逸らすのも効果的だと思います。

家族以外の他人の足にしがみつきそうになる時は、「おすわり」など制止の号令をかけてやめさせるようにしましょう。

行動制止のしつけはあらゆる場面で使えるので、号令が確実に入るようにしつけをおこなっておくと良いですよ。

クッションなどへのマウンティングも止めるかは、飼い主さんの考え方次第と思います。

クッションなどは、撤去してしまうなどが手っ取り早いと思います。

避妊手術や去勢手術をすることによってこの行動が減るとも言われますが、必ずしも効果があるものではありません。

性ホルモンの影響もありますが、全てがそうではないからです。

雌犬は避妊手術することで、発情期のホルモン変化による不安定さはなくなります。

でもこの行動が遊びのひとつとして普段から習慣になっている場合は、おそらく変わらないでしょう。

ストレスの蓄積が原因になっているかもしれないので、ただやめさせるということだけでなく、しっかりと運動させて遊ばせ、十分にストレスを解消させてあげて下さい。

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まとめ

マウンティングは、雄犬だけでなく雌犬にも見られます。

特に発情期の雌犬はストレスが高くこの行動が目立つことがあります。

交尾を意味するのは、雄犬が発情期の雌犬に対するものだけです。

犬にとってこの行動はコミュニケーション手段でもありますが、癖になりやすい行動でもあります。

他人の足にも同じようにするとトラブルや怪我の元にもなるので、普段から修正しておく方が望ましいと思います。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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