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犬も食べていいの?大豆を犬の食べ物にする時の注意点

♦犬の食べ物
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近年、健康食ブームで、大豆食品もずいぶん増えています。

大豆は、日本の食卓で愛されている、馴染みのある身近な食材です。

今回は、犬も大豆を食べていいのか、犬の食べ物にする時には何に注意すればいいのかなどをお伝えしたいと思います。

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大豆が「畑の肉」と言われる理由

大豆は、「畑の肉」と呼ばれたりもするほど、高タンパク質、しかも必須アミノ酸のバランスがよい食材です。

大豆に含まれるタンパク質の割合は、なんと30%もあります。

大豆の良さはタンパク質だけでなく、他の栄養素のバランスもとても良いのです。

最近、大豆サポニンという物質が注目を浴びていますがご存じでしょうか?

これは血液中のコレステロールを低下させるという作用があって、動脈硬化を予防し、脳梗塞や心筋梗塞の発病を防ぐのです。

また、大豆サポニンには強い抗酸化作用もあり、肝機能を守るという働きもあります。

大豆には、腸内の善玉菌「ビフィズス菌」の餌になるオリゴ糖も含まれているので、腸内の環境を改善する働きもあります。

そして、大豆イソフラボン、女性にはよく知られている名前ではないかと思います。

イソフラボンは、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをするとされ、更年期や骨粗しょう症、美肌に良いとされる栄養素ですね。

さらに、大豆に含まれている脂肪の8割は不飽和脂肪酸でありコレステロールを含んでいません。

大豆の脂肪酸は、必須脂肪酸のリノール酸やリノレン酸を豊富に含んでいます。

他にも、食物繊維、ビタミンB、カルシウム、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類・・・・様々な栄養素がバランスよく含まれています。

つまり、大豆は私達人間にとって、とても栄養価の高い食べ物と言えるのです。

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大豆には危険な物質も含まれる

こんな優秀な大豆ですが、「生の大豆」には危険な成分が含まれています。

生の大豆には、トリプシンインヒビターという、ちょっと覚えにくい名前の物質が含まれています。

これは、体内に入ったタンパク質を分解するトリプシンという酵素の作用を邪魔する物質です。

トリプシンは膵臓で生産される酵素です。

しかし、大豆に含まれているこの阻害物質がトリプシンと結合して働きを邪魔するので、トリプシンの働きが悪くなるのです。

それを補うためにトリプシンは過剰に分泌され、生産元である膵臓には負担がかかります。

このような理由で、生の大豆は膵臓に負担をかけるのです。

このトリプシンインヒビターは熱に弱く、50℃以上の加熱でその働きがなくなります。

なので、普段食べるような、味噌や納豆、豆腐、そして節分の時の炒った大豆など、加熱してある大豆にはこのような心配はありません。

私達が食べていいのは、あくまでも加熱した大豆ということです。

同じように、犬の食べ物にも、生の大豆は食べさせてはいけません。

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大豆アレルギーの問題もある

犬には大豆のアレルギーが多いようなので注意が必要です。

元々、大豆に対する食物アレルギーということもありますが、同じ食べ物を長期間、過剰に食べ続けた結果、アレルギーが発症するということもあります。

ドッグフードの包装の成分表示を見てみると、市販のフードの原材料には、食材の中に大豆が使用されている頻度が高いのがわかります。

ドライフードのカロリーの調整の為に、大豆の搾りかすなども全て原料に使われることがあり、そのようなフードを長期に渡って食べ続けることでアレルギーを発症する場合もあるのです。

もちろん原料に大豆を使っていないフードもあります。

【ドライフードとアレルギーの関係について】

犬のアレルギー症状とフードの関係・材料と安全性について

犬のアレルギーとフード 外国産・国産の特徴とおすすめ5点

また、あまり聞き慣れない言葉ですが、犬種の中には、先天的に大豆不耐性(大豆を消化する酵素を持たない)の種類がいるとのことです。

あまり一般的でもないようですが、シベリアンハスキー、アイリッシュセッター、シャーペイなどがそれに該当するそうです。(http://hon.ink/isbn4893320452/で獣医師が書いた本として要約されています。2020/5/24追記:サイトにアクセスできなくなり情報ソースの確認ができなくなっています。)

食物不耐性とはその食べ物を消化できないということで、症状はアレルギーと似ている為に見分けがつかないことが多いようです。

対策としては、その食べ物を食べさせないという方法しかありませんので、その犬種の飼い主さんはご注意下さい。

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大豆食品は多い・犬はどの食品を食べていい?

大豆には上記のような注意点がありますが、それらをクリアするという条件のもとなら犬も大豆を食べていいと言えます。

しかし大豆は食物繊維も豊富です。

犬の腸は人間ほどの長さはなく、身体的な構造の違いから本来、繊維の多い食べ物の消化が苦手です。

消化しきれずそのまま出て来るのであれば問題ないですが、大量に食べすぎると消化管に詰まる危険もあります。

犬が大豆を食べていい条件は、量と消化のしやすい形であるかがポイントです。

豆腐

豆腐は、大豆をすりつぶして加熱し、搾ってできた豆乳を固めたものです。

搾りかすとして、食物繊維のおからの部分を取り除いているので、大豆製品の中では犬の食べ物に適しています。

元々、豆腐用に使用する大豆は、普通の大豆よりもタンパク質の割合が高く、脂肪が少なく、より良質なものなのです。

消化吸収の点では優れているのですが、豆腐を作る過程でにがり(塩化マグネシウム)を加えるので、マグネシウムの含有量が高くなります。

マグネシウムは、犬の尿管結石の元になりやすい物質ですので、腎臓結石がある、またはその結石の治療をしたことがある犬の食べ物としては、避けておいた方がよいかもしれません。

おから

おからはほとんど食物繊維です。

豆腐を作る過程で、豆乳の搾りかすとしてできたものですが、決して「カス」ではなくもちろん脂質やタンパク質もちゃんと含まれています。

人間にとっては、その豊富な食物繊維が便通を整える効果もあり、ダイエットにもよく使用される、良い食品なのですが、犬の腸には注意が必要で、無条件に食べていい食べ物ではありません。

犬のダイエットのために、と、食事のかさを増すのに多く使いすぎると、消化不良を起こしたり、腸内で水分を吸収してしまい、お腹が張って便が出ない原因にもなります。

「ダイエットにいい」として使う飼い主さんも多いので、その使い方や量には十分配慮して下さい。

おからの成分を犬の食べ物に使う時は、そのままでなく補助食品のような形で使用する方が安全かもしれません。

おからは傷みやすい食品でもあるので、犬用に加工し市販されたものの方が使いやすいと思います。

納豆

納豆は、大豆を発酵させた食品であり、その健康効果が優れていることは誰もが知っている食品ですね。

犬のおやつやサプリメントにも納豆を使ったものは多いです。

納豆のあの粘りは有効成分ですが、ちょっと犬の食べ物には使いにくい時は、こういった加工されたものを利用するのも便利です。

納豆を犬の食べ物にする場合は、丸ごとだとそのまま排泄されることがあり、せっかくの栄養が台無しですので、ひきわりのように刻んであげた方が消化しやすいです。

ドッグフード

フードの中には、大豆成分が一番多いというものもあります。

原材料の記載は、割合の多いものから順に書かれているので、もし大豆、または大豆ミールなどが最初に書かれている場合、それがそのフードの主成分ということです。

「ミール」の表現がある場合は、その食材の廃棄するような部分も入れた全てということを意味します。

食べていいとされる大豆ですが、犬のアレルギーを引き起こしやすい食材になってしまっているのは、大豆が主成分のフードの存在が原因とも言われます。

そのようなフードに、さらにおからを足したりしていると、大豆の過剰摂取になってしまうのです。

ちょっと話が逸れましたが、フードの質の見直しは、アレルギーの原因を探るのにとても大事だと思います。

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大豆を使った犬の補助食品

犬の食べ物は、質のいいフードを基本にして、食べていい食材を足してあげるのもよいですよ。

少し変化がつくとフードへの食いつきもよくなり、栄養バランスの改善になります。

大豆の有効成分で作った補助食品なども手軽で便利です。

 

 

また、大豆のイソフラボンはおしっこのトラブルに有効なこともあり、そのようなサプリメントもあります。

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まとめ

大豆は加熱してやわらかく調理したものを、小さく刻む、またはペースト状などにするようにしたら犬にも消化がよい食べ物になります。

豆腐はそういった点で理想的なのですが、ミネラル分が多過ぎるので、腎臓に結石のある犬の食べ物には気を付けて下さい。

犬は大豆を食べていいですが、線維が多いので少量のトッピングくらいがちょうど良さそうです。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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