『犬の十戒』~犬との約束~にGo!
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子犬が長時間トイレを我慢する時に問題となる3つのこと

♦トイレのしつけ
この記事は約6分で読めます。

子犬の粗相は一般的にトイレの問題としてよく取り上げられます。

でも、子犬がトイレを我慢することが飼い主さんの心配の種になっていることもあるようです。

今回は、子犬がトイレを我慢できる時間や我慢することで起こる問題、対策についてみなさんと情報共有したいと思います。

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子犬のトイレの間隔の目安・我慢できる時間

生後1~2か月くらいの子犬は、一回のトイレでの量は少しずつ、回数も多いのが普通です。

《子犬のトイレ回数の目安》

  • おしっこの場合7~20回/1日(1~3時間おきの間隔)
  • うんちの場合5回前後/1日

成長するにつれて一回の量も多くなり、まとめて排泄できるようになってきます。

なのでトイレの間隔も長くなり回数も減ってきます。

人の場合もそうですよね。

朝夕の散歩時の2回だけという犬もいるし、小型犬などで室内トイレを使っている場合でも3~4回くらいにはなるのではないでしょうか?

 

子犬がトイレをどのくらい我慢できるか、その目安時間を知るための計算方法があります。

《計算方法》

「子犬の月齢+1時間」

例えば、生後5ヶ月齢の子犬をこの計算方法に当てはめてみます。

そうすると「5+1時間」なので、6時間がトイレを我慢できる時間の目安ということになります。

あくまでも目安であり、体格など個体差もありますよ。

我慢の理由はテリトリー意識と関係がある

子犬も生後5ヶ月頃になると、テリトリー意識が芽生え始めます。

テリトリーを意識し始めると、寝床など自分の生活エリアとトイレとは区別するようになってきます。

元々、犬は綺麗好きなので本能的に自分の寝床は汚したがりません。

クレートなどを寝床にしていてトイレと区別されている環境なら、クレートの中に入っている時間は、そこで排泄することはなく我慢します。

ケージ内にいる時間は排泄しないで我慢しているのなら、その場所は子犬にとって生活する場所でありトイレではないので汚したくないのです。

 

また、じっとして過ごしている時間は内臓も刺激を受けないので、トイレを我慢しやすいです。

動いたり運動したりすれば内臓が刺激され、遊んだ後や散歩などでは排泄しやすくなりますよね。

 

そして犬には野生時代の情報がDNAに組み込まれていると言われます。

自分にとって危険な敵を警戒している時は見つかってはいけないので、隠れている時は長い時間でもトイレを我慢します。

野生の習性が強い野犬などは、人間に捕獲されると警戒して水も飲まない、丸一日という長い時間排泄も我慢することは珍しくないようです。

それは犬にとっての危機的な状況だからです。

でも人と暮らしている犬が日常的にそんな危機的な状況にあるわけでもなく、それなのにトイレを我慢しているとしたら、かなり不自然です。

 

例えば、人もトイレに行く回数がシチュエーションによって変わったりすることは普通にありますよね。

仕事に集中している時などは、わりと長時間トイレに行かずに過ごせたりします。

そして、休憩時間などリラックスが許される時間になると、トイレに駆け込んだりしますよね。

子犬がトイレを我慢している時間は、子犬にとって何かしらの緊張感がある時間とも考えられます。

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健康上の影響

トイレを長時間我慢していると、膀胱炎や尿路結石などの病気を起こしやすくなってしまうことは問題です。

 

 

おしっこを我慢して流れが滞ると、おしっこの成分が結晶を作りやすい環境になるのです。

膀胱の中も洗い流されないので細菌感染が起こりやすく、炎症を起こしやすくなります。

このような病気は痛みもあるため、よけいにおしっこが出しにくくなるという悪循環にもなります。

そしてそのストレスで他の病気を起こすきっかけになることも考えられます。

子犬が長時間トイレを我慢するのは、健康に悪影響を与えると言えるでしょう。

留守番の問題

飼い主さんが帰宅するまでの時間、子犬がトイレを我慢しているようでは心配ですよね。

留守番の間も一人でちゃんとトイレを使っていてもらいたい。

飼い主さんの帰りが予定より遅くなったりすると、本当に困りますね。

子犬に長時間の留守番をさせるのは好ましくないとしても、それはまた別の問題です。

飼い主さんの生活パターンに合わせて習慣付けないと、共に暮らすことがお互いにつらくなります。

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散歩の問題

お散歩デビューしたら、完全にトイレ外派になり、室内トイレは一切できなくなったというのは、本当によく聞く話です。

これは自然なことに思われがちなのですが、単に習慣なのです。

もちろんしつけ次第で変えられます。

飼い主さんの体調が悪い時、天候がひどく悪くて外に出るのが危険な時など、やむを得ず散歩中止のこともあるでしょう。

子犬が病気や怪我で散歩できない時もあるかもしれません。

そんな時に室内トイレが全くダメで、何時間もトイレを我慢しどうしても外でなければとなるととても困りますね。

 

セットのようですが、本当はトイレと散歩は切り離しておいた方がベターです。

外派であっても、不都合が起きた時に臨機応変に室内もOKなように習慣づけていた方が子犬も飼い主さんも楽ですよ。

 

トイレは臨機応変にできるように

室内では排泄しないという習慣が、トイレを我慢する原因になっていることが多いと思います。

外派になっている子犬にもペットシーツを使えるようにしてあげて下さい。

 

 

トイレのしつけは、シート=トイレと認識させることがポイントです。

 

 

子犬の我慢の限界時間を越えないように時間内で誘導しながらしつけて下さい。

そして、留守番がある場合、留守番中にも使える場所に設置してあげて下さい。

 

 

おしっこを誘導する合図の言葉(コマンド)を子犬に覚えさせておくと便利ですよ。

排泄の最中に、同じ言葉をいつもかけ続けるのです。

そうすると排泄とその言葉が関連付いて、トイレのコマンドになります。

そのコマンドで排泄を誘導できるようにもなりますよ。

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まとめ

トイレの我慢は、室内トイレではダメな、「排泄は外派」の子犬によく起こることではないかと思います。

ですのでシートでできるように習慣づけてあげて下さい。

我慢せずに自分で室内トイレも使えるようになれば楽になりますよ。

最後まで読んで頂いてありがとうございました。

 

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